谷 好通コラム

2003年06月28日(土曜日)

740話 雨の日、三閑話

昨日は、賞与の計算をした
年2回の賞与は、私たち役員には出ないので
つまらないと言えば、つまらないが
半年間のみんなの活躍に対して、会社からの感謝の気持ちだから
給与の計算より
やっていて楽しい

 

しかし今回の賞与から、気が重くなることが一つある
健康保険、厚生年金などがバカ高くなってしまったことだ
今までは保険と年金プラス雇用保険まで入れて1000分の15
つまり1.5%だったのが
1000分の115.9
約11.6%に引き上げになった

 

特に40歳以上の人は介護保険まで掛かって、
全体で、1000分の120.35
約12%にまでになってしまったのだ

 

加えて賞与にかかる所得税は高く
たとえば、独身で40万円の賞与にかかる税率で10%、所得税4万円
50万円だと14%、所得税7万円

 

扶養家族3人で40歳、50万円でも12%、所得税6万円が源泉徴収される
この例で、以前の賞与と今回からの賞与を比較してみる
(以前)
総支給額
500,000円
健康保険、厚生年金、雇用保険
7,500円
(課税対象金額492,500円)
所得税
59,100円
※差し引き支給金額(手取り)
433,400円

 

(今回から)
総支給金額
500,000円
健康保険、厚生年金、雇用保険、介護保険
60,175円
(課税対象金額439,825円)
所得税
43,982円
※差し引き支給額(手取り)
395,843円

 

以前と今回からの手取り金額差37,557円

 

これが、総支給額10,000,000円の人だと(当社ではとても出せないが)
以前が
手取りで、728,900円
これからが
手取りで、686,127円
となる

 

がんばって、がんばって、総額100万円の賞与を勝ち取ったとしても、
手元に入ってくる金額は、68万6千余円となってしまうわけだ

かなりの重税感を感じる
給与の源泉所得税の最高税率が37%であることを思っても
これはかなりきつい

 

これは払う側としても
がんばって支給して、でも本人にはかなり減額されたものしか渡せないのは
大変つらいことだ

 

少子化が進む現代、仕方ないかとも思うが
破滅寸前の財政赤字の元でも
いまだに続けられる豪華な公共設備の建設と
どう見ても無駄に思われる道路工事
天下りの役人に支払われる天文学的な退職金
それに
病院に行くと必ず出される袋いっぱいの薬

 

そんなことを思うと
賞与を計算していても、気が滅入ってくる

 

中国、上海のタオル工場の“陶”さんから写真が送られてきた
8月ぐらいには発売になる
洗車専用タオル「快洗Taoる」のパッケージに
「私が作りました」って感じで、陶さんの写真を載せようと
写真を送ってもらったのだ

 

工場でのいつも真剣な表情の陶さんとは違った
優しい表情の陶さん

 

 

私のカメラが、また変わった
何ヶ月か前に札幌でカメラを忘れてきてしまい
もっとコンパクトなカメラを買って使っていたのだが
どうも、小さすぎて使いにくい
性能的には十分なのだろうが、手ブレが出てしまいやすく、あまりうまくない
加えて
小さいので、このカメラを構える時
ど・う・し・て・も“小指が立ってしまう”のだ

 

今回買ったのは、以前に使っていたものとほぼ同じもの
もう廃盤になっているが
中古で売っていたのを見つけたときにはうれしかった
それで、大喜びで買ってきたのだ
持ったとたんに“手にしっくり”
これからは、もっとバンバンと写真が撮れます。

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
    読めば読むほど元気になること間違いなし。・・・の、はず。

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