今、宮崎の宿にいる

予定からすれば、今日もMINEで練習をしているはずだったが
コースの補修工事が延長になって
結局、一日も練習できずじまい
せっかく西の方まで出てきたのだからと、あちらこちらに電話をして
九州に仕事を作り、福岡から飛行機で宮崎に飛んだ
それが今、宮崎にいる理由

こちらで、昨夜、私と、お客さんと、そのお客さんのお客さん
3人で食事をした
私がお客さんと食事をするのは、極めて珍しいことだ

そして、そのまま地元のビジネスホテルに泊まった
宿泊料6,090円と意外と高い
それはともかく、昨日の夜から今朝にかけて、ふと考え込んでしまった

私も含め、皆、精一杯力んで生きている
それぞれの目標を持って

私自身も含め
自分の目の前の事と、自分の周りの世界の中で目標を持っている
一箇所にいる時間が長くなればなるほど
自分の周りの世界の輪郭がはっきりしてきて
そこで、何をせねばならないか
何をすれば、どんな満足感が得られるのか
切迫感すら伴って
はっきりしてくる

しかし、ふと、その外を見て
その外の中に入って、そこで、その中の輪郭をはっきり持っている人と話して
きっと世界が違うので、当然ながら違和感を持って
その違和感の中に、今度は自分自身を見ると
外から見た自分に対する違和感に気が付く

特に今回は、私は仕事の服装をしていない
サーキットに行くための普段着のまま、無理やりに仕事を作ってここに来てしまった
背広という仕事着
それは仕事をするときの戦闘服のようなもの、それを着ていない無防備な姿である

無防備な格好をしたまま
いかにもミスマッチの予定外の行動をしているので
自分が、いつもと全く違う存在に思える

11時過ぎの飛行機で名古屋に帰れば
またいつものように、背広に着替えて、精一杯力んだ生活が待っている

予定が狂ってしまったことによって
何気なく中途半端な時間を持つことになってしまった
不思議な気持ちで、宮崎での朝の散歩をした

立派な楠の街路樹の並木

花をいっぱい持っていた

宮崎おなじみの南国風街路樹

今回、本当は記念すべき400話目
でも、何気なく通り過ぎようと思う
まだ先は長い