谷 好通コラム

2023年05月03日(水曜日)

05.03.日本国憲法と世界の中の日本。

日本は、約1世紀前を挟んで数十年間、軍国主義であった。

あのころの日本は、

周辺の国に対して自国勝手に、攻撃的であればある程、

暴力的であればある程、無慈悲で残虐あればある程

隣国を踏み潰すように自国の縄張りは大きくなって、

自国の尊厳も高くなったような勘違いをするようになった。

しかし、

それに対抗する例えば民主資本主義国家USAが、

圧倒的に物質的に豊かだったので、攻撃力も圧倒的に上回って、

縄張争いに勝って体が大きくなっただけの軍国主義大日本帝国は負けた。

しかも、

都市部をほとんど焼き尽くされ

しかも、人類史上最も卑劣な皆殺し兵器「原爆」を2発も落とされて、

やっと「負ける」という選択が出来た。

現場を全く見ようとしない、

自分を人間以上の存在であると勘違いしている、

すごくお勉強が出来ただけの奥の院の人達でも、

皆殺し兵器「原爆」を2発も落とされて、

日本が息絶える寸前でやっと「負ける」という選択が出来て、

日本はやって生き延びることが出来た。

 

勝ったUSAは、負けた日本を短期間しか支配的な縄張りとはせず、

豊かなUSAのサプライチェーンとして日本を使い、

豊かになる筈の日本を、大きなマーケットとして育てることにした。

ただし、マーケットは平和でなければ購買力は低くなってしまう。

平和で豊かなマーケットの日本と、

その周辺の国々が平和で豊かなマーケットでもある為にも、

それを阻害する軍国主義が日本に再び台頭しないように

「足かせ」「首かせ」である「日本国憲法」を与えた。

 

今の豊かで巨大なマーケットでもある日本が構築される為の基礎・土台が、

実は「日本国憲法」だったと言えるのかもしれない。

 

日本国憲法では「軍備の放棄」が一つの大きな柱になっている。

その目的は明確で、

軍国主義であったかつての”成功”を、

日本が再び目指すことを阻止するためだ。

 

約1世紀前の

“大日本帝国の成功”とは、

「周辺の国に対して自国勝手に、

野獣的に攻撃的であればある程、

暴力的であればある程、無慈悲で残虐あればある程

隣国を踏み潰すように自国の縄張りは大きくなって、

自国の尊厳も高くなったような気になった。」

ということ。

こんな愚かで破滅的な日本に逆戻りすることを、

確かに「日本国憲法」は防止して、

平和で豊かな日本の基礎、土台になっていることは違いない。

 

それが、

誰が作ったかどうかよりも、

その内容が問題であって、それが、

日本が戦争に負けた相手であるUAが作った物であったとしても。

 

だから、逆に、

日本を踏み潰すように、

自国の縄張りを大きくしようとする隣国が、

無いという可能性は、永遠に無いのだから、

そんな侵略に対抗する軍備は、

日本は持つべきではないでしょうか。

抑止の為にも、反撃の為にも、

私は、持つべきだと思っています。

それは日本国憲法の”精神”と”目的”に反してはいないと思うのです。

 

 

ゴールデンウィークの初日「憲法記念日」に、テレビのニュースが、

日本中の高速道路で予想以上の大渋滞が発生していると映像を写しています。

やっぱり今日はどこにも行かない方が良いかな~と思いながら、

初めて「憲法」について書きました。

まだ昼間だし、ビールも飲んでいないし、つい、マジに書いてしまいました。

 

 

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
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