谷 好通コラム

2002年09月08日(日曜日)

512-?二人がいい場合

一昨日の金曜日
歓送迎会をやった

 

6年間、この会社に勤めてくれたOさんと
2年間勤務してくれたSさんが退社する
そして、新しく鈴木君が入社した
その歓送迎会

 

Oさんは、製品の出荷業務の責任者で
女性係長
今の事務所の、前の
そのもう一つ前の事務所のときに
入社してきた

 

求人雑誌を見て応募してきたのだが
その時はずいぶん沢山の、確か20人ぐらい?の応募があって
2人採用した
そのうちの一人がOさんであった

 

「引越しのアルバイトをしていたことがあって
私、細いですけど、力はあります。
ぜったい採用してください。」
力強い売込みであった

 

しかし、どう見ても体重40kgもなさそうな細い体
大丈夫かなぁ
と思っていたが
立派に先頭に立って、出荷事務をこなし
皆を引っ張ってきてくれた

 

今度、当社の快洗隊営業部のT部長と結婚する
いわゆる寿退社である

 

自分の価値観をしっかりと持った人で
私も一目を置く存在であった
キチンとした良い家庭を作っていくに違いない

 

その結婚の相手
T部長
私は、彼を見る目が変わったような気がする

 

以前は、「能力を持った若者」としか見ていなかった気がするが
今は、無意識に
Oさんの亭主になる男
Oさんの将来を預かる男
そんな感じを持って、見るようになっている気がする

 

Oさんには
長い間、一緒の会社にいて
ある意味では、自分の娘に感じるものと相通ずるものを
少しは感じるのか

 

1年半前
自分の娘が嫁いで行った時
その亭主(私の義理の息子になるわけだ)に感じた
「私の娘を頼むぞ!
しっかりせぇよ!
ボヤボヤしてんじゃあないぞぉ!」
そんな気持ち

 

そんな感情に似たものを持って
T部長を見ているような気がする

 

今までなら
目くじら立てなかったことまで
何やってんだ、しっかりせぇよ!と思う

 

男は、独り者の時と
女房もちでは、社会の見る目が違う
女房を持っただけで、“信用”がランクアップするのである
本人が好むと好まざるに関わらず、だ

 

だから
社会がその人を見る目も、厳しくなるのである

 

ましてや
その女房が、自分のよく知っている人であり
本当に幸せになってもらいたい、と思っている人ならば
おのずと
より厳しく見るようになるものであり
当然
今までよりも信頼できるであろう
という目で見るのだ

 

男は、そうやってランクアップしていくものなのだろう
二人の方がいいのだ
自分のためにも、相手のためにも
二人の方がいいのだ

 

この場合は
二人がいい場合なのだ

 

しっかりせぇよ!T部長

 

 

男がデッカクなれるかどうか
女房が
しっかりバックアップ!
Tはでっかくなるぞ、きっと

 

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
    読めば読むほど元気になること間違いなし。・・・の、はず。

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