谷 好通コラム

2018年12月11日(火曜日)

12.11.一度キャンセルした予定はなかなか戻せない。

先日の突然の腰痛で、予定してあったスケジュールを随分キャンセルしました。
直前になってからのキャンセルは相手にご迷惑をかけるので、
キャンセルするおそれが濃い場合には、
前もってこちらから先にキャンセルするのが礼儀だと思い、そうしました。

 

しかし、あの激痛の感じからして
暫らくの間は身動きが出来ないと思っていたら、
発症してから10日目位を境に、楽になって、
キャンセルする必要がない予定までキャンセルしてしまった事態に気が付き、
慌てて、キャンセルのキャンセルを申し出ても
再度戻せる予定はほとんどありません。

 

それでも一件のIR(投資家向広報)を、時間をずらして戻すことが出来ました。
IR活動は法的な義務ではありませんが、
上場会社にとって非常に重要な活動と考えて積極的に行っています。
IRは情報開示が積極的な会社として信用度が上がるだけでなく、
私自身にも非常に役に立っている面があるのです。
それは、投資家に対して会社の現状と問題点を説明し、
解決策と見通しを筋道通して話すと、
自分の考えの整理と確認が出来るし、
今度は投資家から自分とは違う視点から質問としていただいたりして、
自分が思い至らなかった部分に気づかされたりするのです。

 

個人投資家から資金を預かって運用している機関投資家は、
多くの会社の経営を間近に見、
痛みを伴ってその存亡を見ているので、
私が知らない経験も数多く持っていて、教えられることが多くあります。
実際に会社を経営していると見えなくなっていることも、
投資家の視点からはよく見えることもあるのです。

 

今回の腰の激痛では先週約一週間会社を休んで、
迷惑をおかけしてはいけないと思ってたくさんの予定をキャンセルして、
意外と早く回復したので、キャンセルした予定を復活しようとしましたが、
一度キャンセルした予定はそう簡単に復活するものではありません。
それは、一度逃したチャンスは、
二度と取り戻せない事と似ています。

 

今回は、今日の充実のIRの1時間で、
一週間分の空白を埋められたような気がしましたが、
こんなラッキーはそう何度もある訳ではないでしょう。

 

明後日から1月18日の手術を目指しての準備の入院がまた1週間続きます。
今回、尊敬し信頼している稻田先生から「手術しよう」と言われたことを、
大きなチャンスと思い、
このチャンスを逃すと、二度と得られることはなく、悔いを残すのでしょう。
この予定は、万難を排して、必ず実行したいと思っています。

 

 

本文とは全く関係ありませんが、
甚目寺店の大看板が一新されました。

 

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
    読めば読むほど元気になること間違いなし。・・・の、はず。

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