2002年02月18日(月曜日)

359話 祭りは終わった

昨日、朝7時40分の飛行機で、富山から東京に戻る
幕張でのショーの最終日である

 

一昨日は結婚式があったので1日だけ抜けた
幕張の様子を電話で聞くと
大盛況で、たくさんの方がブースを訪れてくれたそうだ
今回のショーは、手ごたえがあるような気がする

 

過去にも何度かショーに出展した事がある
出展そのものは華やかで、楽しいものだが
莫大な費用もかかる
そして、その費用対効果を考えると
決して、短期間で満足な成果を得られるものではない
ショーに出して
すぐに商品が売れるものではなく
時間をかけての、目に見えない効果を考えないと
とても出展できるものではない

 

今回は
SONAXの好意で、BARホンダのF1カーを貸していただいて
ブースに置いた
これがブースの花となって、集客力をグンと上げてくれた
もう一つの花
「快洗Boss」新設計の手洗い機
洗車機メーカー「ダイフク」の好意で、搬送から据付まで
すべての面倒を見ていただいた
大きな機械がデンっとブースの一角を占め、あたりを圧倒する
今回のブースは迫力満点であった

 

「快洗Boss」の発売に当たって
役場への申請とか、設置工事など
メンテナンスの面倒を見ていただく「ダイフクユニックス」にも大変お世話になった
4日間、ずっとお手伝いをしてくれた「松本さん」ありがとうございました

 

今回のショーは
いまだかつてないほどの、可能性を勝ち得る事が出来た
たくさんの方との新しい接点を持つ事が出来た
きのうショーが終わったばかりなのに
もう、営業のスタッフは
ブースを訪れ、名刺の交換をさせていただいた方たちへの
電話でのアポイント取りなど、ワークを始めている
きっと早い時期での成果が出てくるのであろう
今回は、色々な意味での大きな収穫を得る事が出来
すばらしいものであった

 

また、今回のショーで特に思ったこと

 

私が黙っていても、動かなくても
物事が進んでいくようになった
それぞれの各責任者が
自分で考えて物事を進めて行ってくれるようになった

 

私は、今回のショー開催中、ほとんど何もしなくてよかった
スタッフ一人一人が
来場者に対して、積極的に話かけて行き
いっぱい説明をして、活躍していた
私は
正面のカウンターに座り
知っている人が訪れたら、挨拶をして、お話をして
タバコを吸いたくなったら、お客さんと喫煙所に行って、お喋りをして
ニコニコしていれば良かった

 

今までのショーのように
陣頭指揮に立って、動き回る
そんな事はすっかりしなくても良くなってしまった
みんなが、特に各責任者がどんどん物事を進めて行ってくれる
私は朝の朝礼で、大まかな指示をしただけ

 

そして
4日間が終わり
最後の片づけが、閉会の午後5時直後から始まる
2日がかりで作ったブースを、たった2時間で撤去しなければならない
みんなテキパキと、サンプルとか、資料を片付けていく
見事なものだ
あっという間に片付いてしまった
私は、見事に何もしなかった

 

時代が変わりつつあることを
強く実感した時間であった

 

 

片付け終了後
車にびっしり詰まれた荷物と共に
刈谷の本社に帰るものは全員、車で帰ることになった
午後7時前に幕張を出発
舞浜付近ではディズニーランド帰りの渋滞に巻き込まれながらも
東名高速に入って、みんな海老名SAで食事をして
あとは淡々と、刈谷に向けて帰る

 

※東名の途中で「快洗Boss」を、幕張から滋賀まで運ぶトラックを見つけた
思わず写真を撮ってしまったのだが
フラッシュの光に、運転手さんは、ビックリしてしまったかもしれない(ゴメンナサイ)

 

 

刈谷に帰り着いたのは、深夜12時ぐらい
それから荷降ろしをして
帰宅したのは午前1時過ぎ
毎度の事ながら、この時点ではみんなグロッキーである
それでも、活気溢れるショーの余韻がまだ残っていて、気持ちはまだ元気だ

 

これを書いているのは新幹線の中
昨日、深夜幕張から刈谷に帰って
今日、昼からまた東京に出かけた
今は、その名古屋への帰りの新幹線
祭りは終わった
祭りは、祭りそのものに意味があるのではなく
その後の活動の成果に、すべての意味がある

 

さぁ、みんな、また大きな夢を抱えて、頑張って行こう

 

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