谷 好通コラム

2001年11月23日(金曜日)

286話 何が見えるのか

誰でもみんなが思うように、私も「幸せになりたい」
だから
みんなのことを大切にしたいと思うし、人のことを大切だと思う

 

昨日の夜、読んだ本に書いてあった

 

「自分が人からしてもらいたいと思うことを、人にしてあげなさい」
「愛されたいなら愛しなさい」
「愛することとは、相手の幸せを願う気持ち」
「相手の幸せを願わずして、相手が自分の幸せを願ってくれる事はない」
「自分だけで、自分が幸せになれる事はない」
「幸せは、みんなが自分の幸せを願ってくれるときにだけ得られるもの」
だから
「みんなの幸せを願う気持ちが、自分の幸せを作り出す唯一のもの」
「自分の幸せは、みんなの幸せを願う気持ちからしか、生まれ得ない」

 

「自分が人からしてもらいたいと思うことを、人にしてあげなさい」
キリストも、仏陀も、孔子も異口同音に説いたという
これを「黄金律」と言うそうだ
(記憶だけで書いているので、正確かどうかは定かではない)

 

私は、こんな高尚な言葉を自分の言葉として出す資格は“ない”
ありきたりの凡人として、我が強く
思いやりの気持ちを忘れがちで
人の気持ちを傷つけることも、ままある

 

でも、当たり前の凡人として
“人”として
幸せになりたいと思う

 

おだやかな気持ちになりたいと思う

 

そう思うとき
「黄金律」には、一分の隙もない

 

「自分が人からしてもらいたいと思うことを、人にしてあげなさい」
これは商売の世界でも
「黄金律」である

 

このSENSYA.comの「快洗隊日記」の中に
「お客様からの感謝の気持ちのメモがあった」
「ものすごくうれしいかった、モヤモヤが吹っ飛んだ」
と、あった

 

“自分のしたことが、人に幸せを与えた。感謝された。”
その時、人は幸せになるものなのか
商売って、こんなにいいものだったのか、素敵なものだったのか

 

今日も快洗隊はたくさんの車で、にぎわっている
先ほど、事務所に快洗隊から“SOS”が入った
「店にいっぱいのお客様が来て、大混乱になってしまいそうだから
手伝いに来てやってください。お願いします。」
その電話を聞いて
たまたま事務所にいた山内と荻野が
“うれしそうに”、すっ飛んでいった
自分の仕事を放り出して

 

私は、原点を忘れかけていたのかもしれない
激しく動く日々に
一番大切なものを見失いそうになっていたかもしれない

 

私たちの
そしてみんなの快洗隊が、それから全国のキーパーが
何故こんなにたくさんの人から支持されているのか

 

今一度
何のために、一生懸命やってきたのか
みんなと一緒にやってきたのか、しっかりと原点を見据えた上で
「みんなの幸せ」
仲間の幸せ、ユーザーの幸せ、自分の幸せ、みんなの幸せ

 

これをしっかりと真ん中に据えて
“みんなで、自信満々で思いっきりジャンプしよう”
みんなで、もっともっと先に行って
そこから“何が見えるのか”、みんなで見てみることにしよう
“やらずして、やれる事は何もない”

 

大好きな博多人形「ダルマ」
自らをすべての世俗から切り離し、内なる自らを凝視したとき
天を見上げた達磨の目には何が映っているのであろう

 

 

今、事務所には私一人だけ
夕方までに仕事を片付け、一人の事務所でこれを書き始めた
こんな時間が、自分を見つめ直させてくれる
Yo-Yo Maのチェロが事務所に鳴り響いている
例のグチャグチャの私の机の上の、パソコンのスピーカーから
こんな時間が私は大好きだ

 

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
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