谷 好通コラム

2022年06月13日(月曜日)

06.13.ルマン24H/平川亮・優勝と2016.7.10.「 1台1人真剣集中」

昨日のこのページで、

世界最高の耐久レースであるWECシリーズに挑戦している平川亮

フランスでの「ルマン24時間レース」で、優勝しそうだと書きましたが、

本当に、総合優勝を果たしたようです。

 

日本人のルマン優勝は、

関谷正徳、寺田陽次郎、中島一貴の三人に次いで四人目のはずです。

昔なら、テレビのニュース番組のトップニュースになるところですが、

現時点で、

テレビニュースどころかYAHOOニュースにも載ってきません。

時差の問題なのでしょうか。

社会における「モータースポーツの存在の低下」なのでしょうか。

私達にとっては大万歳の出来事なのですが、気になります。

勿論、ネットで検索して見れば容易に見られます。

Ryo Hirakawa (JPN)
TOYOTA GAZOO Racing.
World Endurance Championship.
Le Mans 24 Hours Test
Le Mans Circuit, France
3rd to 5th June 2022

 

「速い」にかけて、

6年前に書いたブログがあったので、ついでに載せます。

——————————————————————————

2016年07月10日(日曜日)

7.10.怖い時間つぶし人間。1台1人真剣集中。

 

新聞の本の広告にこう書いてあった。
「遅い天才より、速い凡才の方が、仕事が出来る。」と、
いくら頭が良かろうと
素晴らしいキャリアを積んでいようと、
仕事の取りかかりが遅ければ、機を逸して何の役にも立たない事が多い。
それよりも、やるべきテーマを与えられたら、間髪を置かずに実行する人には、
安心して仕事を与え、任せられる。
何かにつけて遅い者は、すべからく役に立たないと言っても良い。

もっと始末が悪いのが「時間つぶし人間」
「遅い人間」とは、
「あとでやればいいや」と無駄に後回しにする”怠け”であるだけだが、
「時間つぶし人間」とは、
例えば10分で出来る仕事をわざわざ2時間かけてやり、
時間をつぶして、その2時間、目いっぱい仕事をやっているふりをする。
こういう人の価値感は分らないが、
仕事の量を多くやらされるのは”損”なので、
一つの仕事に目いっぱい時間を使って仕事の量を増やさない。
ということだろうか。
あるいは、与えられた仕事が実は少ないので、
時間をかけてやらないと仕事が無くなって時間が余ってしまうからでしょうか。
そうすると自分が不用だということになって、
自分の存在が危なくなるからでしょうか。

いずれにしても、
少ない仕事を、一生懸命、要らぬ動作を水増しして、目いっぱい時間を延ばし、
「時間つぶし仕事」は、能力の低い者の知恵なのかもしれません。
しかし、
これは仕事の質を落とすし、その成果の質も落とします。
また他の者の仕事の仕方にも悪い影響を与えるので、
本当は、ちょっと考えるよりすごく危険な存在なのです。
放っておいても無害な様に思えますが
意外と危険な存在で、
その職場全体を腐らせてしまいます。
仕事の質自体を腐らせて、会社の評価を著しく落とします。
これは意外とクォリティの敵なのです。

これと少し似ているのが、
「洗車やコーティングの作業は、
必ず1台を1人が、集中してやる」というルールがあります。
人が余分にいると、つい、1台の洗車を二人で作業してしまうことがありますが、
これは厳禁です。
1台の車を二人で作業をしても、
時間は半分にならず、ほとんど変わりません。
それどころか一人で集中した作業に比べて、仕上がりがガクンと落ちます、
二人で作業をすると、「ここはあっちがやるだろう。」と、
二人とも無責任になってしまうのでしょうか、

二人洗車は不思議と時間が変わらないだけでなく、悪い品質になります。

1台、1人、真剣、集中です。

ページのトップへ ページのトップへ

  • 最近の記事

  • プロフィール

    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
    読めば読むほど元気になること間違いなし。・・・の、はず。

  • カレンダー

    2024年4月
     123456
    78910111213
    14151617181920
    21222324252627
    282930  
  • リンク集

  • 過去の記事

  • RSS1.0

    [Login]

    (C) KeePer Giken. All rights reserved.