谷 好通コラム

2001年03月19日(月曜日)

第58話 手の届く贅沢

今日は色々あって頭が混乱している
だからと言う訳ではないが、思い出したように台湾ネタをもう一つ

 

台湾に行ったとき
屋台がイッパイあって、しかもすごく元気だったと書いた

 

ホテルの裏口のすぐ脇にも屋台が
5件(台?基?)出ていて
泊まっている客が出てくるのを待ち構えている

 

夜9時過ぎ、小腹が空いて、裏口にいた屋台を思い出して
ホテルから出て来たら、いない!
あれっ?と思って、回りを見渡したら
大通りに近い所へ、残らず一斉に移動している

 

夜になると、出来るだけたくさんの人に自分の店を“見せる”ために
大通り近くに集団移動したのだ
“客に自分の商品を、店を見せる”ために
自ら移動する
屋台が移動式であるメリットを如何なく発揮しているわけだ

 

移動式手洗い洗車機「快洗ジュニア」と一緒じゃん!
自分達のコンセプトが証明されたような気がして、妙にうれしかった

 

その屋台から、わずかに20メートルばかり離れたところに
「スターパックスコーヒー」もあった
日本でもブームになっている・・・(「グリットコラム」にまで出ている)

 

スターバックスの店はカッコいい
だんぜんカッコいい
店も、カップも、店員も、店の中も、みんなカッコいい
雰囲気もいい

 

 

みんなカッコいいから
その店でコーヒーを飲んでいる客である自分もカッコいい、と思える
スターバックスのコーヒー1杯のお金で
隣の屋台で造っている“バカうまのでっかいチマキ”が3つ買える
「カッコいい事は強いなぁー」
と、ボソッとつぶやきながら
私はもちろん“バカうまチマキ”をぶら下げて、いそいそとホテルに帰るのであった
デカそうなので1個しか買わなかったが、腹いっぱいになった、もちろんうまかったことは言うまでもない
きっとまた太ったに違いない

 

 

次の朝、散歩に出たら
一緒に行った若い子たちが、スターバックスの屋外テラスで
コーヒーを飲んでいた
そこは、ビル風で相当に風が強かったが
一見優雅に、談笑しながらコーヒーをすすっていた
「おはよう!」
と言って、近づいて行くと
「やっ、まずいのが来ちゃったなぁー」と、一瞬の戸惑いを見せながらも
「おっはよーございまーす」
と、元気よく答えてくれた

 

「スターバックスは、やっぱ、うまいか?」
と聞いたら
「ワカンナイッす」と、へらへら笑っていた
「チョッと、飲ませてくれ」
と、横から手を出してすすって見たが、私もよく分からなかった

 

でも若い子達は
初めての外国で、朝、スターバックスのコーヒーを飲んでいる自分が
きっと幸せだったであろうと思う

 

 

そんな彼らを見ていて私も幸せであった

 

スターバックスのコーヒーも一種のブランド商品であろう
ブランド商品とは「手の届く幸せ」。実にうまく言ったものだ

 

キーパーコーティングと
極上手洗い洗車と、快洗隊

 

私達の商品も、屋台のうまさと、スターバックスのカッコよさを
両方持てると最高だよな
そんなことを思ったのでした

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
    読めば読むほど元気になること間違いなし。・・・の、はず。

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