谷 好通コラム

2002年06月24日(月曜日)

452話 やってね作戦中

かなり前の話だが
「やってね作戦」を敢行中と<、このコラムに書いた
今日はその途中経過報告

 

「やってね作戦」は、予想通り苦戦中である

 

これは、やるべき仕事を、やるべき人に、「やってね」と委託して
途中でグチャグチャ口を挟まない
その人が、やるべきことなのだから、その人がやるまで待つ
やれなかったら、その仕事は、その人から取り上げて
別の人に渡す
取られることが重なる者は、格下げ
逆に、いっぱい新しい仕事を与えられた人は、格上げ
というもの

 

一生懸命、それを実行している

 

仕事が減った者は、きっちり報酬も減らしていく
これは決意したものであり、宣言したものでもあるので
間違いなく実行していく
しかし、それにしてもストレスが溜まってきている

 

自分でやってしまった方が早いと分かっていても
じっと、やるまで待つわけだ

 

期限が過ぎても、やれなければ
それからやっと、私が手を出す
あるいは
改めて、他の人間にやらせるわけだから
仕事が出来上がっていくペースが、非常に遅くなる

 

イライラがつのる
今までのように
「その人間がある程度までやったら、トットと取り上げて、私が仕上げてしまう」
という事を、私はもうしない

 

そんなことをするので、ちっともみんなに力が着いて行かないのだ
ということに気がついたので
私は、こうすべきであるということを指示するだけで
もう、自分で仕上げてしまうことを、やめた

 

だから、みんなのところには
不完全なままの仕事が、溜まっていく

 

だから仕事を減らしてやる場合もあるのだが
自分の能力不足に気が付いているのかどうか
仕事が多すぎる、と言い出すものもいる
情けない

 

イライラは絶頂にある

 

仕事が遅れていくのは、大変困るが
ある程度、仕方ないと思うようにした

 

誰だってそうであるように
私だって、いつ、フッといなくなってしまうかもしれない
万が一の時に
たちまち駄目になってしまうような会社では、存在する意味がないと思うのだ

 

だから、この「やってね作戦」は、絶対、敢行し続けるのだ

 

仕事は
求められるあるレベルで、最後まで仕上がって、
初めて、仕事ができたということで
途中までしかできないのは
まったく出来ないのと、ほとんど同じ意味

 

仕事は仕上げまでやって
つまり、成果を出すところまでやって、初めて仕事といえる

 

途中で放り出して
誰かにやってもらわなくては、最後まで行き着けないのは
力的にはゼロであるのと結果的に同じだ

 

いい加減な仕事しかできない者ばかりが集まった会社になってしまったら
一瞬のうちに崩壊が始まるだろう

 

私は危機感を持った
自分の肉体に100%の確信を持つものはいない
私の周りで、若くして亡くなった方が
続けざまに出た
それも、健康的でバリバリ働いていた方たちが
何の前触れもなく、・・であった

 

このままでは、本当にやばいと思うようになって
早く何とかしなくては
一人一人に、最後までやる能力を着けなければ、と決心したのだ

 

この作戦は、結果的に仕事の能率を落としている
分かっている!
分かっているが
やらなければならないことは
どうしても、やらなければならないのだ

 

それに、その内、この方が能率も上がるようになるのだ
間違いなく

 

そう確信を持っている

 

先は、まだ見えぬが
確信を持っている

 

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
    読めば読むほど元気になること間違いなし。・・・の、はず。

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