谷 好通コラム

2018年04月20日(金曜日)

4.20.こんなことやっていていいのだろうか

政治に関ることは極力書かないことにしているが、
しかし今、北朝鮮とのきわどい関係や、米国との振れ幅の大きな対応など
この大事な政治的局面が続く日本において、
ウソつきな高級官僚達や、スケベなスキャンダルを追ってばかりのマスコミは、
自分の保身であったり、自分の手柄のためばかりで
どちらも国民のための立場にあまりにも立っていない。
そんな風に思えてならない。
こんな状態が続けば、国の進路は成り行き任せになるしかない。

 

人間は、特に若い頃高い評価を受けたことがあって
今は高い地位にあるような人は
自分に自信を持つのはいいが、
その自信がいつか過信に成長して、
自分自身が正義であり、何をやっても正しいと思ってしまうようになることがある。
そうなると、
自分は間違ったことを言わず、
自分は間違ったことをしないので、
間違っていないのだから、反省することも、悔い改めることもなくなって、
何も学ぶ事すらなくなって、
学ばず、改めることもなくなる。
だから、決して成長することもなくなる。
成長しなくなったその優秀な人は、
時代が変わり、状況が変化してきても、
その変化に対応することなく、ただ正しくあるつもりであり続ける。
そのまま立場が上がって行って、権力を持つようになっても、
何も学ばず、
ただ正しくあるつもりであり続け、
あるいは判ったようなつもりであり続け、時には歪んでいく。
すると、
周囲が明らかに悪いと思うような事でも、
本人は正しいことと思い込んで、
特に若い頃、高い評価を受けたことがあるような人間は、
「自分は高い評価を受けている。そんな自分が間違ったことをするはずがない。」
と、思いこみ、
明らかに悪いことを平然と行うことがある。
明白なウソを言ったり、
他人を無用に傷つけたり、
そんな悪事を平然と成す悪人と同じ行為を、
「俺がやることは正しいのだ」と、理解しがたい自己主張をしながら、
行う始末の悪い人となることがある。

 

過去に受けた自分に対する高い評価は、
成長の中で自分に対する過信に変化した時、
残念ながら、ただの悪賢いだけの自信家に変化してしまうことがある。
そんな例を何度も見たことがある。

 

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
    読めば読むほど元気になること間違いなし。・・・の、はず。

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