谷 好通コラム

2001年12月17日(月曜日)

305話 雪景色と契約書

(この文章は16日に書いたものですが、パソコンの調子が悪く17日にHPにアップしました。)

 

昨日、予定外の温泉泊まりのあと、今日は大変だ
どうしても今日中に仕上げなければならない仕事を、一つ残している
朝飯をそそくさと食べて、早速出発
昨日は真っ暗の中で随分緊張したが、今日は明るい
気持ちに余裕をもって雪道に出た

 

ところが
とんでもない事に気がついた
昨日は登り道だったのが、今日は下り道
雪が降って滑る状態では登りより下りの方が、うんと危ないのだ
ブレーキを掛けた時にすぐに滑ってしまい、コントロールが出来ない!
昨日はセカンドで走れたが
今日は、ところどころローにまで入れる
すべては、坊主タイヤのせい
いくら四輪駆動でも、スタッドレスでもないただの坊主タイヤでは
なんともしがたい
後ろから来る軽四やら、トラックにまで道を譲りながら
ヨタヨタと山を降りたのだった

 

もちろん、すばらしい雪景色を腹いっぱい楽しみながら!

 

それからまた、約200km中央高速を走って会社に着いたのは
午後2時過ぎ
ヘロヘロに疲れた
それでも、気合を入れて仕事にかかる

 

今日の仕事は「契約書」の作成
それも、私たちの将来を左右するかもしれない重要な契約書
資料をひっくり返しながら
1行1行
根気よく、言葉を吟味しながら積み重ねて行く

 

契約書なんて形式だけのもの、と思ってきた
保険の契約文だって、ローンの契約書だって
わざわざ読めないように書いてある、としか思えないような小さな字で書いてあって
ほとんど読んだこともなかった
ところが
企業対企業の
固有のビジネスに関わる契約書になると、そうはいかない

 

慎重に言葉を選び
それが双方の、本当の意味での発展につながるように書いていく
契約書はややもすると
お互いが自分の立場を有利にする事だけを考えて、作りがちだ
お互いが、お互いの我を通そうとして、主張し始めると
その契約書自体が、トラブルの発端となってしまう事すらある

 

契約書の目的は、スムーズなビジネスの遂行にある
その目的をキチンと真ん中において
一生懸命、書いた
書き終わったのが8時過ぎ

 

さすがに、ヘロヘロからボロボロになってきた

 

明日からまた東京
来年に向けて、東日本のスタッフ全員で真剣勝負のミーティングである

 

今日の写真は
そのすばらしい「雪景色」

 

 

泊まった宿の軒から雪が垂れ下がっている
おじさんが一生懸命落としていた

 

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
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