谷 好通コラム

2003年03月25日(火曜日)

おまけ、超・豪華出張

今回の出張は
超豪華!

 

今、札幌で泊まっているホテルは「サッポロ・ルネッサンスホテル」

 

このホテル
札幌のでは、トップクラスのひとつで
しかも、今日の私の部屋は「デラックスキングサイズダブル」
部屋はダブルでも、もちろん一人である
(天命に誓って本当なのだ)

 

でっかい部屋に、でっかいベッド
7回ぐらい同じ方向に寝返りをうっても、転がり落ちそうにないベッド
多分こんなにでかいベッドは、生まれて初めてだろう
今晩、眠れるだろうか?

 

 

この部屋のシングルユースの通常料金「31,000円!」
“さんまんいっせんえん!”

 

長い出張生活の中でも
間違いなく最高価格の部屋である

 

何かあったのか?
あるいは、気が狂ったのか?

 

いえいえ、そうではありません
例のインターネット・ホテル予約サイト「旅の窓」で見つけてしまったのだ
「31,000円」⇒「8,000円」というディスカウントを

 

ビジネスの宿泊としては「8,000円」は随分高いが
それにしても、通常「31,000円」の部屋とは「どんなもんかいな」と思って
予約してみた
半分「そんなわけないだろ」とも思いながら

 

で、結果は?
まぁ、なかなか、というか・・・・
部屋は十分広い
バストイレもでっかい
景色もまあまあ

 

 

一流ホテルの定番「プール」もあった

 

 

ただ、泳ぐ人は誰もいなかった
ひょっとして、若き女性の水着姿でも、と期待したのだが×であった

 

ロビーもほどほどの広さだが
歴史を感じさせる、十分に品格にあるものであった

 

天井にはなぜかフレスコ画風の日本地図

 

 

しかし、私としては寝るだけであって
馬鹿でかいベッドも、トイレも、バスも、天井画も、あまり必要ではない

 

「31,000円の部屋」ってこんな風なんだ
で終わってしまったような気がする

 

ただ、これは良いと思ったものがひとつ
ホテルの中に「散髪屋さん」があったのだ

 

私がこのあいだ散髪屋さんに行ったのは、もう2ヶ月ぐらい前
自分でも、かなりうっとうしいと思っていた
(私は散髪が本当に面倒で、つい伸びてしまうのだ)

 

明日は、サッポロで何十人かの経営者の方たちへの洗車セミナー
明後日は、大阪で80人の方たちへのセミナー
大勢の方たちの前に出るのに
「このボサボサ頭では、そろそろまずいよな~」
と思っていたので
早速、このホテルの散髪屋さんに行った

 

散髪“前”

 

 

散髪“後”

 

 

(散髪料3,800円は近所の散髪屋さんと一緒であった)

 

 

超・豪華な出張旅行
実は、これだけでは終わらない

 

明日、セミナーが終わって
夜の大阪への移動の飛行機は
なんと!「スーパーシート」なのだ

 

私は、よく飛行機に乗るので、自動的にANAのプラチナ会員になっている
その特典ひとつとして
スーパーシートへの「アップグレード券」を毎年送ってくるのだが

 

残念ながら
我が名古屋空港には、大きな機体が乗り入れていないので
スーパーシートがついている飛行機が“無い!”
見事に“1本も無い”ので
私は、そのアップグレード券を
ほとんど期限切れにしてしまっていた

 

それがたまたま、札幌⇒大阪(伊丹)の便に
スーパーシートの設定があったので
大喜びで使うことにしたのだ

 

たまたま出来上がってしまった超・豪華な出張旅行
まぁまぁ最高である

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2003年03月25日(火曜日)

673話 雲を突き抜けて

今日は、札幌行きだ
その飛行機の中でこれを書き始めた

 

昨日は福岡だったので、本来ならば
福岡から札幌の直行便に乗り、昨日のうちに札幌に入ってしまえば
今日の午前中、半日余分に仕事が出来たのだが
福岡⇔札幌の直行便は、出来れば、私は使わないことにしている
以前、何度か使ったときに、決まって体調が崩れ、風邪をひいてしまったから

 

特に、暖かいところから急に寒いところへ行ったから
という訳だけではないようなのだ
福岡は、名古屋と、気温的にはほとんど変わらない
だから名古屋⇔札幌と、温度的変化はそれほど変わらないはずなのだが
多分に気分的なものがあるのだろう
住んでいる場所から見ると
西南に1000km以上離れたところから
自分の住む家の上を飛び越して反対側の北東へ
今度は1500km以上行ってしまう、そのことが精神的にこたえるのだろう

 

本人は自覚していないが
やっぱり「家に帰りたい」という本能的な気持ちが
根っこにあるのかもしれない
だから、“自分の家を飛び越して”という部分が
気がつかない所で、ダメージになっているのかもしれない

 

今日の名古屋は雨
昨日の夕方から降り始めたそうだ(福岡にいたので判らない)
雨と晴れが交互に、短いスパーンで繰り返されている
それも必ず週末がらみだ
本格的な春を迎えるための準備とはいえ
洗車をする側も
洗車をしてもらう側も
いささか、げんなりしてしまう

 

そんな雨の日でも
街は暗く濡れて、暗い雲が重く垂れ下がっているが
しかし、その雲の上には
いつも輝くばかりの青空が
いつも変わらず有ることを忘れてはならない

 

私は雨の日に飛び立つ飛行機が大好きだ

 

雨の街を飛び立って
ぐんぐん上昇し
すぐに暗い雨雲の中に突入
時には気流が悪く
ドンドンドンと揺れながら、雲の中、飛行機は力を振り絞って昇って行く

 

雲の中は
最初は暗いが
上昇するにつれて、少~しずつ明るくなって
徐々に、雲を突き抜ける期待に胸が膨らんでくる
やがて、雲の上端の切れ目に達すると
たいていの場合、そこは気流がいっそう乱れていて
ひときわ激しく揺れる

 

しかし、機体が完全に雲を突き抜けた瞬間
機体の揺れがぴたっと止まり
目の高さの雲海と
その上に広がる紺色に輝く青空

 

私はこの瞬間が大好きだ

 

暗く思い暗雲の中を
ひたすら昇って行くと、必ず、雲を突き抜ける瞬間があり
視界が一挙に広がって
すばらしい青空が、そこに待っている

 

まるで人生のようではないか!

 

今の世の中のように
まわり見渡すかぎり
暗く感じさせられる時があったにしても
手をゆるめず
足を止めず
前に進み、昇っていけば
必ず、徐々に明るさが増してきて
突然まわりが透き通り、突き抜けるような快晴が待っている

 

雨の街を発った飛行機に乗ると
そんな風に、いつも、雲の上の青空に勇気づけられ
励まされるのである

 

朝、雨の名古屋を発つ

 

 

暗い雲の中をグングン昇っていく、機体は揺れる

 

 

しばらくすると、雲が明るくなってきて、突き抜け、青空が見えてくる

 

 

上空10000mからの青空は紺色に輝いている

 

 

飛行1時間20分後、到着した札幌は、5日前と同じ雪景色であった

 

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    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
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