谷 好通コラム

2003年05月29日(木曜日)

721話 ニューバージョン

道路を走っていて
強引にあぶない割り込みをしてくる車がいる
そんな時、腹が立つが
その目の前に入ってきた車の、そのまた前に
他の車が入ろうとすると
パッアアアっパッ~と、けたたましくクラクションを慣らして
入れまいとする
そんなところを見ると、もっと腹が立つ

 

自分が割り込むことは、気分がいいが
他の車が入ってくるのは許せない

 

 

こういうこと、考え出せばいくらでも出てくる

 

 

自分が騒ぐことは、面白いからいいけど
人が騒ぐのは、うるさいから頭にくる

 

 

自分が金をもらうことは、うれしいが
その金をどう使うか、口を出されるのは頭にくる

 

 

自分が約束を破るのは、それなりの理由があるから仕方ないが
人から約束を破られるのは、絶対許せない

 

 

自分の失敗を笑われると頭にくるが
人の失敗は面白い

 

 

高金利の金を借りるのは、自分の自由だが
その金を返すときには、自分は高金利の被害者だという

 

 

客が威張れば、いやな奴だと思うが
自分が客であるときには威張り散らす

 

 

自分は責任者だから、言うことを聞け、と言いながら
言った事が間違っていても責任は取らない

 

 

自由を主張しているのに
依存をやめない

 

 

反発はしても
くれるものは、も・ら・う

 

 

“へそ”を出して、セクシーに見られたいが
オヤジに見られるのはいやだ。いやらしい

 

 

物事を知らない人間ほど
自分が知らないことを、知らない

 

 

新米経営者、以前は待ち遠しかった給料日
今は憂鬱な給料日 (^o^)丿

 

 

パンツぎりぎりのミニスカートはいて
階段上るとき、カバンで後ろを押さえる
見せたいのか、見られたくないのか、はっきりせい

 

 

酒を飲んだら必ず寝るやつ
飲むなら、寝るな
寝るなら、飲むな

 

 

人の悪口いう奴ほど
自己弁護はうまい

 

 

体に悪い食べ物ほど、おいしい食べ物

 

 

かっこつける奴ほど
力がない

 

 

誰もが高いと分かるものを持ちたがる奴ほど
金がない

 

 

本当のことだと、言えば言うほど、嘘に聞こえる

 

 

アホらしい人間世界
トンボの方が偉く見えてくる

 

 

少なくとも、大人より子供の方がぜったい偉いよ

 

 

こんなこと書いても、鬱憤晴らしにしかなりゃしない
うっぷん晴れるだけでもイイカ

 

しょうもない私のニューバージョン
もうこれっきりにしておこう

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2003年05月29日(木曜日)

720話 知らぬ事だらけ

今日は、このコラムよっぽど休もうかと思った
眼がとても疲れていて、無理をしてもいかんかな
と思ったから

 

今日そこまで目が疲れてしまったのは
ある人の話が面白くて約3時間
思いっきり眼に力を入れて、その人を見てしまったから

 

私は、人の話を聞くとき
その人の顔を、その人の目を、思いっきり自分の眼に力を入れて、見つめて聞く
私の癖だ
その人の話が面白いと特にそうだ
自然にそうなってしまう
そんなときは、パソコンをやっているときの3倍ぐらいに眼が疲れる

 

今日会った人
どういう人なのか、申し訳ないが言えない
あまりにも有名な会社の中枢にいる人で、名前を出すとその人が困るから

 

しかし、世の中には
あまりにもたくさんのことを知っていて、深く考えている人がいるものだ
3時間があっという間であった
知れば知るだけ
自分が知らないことが、あまりにも多いことを突きつけられる思いであった
“勉強せねば”
もっともっとたくさん“読まなくては”
もっともっとたくさんの人の話を“聞かねば”
そして
もっと、もっと、外に出て、たくさんのものを“見なくては”
実際に自分で“やってみなくては”

 

自分が「井の中の蛙」であることを
思い知らされた思いであった

 

知らない人は、自分が知らないことを、知らない
知れば知るほど、自分が知らないことが多いことを、知る
改めて自分を戒める

 

その人は
洗車というビジネスに、将来の大きな可能性を見出していて
ここしばらく
日本国中はもちろん、世界の洗車屋をも見て
中に入り込んで学習してきたそうだ

 

我が快洗隊にも、ここ1年で何回も来られ
何ヶ月前には、快洗隊トレセンで泊りがけの特別編洗車スクールを受け
実際に、休日に混雑している快洗隊の営業を
若いスタッフたちと一緒に、実際にお客様の車を洗って
快洗隊を体験していった
平気な顔をして、一日中しっかりと汗をかいていった

 

私は、能書きだけの人間を信用しない
自分自身は出来もしないのに、とやかく言う人を信用しない
労を惜しむ人を信用しない
やったこともないのに
「やる必要はない、やらなくても分かる」と言う人を信用しない
やろうとしない人を信用しない

 

この人は、やった
その立場からすれば、やらなくても、別に十分であったのに
嬉々として、みんなと一緒にやった
それだけで信用するに十分である
計算なしに信用できる

 

その人から
「洗車をビジネスとして、本物と言えるのは快洗隊ですね。
ずいぶんやりましたけど、
自分でも商売としてやりたいと思ったのは快洗隊ですね。洗車は。」

 

そう言って貰えたことが、たまらなくうれしかった

 

この人から聞いた、ものすごく面白い山ほどの話
疲れきった今日の眼では書ききれない
私も、実際にあっちこっちに出かけながら
ぼちぼちと書いていきたい

 

眼がメロメロで、今日はここまで勘弁です

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    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
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