谷 好通コラム

2003年01月21日(火曜日)

623話 蛇を食った奴等

もう、夜11時を過ぎたので
今日は、2つの話だけでやめておこうかと思ったが
ついでにもう一つだけ
短い話です

 

実は、今日の昼飯で蛇を食べた
タオル工場のTAOさんが「昼ごはんを食べよう」と誘ってくれて
工場からホテルに送ってもらうついでに
昼ごはんをご馳走になってしまったのだ

 

そこは上海ではよくある料理の材料を自分で選ぶ店
魚とか、貝とか、野菜とか
珍しい食材がずらっと並べられているのだが

 

その中に生きた蛇がいた

 

それを見て
ギェ~~と驚く私を見て
TAOさんが面白がり、その蛇を注文してしまったのだ

 

ドキドキである
もちろん、私は蛇なんて食べたことがない

 

色々な料理が出て
最後に「蛇のから揚げ」が出た
ギョエ~~~である

 

 

GRIT!吉田は、無神経にも
「ウワ~うまそう!」と蛇にかぶりついた

 

私はダメである

 

吉田が「うまい、うまい、なかなかコクがありますね~」
と、ほざく

 

 

荻野も食う
「前に一度食べたことがありますけど、これはいけますよ」
などと、性懲りもなく誘う

 

何と、通訳の李さんまでが
女だてらに、から揚げにかぶりついている
「おいしいよッ、谷さんも食べたら。。」
と誘うではないか

 

もちろんTAOさんも
ムシャムシャ

 

いかん
ムラムラムラッと来てしまった
だんだんその「から揚げ」が、うまそうに見えてきてしまった

 

つい、一つそのから揚げを手に取り
不覚にも、食ってしまった

 

味は?
とりあえずウマイ

 

しかし、食べているうちに
またあの生きていた蛇の姿を思い出してしまい
チョッとこみ上げる
・・・・

 

とりあえず食った
無事に食った

 

しかし多分、私は、死ぬまで2度と蛇を食べることはないであろう
今思い出してもギョエ~~~である

 

かわいそうなヘビ
こいつは30分後にから揚げになってしまったのだ

 

 

料理はおいしく最高であった
が、ヘビは気持ち悪かった

 

それにしても
中国のレストランの給仕の女の子はほんとに可愛い
この子達もヘビを平気で食べるのかなぁ

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    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
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