谷 好通コラム

2001年06月03日(日曜日)

第130話 続ける事

継続は力なり、って
分かっちゃいるが、なかなか大変だ

 

タバコを吸い続けるとか
遊び続けるとか
寝続けるとか
安楽なことなら続ける事は容易だが
自分でこれは「やる!」と決めた事を、自分の意志でやり続けるという事は
けっこう並大抵の事ではない

 

以前、毎日やると決めた方が、かえって楽だ
と、書いた事がある
我ながら実にそうだと思う

 

何週間か前に、このコラムを2日休みますと宣言をして休んだ事がある
あれから、緊張が途切れてしまったのか
3日に2話とか、時々間引きをするようになってしまった
イカンなぁー、と思いつつ
この方がかえって自然でいいのかな、とも思ったり

 

小学校の頃
夏休み、朝のラジオ体操のアルバイトをした事がある
近所の小学校の校庭での朝のラジオ体操
いまでもやっているのだろうか

 

朝礼などで校長先生が登って話すあの「台」に乗って
皆の前で“お手本”の体操をやる
たしか1日20円ぐらいのアルバイトだった
初めはもう一人いて、二人交代で一日おきにやる予定だったのが
相手が3日ぐらいで来なくなってしまい
残りの日を全部自分一人でやった
お盆の5日ぐらいを除いて毎日必ずやった覚えがある

 

夏休みが終わった時
子供会から600円ぐらい?のアルバイト料をもらった
私が自分で稼いだはじめてのお金であった

 

私はすぐさま近所の駄菓子屋に行って
いつかは食べたいと思っていた
“肉入り”“イカ入り”“卵乗せ”の“大判”のお好み焼きを一人で食べた
しかも、お好み焼きを焼いている間
マヨせんを食べながら
ジュースを飲みながら待つという豪華版
しかも、三文クジを2.3本引いて

 

その頃の私が思いつく最高の贅沢、豪遊!であったのだ
「誰にも文句を言われない自分で稼いだ大金」を手にして
私はまず、近所の駄菓子屋で豪遊をしたのだ

 

約30日間朝早く起きて
一日も欠かさず出勤して稼いだお金を
ほぼ1時間の豪遊で2分の1を使ってしまった

 

うまかった満足感

一瞬の豪遊の後、自分にとっての大金が半分に
減った
むなしさ

 

私はあの夏
貴重な経験をしたのかもしれない

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
    読めば読むほど元気になること間違いなし。・・・の、はず。

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