谷 好通コラム

2001年07月06日(金曜日)

第161話 幻のような話

昨日、富山で一つセミナーがあり
朝7時ごろ名古屋を出発した
午前中に富山で4ヵ所も快洗隊をやっていただいている
大切な人とお会いした

 

しかも昼食をご馳走になってしまった
本来ならば、こちらがおもてなしなければならない立場なのに
大変恐縮しながら、一緒に食事をし
イッパイの話をした
この大切な方は「松倉さん」というバリバリの現役の方
ガソリンスタンドを4件経営して見えて、その4件ともを快洗隊にしている

 

「君は熱のある人間か?」松倉さんの口グセ
別にカゼひいているのか、と聞いているわけではない
「人生を熱く生きているか」
「自分の熱を相手にどこまで伝えられるか」
と、熱っぽく話される
私の大好きな人の一人
人生をきっと感動して生きている人
そんな生き方、涙が出るほど私は好きだ

 

富山は10年近く前からよく通った
月に2度3度と通った

 

昔は、ほとんど車で来た
北陸自動車道を通って、往復と、富山での移動も入れて
約800km
朝早く、5時ごろ名古屋を出て、夕方まで仕事をして
ほとんど泊まらず
深夜1時ごろに家に帰りつくパターンが多かった

 

1日1000km以内だったら平気で日帰りをやっていた
洗車を、横浜の?木先生の所へ勉強しに行っていた時は
そんな事を1週間のうちに
2度も3度もやっていた

 

今回は、富山でセミナーを終えた後、「魚津」に行って
夜7時過ぎに富山、魚津を出た
帰りついたのは12時ごろ
移動距離約900kmだった

 

久しぶりの長距離日帰り運転
信じられないぐらい“疲れた”

 

こんな事を、しょっちゅうやっていたとは信じられない
ついこの間のように思うが
“若い頃”は、かなりもう過去の事になってしまったのか
あの頃の激動ぶりは
「幻のようである」

 

魚津といえば“蜃気楼”の名所
とはいうものの、地元の人に言わせると
「私達ですら、ほとんど見た事が無い」という
それ程珍しい現象だそうだ

 

ところが
海岸に出て、対岸の能登半島“氷見”の方を見ていたら
私には
対岸の景色が
海から浮かび上がって見える
「すわっ、蜃気楼か?」
地元に人に言うと
蜃気楼はこんなモンじゃあない
と、おっしゃる

 

でも私には、ものすごいものを見たように思えた

 

※対岸の遠景

 

 

※写真を拡大して見た

 

 

対岸が、海面からほんの少し浮かび上がって見えませんか?

 

昔の頃の幻と、地元の人からは「違う」といわれた“蜃気楼”が
オーバーラップして
しばし感傷的になってしまった

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2001年07月06日(金曜日)

第160話 飛行機の着陸

仙台から乗った飛行機、離陸の時ひどく揺れた

 

4日のテレビのニュースで言っていた
ロシアのイルクーツクで飛行機が墜落し、全員死亡と
墜落したのは第145話で出てきたツポレフ(Tu)154
エンジンばかりデカイ前時代的な飛行機

 

そういう話がまだ頭に残っているうちに
飛行機が揺れると
さすがにあまり気持ちが良くない

 

今日乗った機体は、エアバスインダストリー社(ヨーロッパ)の“A-320”
最新鋭ではないが
第4世代ハイテク機のハシリの機体

 

フライバイワイヤーと言って
操縦幹の動作を電気信号にして、油圧装置を通じて
昇降舵、方向舵などを動かす仕組みを持っている
(従来の飛行機は、操縦幹にかかった力を
そのまま倍力装置を通じ、舵を動かしていた)
このフライバイワイヤーによって
操縦そのものの電子制御化が格段に進んだ

 

巡航中の自動操縦はもちろん
やろうと思えば
ほとんどコンピューターまかせの自動操縦で
離陸・着陸まで出来る

 

恐ろしいほどのハイテクが詰まっている飛行機である

 

エンジンは
もちろん「高バイパス比ターボファンジェット」
アメリカGEの“CF4”シリーズ
正に、今流の飛行機だ

 

この飛行機の“翼”の様子を写真に撮りました

 

まず上空を巡航飛行している時
翼はツルンとした感じ(一番抵抗の少ない形)
翼の先っぽには、翼端渦を減らすためのウイングレットが着いている(A-320のは小さいのでウィングチップとも呼んでいる)

 

 

着陸寸前の翼の様子
翼前端からストラットが降ろされている
これは翼上面に、より多くの空気の流れを
そしてより早い流れを作って、大きな揚力を作り出す
その事によって、出来るだけ低速での着陸を実現している

 

 

着陸寸前の翼の様子
翼前端からストラットが降ろされている
これは翼上面に、より多くの空気の流れを
そしてより早い流れを作って、大きな揚力を作り出す
その事によって、出来るだけ低速での着陸を実現している

 

 

タッチダウン(着陸)直後のエンジン
スラストリザーバー(逆噴射)の口が開いている
短い滑走路での着陸を実現しているジェットならではの定番芸

 

 

こんな事言って何になる、とは思いつつも
すでに缶ビール3缶目に手をつけている状態
訳の分からんコラムも、たまには有りという事で、勘弁してください。

 

今日は色々有り過ぎて、気持ちが乱れに乱れています

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    谷 好通

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