谷 好通コラム

2017年06月26日(月曜日)

6.26.「谷さんは200年でも生きます。」と蓮ちゃんが言った

昔、もう十数年も前のこと。
「蓮ちゃん」という不思議に霊感の鋭い女の子がいて、
その子は、レースの前、ピットでレースカーをじっと見つめて、
「この辺が透き通って見える。」と
レースで車の壊れる場所を言い当てたり、
今思い出すと、
あの頃信頼していたのに、
今になっての裏切りを言い当てていたり、
不思議なことがいっぱいありました。

 

その蓮ちゃんに、昔、
「僕はあと何年生きるのですか?」と聞いてみました。

 

すると蓮ちゃんは、
「谷さんは気力で生きている人なので、気力が続く限り200年でも生きます。」
でした。

 

気力で生きているとは、どういうことなのか、
よく解りませんでしたが、
気力が続く限り200年生きるとは、すごいことですね。
100歳を過ぎて骨と皮だけになってからも、
何十年も気力だけで生きている姿は、思い浮かべるだけでも疲れます。
出来れば、
みんなに惜しまれながら、
静かに、穏やかな死を迎えたいと思うのですが、
知っている人がみんな死んで
老いさらばえても、歯を食いしばって生き続ける我が姿は、ぞっとします。

 

しかし、蓮ちゃんが言いたかったのは、
「長生きしますよ。」ではなく、
何かで気力がなくなってしまった時、
それが若くても、死んでしまうということだったのでしょうか。

 

それが生きる気力ではなく、
仕事などに対する気力がなくなっても、
その時、若くても死んでしまうので、
私は、あらゆる意味で気力を持ち続ける必要がある。
ということなのでしょうか。
それでは私は永遠に仕事をやめられません。
ちょっと気を抜くと、
その場で死んでしまうかもしれず、
死にそうになっても、気力で仕事をしているしかない。なんて、
疲れる人生のようで、我ながら可哀そうだと思いますね。

 

しかし、思うに、
私がいつまでも本気になって仕事をしていると、
みんなが真剣に仕事をできないのではないか、
とも思うのです。

 

私はどうすればいいのでしょうか。
どちらかというと、私は200年も生きたくはありません。
でも、まだ仕事を辞めたいとも思いません。
当分、まだ生きていそうですね。私は、

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
    読めば読むほど元気になること間違いなし。・・・の、はず。

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