谷 好通コラム

2023年01月08日(日曜日)

01.08.おばちゃんの「大丈夫っ」の言葉が不思議と嬉しかった。

年末のLABO店舗を廻っている間に、

つい腰に無理がかかったことに気が付かないまま続けてしまい、

30日の時点で立てなくなって、

一日休んだのだけど、やっぱり立てないので

大晦日は車いすを使ったが、結局、東海地区の全店までも廻れなかった。

 

実を言うと、立てなくなった30日の朝インターネットで調べて、

痛みが走る個所や症状から自分が「坐骨神経痛」であるようだと考え、

その原因が”筋力の衰え”に疲れが加わって発症すると書いてあったので、

事もあろうことに、

私は30日の朝、筋トレをやってしまったのです。

筋トレをすれば神経の痛みを抑えてしまえると勘違いしてしまったのです。

その結果は逆に腰がもっと痛くなって本格的に動けなくなってしまいました。

筋トレは筋力の衰えをカバーするものであり、

坐骨神経痛で痛くなる前にやるべきで、

勘違いして、痛くなってから筋トレをやっては、

逆に、もっと痛くなってしまうみたいです。

 

それでお正月はまるでダメでしたが、

正月明けに、3年前?に腰痛で手術を受けた名古屋西部病院に行き、

見てもらいました。

手術を受けた左側とは”逆の右側”の腰なので、もちろん再発ではありません。

レントゲン撮って、

診察してもらった結果、

腰椎の4番目が神経を刺激しており、

鎮痛剤を出すので、また1か月後に来てください。とのこと。

「つまり、その1か月後にはほとんどの人が治っているという意味ですか?」

と聞いたら、そうだと言う。

坐骨神経痛とは、そういうもののようですね、

 

そう思ったら、不思議とそんなに痛く思わなくなってしまったのです。

いや、そうではなくて、

ただ単に鎮痛剤が効いただけのことでしょうか。

早い話が、一か月も鎮痛剤でも飲んでいれば、大丈夫だということです。

 

今日、そんなこともあって、

家族で岐阜県の「道の駅」に行って来ました。

連れ合いが「道の駅」が大好きで、時々行くのです。

私はもちろん車いすでゆっくりと見るのですが、

連れ合いがレジで精算している特に後ろに着いていたら、

ちょっと邪魔になってみたいで、

連れ合いが「邪魔っ」みたいなことを言ったので、

私がレジのおばちゃんに「キツイでしょ」と目配せしながら笑って言ったら、

そのおばちゃんは、

私をじっと見て、「大丈夫っ」と声をかけてくれたのです。

私を、励ましてくれたようなのです。

もちろん、私は可哀そうでも何でもないのですが。

 

私はその「ダイジョブ」がなぜか新鮮で、嬉しくて、

岐阜からの帰りの車を運転しながら

思い返しながら、すごく嬉しかったのです。なぜ嬉しかったのでしょうか。

きっと、あのおばちゃんが、瞬間的に私の気持ちになって共感して、

「大丈夫っ」と励ましてくれたからなのでしょう。

世の中、

人の話の上げ足を取るばかりで、自分では何も出来ないのに、

人のやっている事や言っている事を蔑むしか能のない情けない人もいる中で

「大丈夫っ」の一言に、

人としての共感を込めてくる愛すべきおばちゃんの存在に

世の中、決して捨てたものではないと、思ったのでした。

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
    読めば読むほど元気になること間違いなし。・・・の、はず。

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