西日本営業部長、MOTOSHI.T
彼は、今、神戸にいる

 

彼は、私のイトコである
3～4年前に、あるきっかけで会社に来てくれた
彼の実力は前々から知っていたし
何に対しても情熱的に向かう姿勢も、よく知っていた
だから
彼のことがのどから手が出るほど、仲間として欲しかった
だから
そのきっかけがあった時は、心の中で万歳三唱したものだった

 

でも、彼は私の親戚なので
他の社員と同じような扱いは出来なかった
だから
わざわざ厳しくした
本来なら若い子がやる仕事を、わざわざ長めにやらせたり
(彼は、立派にオジサンである)
親戚だから甘やかされている、と思われないように
つらい仕事を優先的にやらせたり
最初は特に、厳しくしたりした

 

彼はそれを平然として受け入れ
メキメキと力をつけ
今では
誰が見ても当然のように、この会社の一番大きな部署を責任者として担当している

 

体は小さい
体力もあまりある方ではない
しかし、燃えることは人一倍で、ぶっ倒れるまで全力を出す
そして、結構よくぶっ倒れる
本当にぶっ倒れるのだ
ボッキンと、音が聞こえるほど見事にぶっ倒れる

 

穏やかな顔をしているから、ホーっこれはと思って
カメラを向けると
突然変な顔をして、おどける

 

タバコがやめられない
だから、彼も私達と同じように決して意志の強いほうではない

 

 

相手に感情移入して、気が滅入ってしまったり、馬鹿騒ぎしたり

 

彼の電話は、声がでかくて誠にウルサイ
隣で一緒に電話などとても出来ない
OBATAもうるさいが、いい勝負である
一つ一つの言葉が熱い
暑苦しい時さえある

 

話に熱がこもってくると
早口になって
日本語がひどく乱れる
何を言っているのか、さっぱり分からん時がある

 

強い近眼で
凹レンズで小さく見える目が、表情豊かで面白い

 

私とも、弟とも、全く違うキャラクター

 

人をすぐに好きになって
新しく会った人のことを話す時、ものすごくうれしそうに話す

 

彼には、グァムで、アメリカンス○リッ○゜に連れて行ってもらった
奴は私には持っていない度胸がある
アメリカン○ト○ップは、明るくて、底抜けに明るくて
私は感動してしまった
あんなに明るいのだったら、性教育にピッタリであろう
MOTOSHIがではない、アメリカンス・・・がだ

 

話がずれてしまった

 

彼は、アメリカに何年か行っていた
だけどあまり英語はうまくない
本人いわく、ボディランゲージ専門だったそうだ

 

アメリカが大好きで
大好きで
絶対に将来、それも近い将来、アメリカに移住するのだそうだ
アメリカで洗車屋・快洗隊をやるのだそうだ
絶対やるそうだ

 

彼が言っていることは本当だ
本当に彼はアメリカで、絶対、快洗隊をやる
確信している
彼はアメリカでベトナム人と一緒に快洗隊をやることを夢にしている
ベトナム人のことを尊敬しているぐらい好きだという
分かるような気がする

 

今、神戸で、大好きな家族と離れて
チョッと辛そうだ

 

感情豊かな彼がうらやましい
きっと人生を豊かに生きていくのだろう
何年か先にはアメリカで、活き活きと生きていくのだろう
イイデショ、こんな奴