谷 好通コラム

2002年05月27日(月曜日)

429話 先ず手帳に書く

整理整頓が下手であり苦手であると、以前の話で書いた
これは計画性がないという事にもつながり
私の大きな弱点である
だから、それを補うためにやっていることがある

 

なにはともあれ
人と会う予定を作ってしまうこと
そして、その予定を手帳に書き入れてしまうこと
具体的に必要であろうアポイントを取ってしまい
予定を具体化してしまうことから始める

 

(今日はチョッとマジメなことを書き始めたのだ)

 

実現のための幾つかの要素
「いつまでに、何を、何のためにやるのか、
そのためにいつ、誰に会って、何をするか」
私の場合
先ず、誰にいつ会うかを決めてしまうのだ

 

何かをやろうと思った時
やるべき事を、セオリー通りに順番に積み上げていこうとすると
私は意志が弱いので
途中で
「今度、いつか、そのうちに」になってしまう

 

だから
いつ誰に会うという要素を、とりあえず決めてしまう
こうすると
“相手”という自分以外の要素が加わることによって
自分の都合で“いつか”とか“そのうちに”と言えないようになる
それによって
それまでにやっておかねばならない事
作っておかねばならない資料などの、“期限”を作ってしまうのだ

 

この方法はかなり有効である

 

ポイントは
何かを実現する期限の途中に、もう一つ期限を作って
その期限を、自分の中だけの期限ではなくて
相手との具体的な行動、つまり“会う”という行為を作ることによって
自分以外の人間と
“期限を共有”すること

 

期限は
物事を実現していくことにおいて、最も重要なことである

 

最終期限だけにしておくと
それが迫ってからやればイイという気持ち
もっといい加減な場合には、“始めればイイ”という気持ちになってしまう
そして、その結果
その期限は当然守ることが出来ず、守ることなど出来るはずもなく
挙句の果てに
「忙しかったから」などと
自分の都合だけの子供じみた言い訳を、恥ずかしくもなく口にし

 

その約束の期限に対する解釈が、約束した相手とくい違っていた
「自分は、その期限は、実現までの中途の段階の期限だと思っていた」
などと、みっともない自己正当化をすることにもなる

 

自省する気持ちを持てない人は
すなわち
成長する可能性のない人であり
たぶん、その場で出される次の期限の約束など、私は聞く気にならない
意味もなく「分かりました」と言うだけ
もちろん、そんな当てにならない期限など手帳に書き込みもしない
とっとと忘れることにする
たとえ、期限だけが守られることはあっても
仕事の内容は、見るべき価値のないものでしかない場合の方が多い
いずれにしても、アテにはならない

 

本気で
何かを実現しようとした場合
綿密な計画を立てて、それを順番に積み重ねていくことが
本当は、最も効率的であるのかもしれないが
予定通りすべてが進むことなど
むしろまれであって
何か一つ、つっかえると、そこですべてがストップすることが多い

 

それより、中間点に相手に会う予定を立ててしまい
もう一つの期限を相手と共有すると
とりあえず中間点までは、事が進むことになり
最終期限を設けるだけの場合より、実現する可能性が一挙に5倍に上がる

 

特に、いろいろなことを同時進行で進める場合には
この方法は有効だ

 

さあ
手帳に誰かに会う約束を、書き入れてしまおう
そのことによって
自分と、誰かと“期限を共有”してしまおう
つまり、“実現を共有”してしまうのだ

 

実現力が5倍にアップすること間違いなし!

 

手帳に日程を書き込む
私は30日の予定が“たまたま”すっぽりと空いている
「MINE」と書き込んでしまおうか
・・・・・・・ ムッフフフッフ

 

 

(#^.^#)
おこられるかなぁぁ
行きたいなぁぁ

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
    読めば読むほど元気になること間違いなし。・・・の、はず。

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