谷 好通コラム

2017年12月18日(月曜日)

12.18.不思議な人の不思議な話

今日は不思議な人にお会いして不思議なお話をお聞きしました。
その人の会社は、私達の会社よりも相当に大きく、
その株式の時価総額は私達の会社よりもはるかに大きいのですが、
社長個人名義の株式はほとんどありません。
わずか2.6%だとおっしゃっていました。

 

社長とは個人名義の株をたくさん持っているから経営が出来るのか。
そうではないだろう。
いちいちそんなことを盾にしないと
会社においての指導力やイニシアティブが得られないのか、
だとするなら、みんなは服従しているだけで積極的に働くことは無い。
いい仕事はできないだろう。

 

だいいち、社長が個人名義の株式を市場で売りはじめたら、
社長が逃げ出したと思われ、その会社の株は大暴落する。
社長の個人名義の株だけは絶対に売れないものだ。
売れないのだから「無いのと同じ」。

 

社長個人名義の株とは無いのと同じなのに、
たくさん持っていて死んだら
相続税を払うために株式を大量に処分しなければならないだけ、
株がバラバラになって、何の会社だか分らなくなって、
これまでやってきたことが台無しになったとしたら、
会社に関わる誰も喜ばない。

 

だから社長は、個人名義の株を持つ必要もなければ、
持っていてはいけない。税務署が喜ぶだけ?

 

私はそんな考え方をしたことがなかった。
しかし、その論理に破綻はない。
考え込んでしまった。

 

また、走りたくなってしまった。

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
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