谷 好通コラム

2018年03月31日(土曜日)

3.31.今回の撮影はLEXUS LC500

今日は久しぶりに撮影をスタジオでやっています。
もう何十回目の撮影でしょう。

 

しかし、それにつけても、表現というものは、
それが音楽であったりしても、
たとえば絵であったりしても、
写真であったりしても、表現に関わるものは、
その人の感性において、他人の感性を受け入れることは難しいものです。

 

私たちのクルマの写真は、
車の写真ではなく、
車の「ツヤの写真」を撮るわけなので
「車の写真」を撮り慣れているカメラマンさんには、
私たちの撮り方は常識はずれであり、
言って見れば「ど素人」の撮り方でしかなくバカにされるのですが、
私達はもう何百台ものツヤの写真を撮って
数えきれないほどの枚数の印刷物に使ってきました。

 

私達は実際にKeePerで車のツヤを作り出して来て、
それをたくさん見てきているので、
その感覚を写真で表現してきて、たくさんの人に伝えてきたのです。
だから、素人ながらも意外と訴求力のある写真が撮れるのです。

 

でも、やっぱり素人ですから、写真の知識がほとんどありません。
そこで、プロのカメラマンの方にカメラを操作してもらい、
照明を企画部のデザイナーたちが担当して(慣れたものです)
ツヤを演出された車を撮ります。
しかし撮影のプロであるカメラマンは照明のプロでもある訳で、
企画のデザイナーが作った照明に、自分の技術を活かしたくなり、
いつの間にか主客転倒して、
カメラマン流の撮影が始まってしまうことがあります。
デザイナーたちも表現のプロであり、
かえって撮影のプロが言うことを尊重して、つい、引っ込んでしまいます。
こんな時、広告代理店が噛んでくると話が余計にややこしくなります。
そんな場合の撮影は失敗に終わることがほとんどです。

 

今日の撮影はシルバーのLEXUS LC500など
今回は、何とかその轍を踏まなければいいがと願っています。

 

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
    読めば読むほど元気になること間違いなし。・・・の、はず。

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