谷 好通コラム

2001年04月01日(日曜日)

第71話 50歳とレース

今日MINEサーキットで、私達のレースの師匠であるテツ清水の
シビックでの開幕レースであった
レースの結果はレース日記の方で詳しくお伝えするが
厳しいレースであった

 

清水さんもその結果に対し苦しそうであった
彼は50歳、私はその一つ下
この年齢は気力は充実、体力は低下のむずかしいところ
清水さんは
レースを30年続けて50歳にまでなった
私は
去年48歳でレースを始めて、来年50歳を迎えようとしている

 

レースは私の“元気の素”と、以前書いた
みんなそれぞれ、色々な“元気の素”を持っているのだろう
ゴルフであったり、釣りであったり、飲み、唄うことであったり
それが私の場合はたまたまレースであったということ

 

今日は特に寒かったせいもあるかも知れないが
清水さんがいつもより歳をとった人に見えた
レース前にプライベートでもイッパイの出来事があり
新しいレースカーもトラブルが続き
資金的な心配も抱え
レースそのものもやはり出来の良いモノではなかった

 

普通ならば
とっくに滅入ってしまっているところ
しかし
彼はプラス思考から一歩も引こうとしない
私は彼の考え方が大好きだ

 

普通ならば
とっくに挫折していて当然のことを山ほど抱えながら
まだ前に行こうとする
その姿勢が大好きだ

 

さすがに今日は“元気”“元気”というわけには行かなかったようだが
それでもなお彼の口からは、前向きに言葉しか出てこない

 

しかし
人生は限りあるもの
物理的な限界も必ずやって来る

 

それはみんな同じ
その限界だけは、悪平等的に必ずやって来る

 

それをどう受け入れるか

 

 

※レース前精神集中の清水さん

 

私が17年前に始めたこの事業
前だけを向いて
もっともっとと、突っ走ってきた
それなりに大きくなり、仲間も増えた
どこが限界なのか
まだまだ、限界ははるか先にあると感じているし、そう確信している
しかし、限界は確実にある
私自身に限界を悟ったときに、事業にも一つの限界がやってくるだろう
その時に
それをどう受け入れるのか
50歳間近
考え始めておく必要があるのかもしれない

 

とか何とか言って
実際には
今度は自分達がいつ走りに来ようか
みんなの走りを見てて、あのコーナーはチョッと摑めたような気がするとか
などと
元気がいいというか
懲りないことばかり話していた

 

つまり私にとっては
レースをやる気になってるあいだは、まだまだ大丈夫だということ

 

早い話が
「もっともっとレースやりたいなぁ~」
「もっと早く走れるようになりたいなぁ~♪」
「50近くになったから、自分の歳考えてレースやめよう、なんて絶対言わないモンね」
「清水さん、おれたち懲りない年代だもんね、絶対やめないモンね~」

 

そろそろ私にレースをやめさせたいと思ってる人
残念でした!
小郡から新神戸行きの新幹線の中で書き始めた時には
少し、くたびれていたけど
書いている間に
又元気になってしまいました

 

 

ごめんなさい
追伸
またまた三ノ宮駅で見つけてしまった素適な人
駅のコンコースの外で、天体望遠鏡をセットし
「土星」と「月」をみんなに見せて上げていた人

 

 

もちろん無料
ただ単にみんなに、土星と月を見せて上げていた
私も見た、へな?も見た
“土星の輪”が
素晴らしく綺麗に見えた

 

その素晴らしさ分けて上げたくて
それだけの理由で、彼は山ほどの機材を担いで、ここへやって来ているのであろう
こんな人が世の中にイッパイいるから
人生すてたモンじゃあないと、また思う
寒かったけど、とってもいい一日でした

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
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