谷 好通コラム

2001年03月11日(日曜日)

第50話 毛が立った

昨日は、当社の全体ミーティング
全国から社員インストラクターが集まって丸々一日ミーティングをする
それぞれ色々な思いを持ってやってくる
かなり膨大な情報をメールでやり取りはしているのだが
顔を見ながら話し合わなければならない事も多く
山盛りの議題がある

 

今回のミーティングも面白かった
当社の提供する洗車商品のネーミングについて議論が白熱したのだ
スケジュールとしてこなさなくてはならない物も多いのだが
一度議論が湧き上がったら、そう簡単に収拾する訳にはいかない
とことんやらないと収まらない

 

今回は販売促進のグリットが発言しているときから始まった
(今日もまたグリット!が出てきた)
議論白熱といっても、誰も声を大きくしたりもしないし
罵詈雑言が飛び交うわけでもない
どうする事が一番いいのか真剣に議論する
静かだが結構迫力がある

 

普通、会社の会議というと
社内の権力争いの修羅場になってしまう事も多いようだが
うちの会社のは、そんなものとは全く縁のない
本当にユーザーのため、ガソリンスタンドの人達のために
ということに集中した議論が、マジに繰り広げられる

 

みんな、“自分の意見を通すことが目的ではなく”
広い意味での“ユーザー”の為に話しているので、簡単には決して譲らない
納得ずくになれるまで議論する
議論に力関係なんか関係ない
ふと気がつくと、部下が上司と正反対の意見を平気で言っている
それを誰も気がつかないぐらい
それぐらい当たり前のこととして受け入れている

 

そして、みんな自分の意見を通すことが目的ではないので
議論の最中“人の意見に納得したら”
何のためらいもなく自分の意見が変わったことをみんなに言う

 

“勝った負けた”などという事は一切意味がない
意見そのものが正しいと思えば、上下など関係なく“正しい”と言える

 

こういう場面になると
私はほとんど発言しなくなる
みんなの議論をワクワクしながら聞いている

 

発案者のグリット吉田君も、とりあえず“出入りの業者”なのだが
そんな事は全く関係なく
平気で意見を言い切っている

 

 

※発言した後、立ったまま座ろうとしない吉田君
当社ではエキサイト三人男として両常務とならび吉田君もケッコウである
(私は別枠)

 

カスタマーサティスファクションは、ポーズでは出来ない。
全員が本気でユーザーの事を考えられるかどうか
本気でそれをやっているかという事と思っている

 

真剣な議論であったミーティングの後
吉田君の毛が立っていた

 

 

「毛が立っちゃうまでエキサイトせんでもいいぢゃん」
と言うと
「これはこういうファッションです」とヘラヘラ言い張っていた
※ここの部分多少脚色あり

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
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