谷 好通コラム

2022年01月05日(水曜日)

01.05.今日も、明日も、いつもの事を、いつもの様にやるのは・・・

組織が大きくなってくると、

一人一人が目立たなくなってきて、

少々の貢献では、中々評価を得られなくなってくるから、

頑張って、より大きな貢献を上げて、目立とうとする人もいる。

それがうまく行った場合、

たくさんの人がいる中で目立つ訳だから、それはもう派手に目立つ。

すると、本来すべき評価以上に評価が得られてしまう事もあって、

修正が必要な場合もある。

しかし、こういうのは、単に修正すればいいだけなので

修正に多少エネルギーを使うが、大したことはない。

 

面倒なのは、

集団が大きくなってきて、一人一人が目立たなくなってきた時に、

いつもやっている事を、いつものようにやって、

カモフラージュされたように、大勢の中に溶け込んで、

その者が見えなくなってしまうことがあることです。

本人は、

いつもやっている事を、いつものようにやっているだけなので、

ちゃんと仕事をやっているつもりであるし、みんなもそう思うのだが、

と言うよりも誰も気が付かないのだが、

その人はただ時間を潰しているだけで、

誰の役にも、何の役にも立っていない事が多いのです。

その人の仕事が100%待ちの仕事であり、

こなすだけの仕事ならば、

いつもの事をいつものようにきっちりやっていれば、それはそれでいいのだが、

これが、ある程度の管理職になってくると、

担当している範囲の職場に起きた問題を解決したり、

改善すべき点を見つけて、具体的に改善の方法を考え、実行したり、

現状を変えることの仕事も必ずあるはずなのに、

それに全く気が付かずに、あるいは気付く気も無く、

いつもの事をいつものようにやっていることによって、楽しているだけであり、何の役にも立たないまま、

楽して高い管理職の所得を得て。

それが得をする利口なやり方として確信犯的にそうしている者もいる。

こういう存在が組織の活性化にとっては最も有害な存在であって、

組織の不活性化を呼んで害を招く悪しき存在と言えます。

 

始末の悪いのは、そういう存在が、

たくさんの人に紛れて、いつもの事をいつものようにやっているだけなので、

周りに溶け込み”迷彩効果”あるいは”擬態効果”が出ていて、

しかも波風立てずに生きているので

そのつもりで意識しないと、見つからない事です。

いつもの事をいつものようにやって、巧みに自分をカモフラージュして、

静かに生き続け”居続け”ます。

組織の活性化を図る時の一番の難敵ですが、もちろん手はあります。

 

もちろん大丈夫です。

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
    読めば読むほど元気になること間違いなし。・・・の、はず。

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