谷 好通コラム

2018年09月14日(金曜日)

9.14.数が先か、技術が先か、それとも同時?

今年の春から決まっていたのだが、
夏のキーパ―選手権で圧勝したENEOSウィングさん単独の
“技術コンテスト”が今日、KeePer技研の大府のトレセンで開かれました。

 

夏のキーパー選手権では、全国ランキングベスト100に、
1社で何と60店舗も入賞させ、特に全国ベスト10には8店舗も入るなど
まさに圧勝であった。
それも従来のキーパー選手権の上位入賞店を150%も上回るような
軒並みの高得点であった。

 

しかし、上位入賞店へのインタビューでは、
全店に「品質は大丈夫でしたか?」と遠慮なく聞かせていただいた。

 

強いSSの「商談力」による「販売力」でキーパーコーティングを売って
売り切った上に、
いい加減な作業で”数をこなして”しまった場合、
悪い仕上がりで、お客様にキーパーコーティングに対する信頼を無くすと、
キーパーの最大の強みである
リピートの積み重ねを得て継続的な収益を造り上げるどころか、
単発的な儲けだけで済んでしまう最悪のシナリオになってしまうので、
あえて、失礼を恐れず、
「きちんと施工できましたか?」
「こんなにたくさんのダイヤモンドキーパー、品質に自信ありますか?」
「お客様は満足されていますか?」と皆さんに聞いた。
すると、
まったくためらわずに「大丈夫です。」
「良い品質があってこそKeePerですから、品質には絶対に自信があります。」
と、自信の回答を残らずの人から聞いていたので、
たまたま、直ぐ後に実施された技術コンテストの結果を楽しみにしていた。
昨日の前夜祭でも、
「その自信のほどの裏付けとしての技術を、とくと見せていただきます」
と挑戦的に挨拶した。
それがKeePerを主宰する者としての責任だと思ったのです。
あるいは、5700店舗を越す全国のキーパープロショップの仲間に対して、
果たさなければならない責任だと思ったのです。

 

そして、その技術コンテストを今日一日行って、
結論を先に書けば、
その懸念はまったく無用であり
皆さんの技術、特にキーパー選手権の上位入賞の店舗からの技術者の腕は、
半端なく上手く、大丈夫でした。

 

みなさん、キーパー選手権でたくさんのKeePerコーティングを施工したから
上手くなったのでしょうか。
暑い夏の中、数えきれないほど施工してきたから上手くなったのでしょうか。
私は最初そう思いました。
半端ないその上手さは、数をたくさんやっている人の上手さでした。

 

しかも、
その技術コンテストでの点数が何ともすごいのです。
27名の全国からの勝ち上がってきた技術者の競技獲得点(時間加点なし)は、
1位が162点であり、2位、3位、4位までが162点の高得点であり、
10位まで160点以上でした。
毎年のオープンの技術コンテストならば、ゆうに県チャンピオンを取れる
160点以上をいっぺんに10名以上出す競技会は、見たことがありません。

 

しかもすごいのは、
競技車両をオープンの技術コンテストと同じ「プリウス」で実施し、
一台の半分を一人競技者が施工する同じ方式で、
トップの長谷川選手は
今年のオープンの技術コンテストで22分の新記録を出した張本人であり、
今日のこのENEOSウィングさんのクローズドでの技術コンテストでは、
なんと”20分ジャスト!”の新記録を、その本人が出しての優勝だったのです。
しかもそれまでの記録である22分台をかなりの人数が破っています。

 

つまり、その上手さが半端でないだけでなく、
記録的な速さを持っていて、それが”みんな”である所が実に驚異的なのです。
ここまでは一ヶ月のキーパー選手権の期間中に得られるものではありません。
それにこの会社の社長は、この会社でキーパーを始めた当初から、
「キーパーは技術だ。高い技術あってこその価値だ。だから差をつけられる。」
と、技術が大切であることを繰り返し言ってこられた。
だから、1店舗に一級技術資格者が5人は普通で、多い店舗では9人もいる。
二年間「技術」を高め、数多くの実践も続け、
満を持して、
「キーパー選手権のベスト100に40店、あわよくば50店をいれよ。」
と、キーパーで大爆発を起こす号令が出され。
日本国中の上から下までのスタッフの人達が、
自らの意志で、みんなで頑張ったのです。
だから、
“先に”あるレベルまで上手くなって、繰り返し日常的に実践して、
腕を上げ、自信を蓄え、
ある時、一斉に販売を強化して、
凄まじい数の施工が、上達した技術で実践された。
その結果、今までの常識を超越するような上手さと速さが実現し、
とんでもない収益が実現したのだろうか。
さらにリピートを積み上げるENEOSウィングに隙はない。

 

しかし、実は、
更なるキーワードは「自らの意志で、みんなで頑張った」にあった。
その話は、また時間を取って、じっくり書きたい。

 

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
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