谷 好通コラム

2001年07月06日(金曜日)

第160話 飛行機の着陸

仙台から乗った飛行機、離陸の時ひどく揺れた

 

4日のテレビのニュースで言っていた
ロシアのイルクーツクで飛行機が墜落し、全員死亡と
墜落したのは第145話で出てきたツポレフ(Tu)154
エンジンばかりデカイ前時代的な飛行機

 

そういう話がまだ頭に残っているうちに
飛行機が揺れると
さすがにあまり気持ちが良くない

 

今日乗った機体は、エアバスインダストリー社(ヨーロッパ)の“A-320”
最新鋭ではないが
第4世代ハイテク機のハシリの機体

 

フライバイワイヤーと言って
操縦幹の動作を電気信号にして、油圧装置を通じて
昇降舵、方向舵などを動かす仕組みを持っている
(従来の飛行機は、操縦幹にかかった力を
そのまま倍力装置を通じ、舵を動かしていた)
このフライバイワイヤーによって
操縦そのものの電子制御化が格段に進んだ

 

巡航中の自動操縦はもちろん
やろうと思えば
ほとんどコンピューターまかせの自動操縦で
離陸・着陸まで出来る

 

恐ろしいほどのハイテクが詰まっている飛行機である

 

エンジンは
もちろん「高バイパス比ターボファンジェット」
アメリカGEの“CF4”シリーズ
正に、今流の飛行機だ

 

この飛行機の“翼”の様子を写真に撮りました

 

まず上空を巡航飛行している時
翼はツルンとした感じ(一番抵抗の少ない形)
翼の先っぽには、翼端渦を減らすためのウイングレットが着いている(A-320のは小さいのでウィングチップとも呼んでいる)

 

 

着陸寸前の翼の様子
翼前端からストラットが降ろされている
これは翼上面に、より多くの空気の流れを
そしてより早い流れを作って、大きな揚力を作り出す
その事によって、出来るだけ低速での着陸を実現している

 

 

着陸寸前の翼の様子
翼前端からストラットが降ろされている
これは翼上面に、より多くの空気の流れを
そしてより早い流れを作って、大きな揚力を作り出す
その事によって、出来るだけ低速での着陸を実現している

 

 

タッチダウン(着陸)直後のエンジン
スラストリザーバー(逆噴射)の口が開いている
短い滑走路での着陸を実現しているジェットならではの定番芸

 

 

こんな事言って何になる、とは思いつつも
すでに缶ビール3缶目に手をつけている状態
訳の分からんコラムも、たまには有りという事で、勘弁してください。

 

今日は色々有り過ぎて、気持ちが乱れに乱れています

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
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