谷 好通コラム

2022年09月28日(水曜日)

09.28.一昨日、CoCo壱番屋創業者、宗次徳二氏とお会いしました。

一昨日の9月26日、

世界一のカレーチェーン店「カレーハウスCoCo壱番屋」の

創業者である宗次徳二氏とお会いする機会が有り、大喜びで会いに行きました。

 

まず、宗次氏が会社の経営を譲ったのちに、

氏がかねてから大好きであったクラッシック音楽専門の

コンサートホール「宗次ホール」で、

約1時間のランチタイムコンサートを聞くことにした。

 

「宗次ホール」とは、名前は聞いていたが、見てびっくり、

私が想像していた大きさの5倍はあろうかという建物に、

客席も200~300人以上は収容できる本格的なコンサートホールで、

一昨日見た(聞いた?)演目は、

現役の東京芸大の大学院生で、ソプラノとピアノの女性二人の演奏であった。

本格的なコンサートホールとは言っても、個人のホールであり、

ほとんど毎日何らかの演奏会が開かれているものなので、

プロレベルではない勉強中の人の演奏なのだろうとたかをくくっていたら、

とんでもない、すごい、迫力ある声量とピアノで、すごく立派な演奏であった。

私もクラッシックは少しは聞くので、少しは分るつもりであるが、

あれは、本当にすごいレベルであった。

 

宗次氏は、引退した時に株を売却した資金で、

宗次ホールを建て、

若い演奏家が、多くの聴衆の前で演奏できるチャンスを

ほとんど毎日開催されるコンサートで、ふんだんに造って上げて、

音楽で食っていくのは難しい若いクラッシックの演奏家に貢献している。

 

私は、これを見て、心底羨ましいと思った。

私の会社も一応、株式上場していて、

レベル的にはかなり違っても

一応、同じような機会が有る訳なので、

方向はまるで違っていても同じような機会が持てるはず。

 

私はかねてから、死ぬまで働き続けて、

働いている最中にバタンと倒れて、

そのまま死ねれば、それで本望だと思っていたし、言ってきたが、

宗次氏の引退”後”の時間と、資金を活かした生き方を見て、

本当に羨ましいと思ったし、考えさせられた。

 

コンサートを終えた後、宗次氏と食事をする機会を得、お話をいっぱい聞いた。

前もって宗次氏の著書を何冊か読んでいたので、

知っている事も多いのですが、ご本人から直接聞くと、また新鮮で、

特に経営に関わるような部分では、

共感するところがすごく多くて、

ご本人は、ご自分の事を日本一の変人とおっしゃって見えたが、

とすると、私の変人ぶりも相当なものだという事になる。

 

ぜひ、また、お会いして、山ほどの話をしたいと思いました。

充実した時間でした。

ひょっとしたら、これが私のターニングポイントになるかもしれませんね。

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
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