谷 好通コラム

2004年04月06日(火曜日)

928話 屋台の超満腹

イリさんが、夕食でいろいろ案内すると言ってくれた。

 

まずは、会員制のレストラン。
ここはイリさんが個人的になのか会社としてなのか分からないが
会員になっているレストラン。
シックな建物に、落ち着いたムード、料理は中華の点心である。
大変美味しくいただいて、
隣の部屋のバーで水割りなどを飲みながら、リッチな気分で雑談をする。

 

彼女が自分の車を買っているホンダのディーラーの人も来てくれて、
色々と楽しい話、勉強になる話を聞かせてくれた。
かなり長い時間いて、もう、そろそろ時間も遅い。
10時を回っている。

 

そこで、イリさんが宣言。
「さぁ、今からが本番。街の屋台に行くよ。飛びっきり美味しい所を教えてあげる。」
「え~~っ、今から屋台に行くの?」
「そう、今の点心は準備運動、バーで飲んで休憩したから、これからが本番!
さぁ、行きましょう」と、街に繰り出す。

 

台南の夜はにぎやかであった。
屋台がいっぱい店を開いていて、それぞれ独特の料理を出している。
(屋台と言っても移動式ではない。ちゃんとした?店舗である。)

 

まず行ったのが、「坦々麺の店」
(残念ながら写真がない。スマートメディアを入れ忘れてきてしまった。)
ここはうまい!
それこそ“わんこそば”ぐらいの、少しのラーメンか、ビーフンを容器に入れて、
ひき肉の具とか何やらを入れてある。
お腹が膨れたあとでも、充分に食べられる量だ。

 

2軒目
次に行ったのが、フルーツ屋さん。
まったく圧倒的な量と種類のフルーツが、冷蔵ショーウィンドゥの中に溢れていて、
それを、好きな種類、好きな量、切ってもらって
店先で食べる。
あるいは、ジュースにしてもらって飲む。
有名人が真夜中によく来る店だそうだ。
山盛りの果物を、ウマイウマイと言いながらペロッと食べてしまった。

 

3軒目
豚の内臓料理屋さん
イリさんいわくでは、この店が一番美味しくてお勧めだという。
その店は、店頭から人があふれ出ているほどで、地元でも屈指の大繁盛店である。
(この店だけはぜひ写真で見せたかった。残念)

 

店のオヤジ一人が、手品のような動きで
次から次へと内臓をさばき料理している。
内臓というと、日本ではあまり馴染みの食べ物ではないが、
台湾ではごく普通に食べられているらしい。

 

頭では、気持ち悪いと考えてはイカン、と思ってはいるが
目では、やっぱり気持ち悪いと見、
鼻は、気持ち悪い匂いだとかいでしまう。

 

出てきた料理は
「心臓の大動脈の輪切り」「腎臓のスライス」「心臓のスライス」
すべて同じスープで茹でてあるが、
飛び切り新鮮なので、まだ充分に生を感じさせる茹で方。
まったく臭くない。
これはうまい!
と、一瞬思ったが、その姿かたちが、眼について
胸からこみ上げてくる物がある。
ダメダ・・・
5感から感じる気持ち悪さが、うまい!という理性を上回ってしまい、
やっぱり気持ち悪い。
(かえすがえすも残念ながら写真がない)

 

谷好通、豚の内臓料理、ノックアウトでした。

 

この店で、ウマイウマイとほぼ一人で内臓料理を全部食べてしまった荻野部長。
「お前よ~、あんなもん、よ~食うな~」と、名古屋弁で私が言うと、
「いゃ~、ほんとにうまかったですよ。あれは」と荻野が言う。
思わず尊敬してしまう。

 

その日は、もっと何軒もハシゴするつもりでいたらしいイリさんであったが、
私のノックアウトを受けて、しぶしぶホテルに帰還となったのでした。

 

翌朝!
イリさんとみんなで、朝飯に行くことになった。
もちろん、屋台のハシゴの続きである。
(今度は、カメラに、しっかりとスマートメディアを入れて、予備の電池も持って)

 

第1ラウンド
まず行ったのが、
“魚のおかゆ”

 

 

見たことのない青魚を短冊にしてから、こまかく切り、
油でさっと揚げたものが中に入っている“おかゆ”と、
青魚を短冊に切る時に、皮に多めに身を残しスープで茹でたもの、うまい!

 

 

第2ラウンド
次に行ったのが、“魚のすり身のスープ”“すり身の腸詰スープ”

 

 

第3ラウンド
“牛肉の細切りスープ”

 

 

頼さんはこれが一番気に入ったようだ

 

 

第4ラウンド
“あんこが入ったゴマまぶし団子”

 

 

もう超満腹である。
実は、私はホテルで目が覚めた後、空腹に耐えかねて
朝ごはんを、少し食べてしまっていたのだ。
さすがに、もうだめ。

 

その後、夢のようなことがあって(明日書く)

 

第6ラウンド
“豆乳の豆腐のアズキかけ”
さっぱりしていて、冷たくて、とっても美味しかった。
これを食べるために遠くからやってくる人もいるという。

 

 

2日目の午前中食べ続け、朝食と昼食がつながってしまったのでした。

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
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