谷 好通コラム

2002年01月15日(火曜日)

332話 どうしたいのか

「結果」は、そこに至る「行動」によって起きるべくして起きた事
当然のこと

 

その「行動」は、その人の「意志」によって起こされる事
当たり前のこと

 

だから、「結果」とは、その人の「意志」によって決まる
言い方を変えれば
「そうしたいと思ったから、そうなった」ということ
単純な事だ

 

逆に
「やれなかったのは、やらなかったから」であり
「何故やらなかったのかは、やりたくなかったから」であって

 

「やろうと思って、一生懸命頑張ったけど、出来なかった。」
なんて事は、ほとんど発生しない
本気でやってもやっぱり出来ない、そんなことって意外と無いものだ

 

「やろうと思わなかったから、やらなかった、だから出来なかった」
これが当たり前

 

しかし
「やろうと思えば、出来る!根性だ!」なんて言うつもりはない
私は根性主義ではないし
私自身、決して根性がある方ではない
禁煙ごときが出来ない根性なしであり
食べるのを我慢できない、意志薄弱だからデブである

 

根性があるか、ないか、ではなくて
もっと単純な事で

 

たとえば、朝、起きるとき
昨日の酒がたたって、布団から出るのがツライ
そんな時
「体がしんどい、頭が痛い、起きたくない、寝ていたい」と、思う
その反面「友達と約束している、起きなきゃ友達に悪い」とも思う

 

「寝ていたい、起きたくない」という“欲求”と
「友達を裏切らない自分でいたい」という“意志”との葛藤
起きるか、起きないか
どちらとも、自分の意志だけ
ただそれだけ

 

何かを「する」という事は、必ずエネルギーを消耗するし、疲れる
痛みを伴う場合すらある
だから、「体」は、基本的に「しない」ことを欲する
「痛くない」「疲れない」「だるくない」「痒くない」「つらくない」
それがベターなのだ
でも、何もしないと、腹が減って「つらい」ので食べたくなる
だから腹が減っていなければ、ゴロゴロして寝ていることがいい
動物なんか見ていると、まさにその通りだ
それが一番「ラク(楽)」と、いうこと

 

「何をしたい・何かを得たい」という“意志”は
必ず労力を使うし、行動が必要だ
つまり何かを「やる」ことが必ず必要だ
決して「ラク」ではない
でも「したい・得たい」から「行動」する

 

どっちを選ぶかだけ
どちらを選ぶかは、その人の価値観であり
どちらを選んでも、それで良い・悪いがあるわけではない
のんびり暮らすのも良いし
一生懸命暮らすのも良い

 

でも、「やりたくなくて、やらなければ、やれない」ので
色々なものを得たり、なりたい状態にはならない

 

そしてラクな状態、楽な生活は
それなりに、「行動し、努力しなければ、得られない」ところに
根源的な悲劇がある

 

「ラクして儲かる」事は、ほとんどないのである
「ラクして、楽な生活は得られない」、これは難しい自己矛盾である

 

テレビで、成人式に出席している娘のインタビューをやっていた
「一生懸命自分を磨いて、玉の輿に乗る。それが私の目標」
たぶん、自分を磨くとはエステの事なのだろう

 

無駄な事
バカな事

 

すばらしいことがあった
一昨日、一つの結婚式があったのだ
仙台に赴任している若い子の結婚式
彼は自分の意志で、自分自身を動かすことが出来る子だ
彼と彼女
二人はこれから自らの意志で、何を成し遂げて生きたいのだろうか

 

 

このところ連続で若い子の結婚式があった
まだ続きそうで
楽しみだ
この中の一人がもうすぐ?

 

 

彼は、この結婚式のため快洗隊のメンバーが何人か抜けるので
会議のついでに快洗隊に応援に来たが
腹をこわしてしまい結局無念の帰還をした
ご苦労さんでした
とってもいいやつです

 

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
    読めば読むほど元気になること間違いなし。・・・の、はず。

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