谷 好通コラム

2003年10月05日(日曜日)

809話 今日の原稿書き

今日は、KeePreタイムス10月25日号の記事の締切日
日曜日であるが、朝からパソコンの前に座ったまま

 

何とか言い訳を言って
締め切りを逃れようとも考えるが
近藤編集長が朝からプレッシャーメールを送ってきて
絶対に締め切りを守れ、とやさしく言って来ている。(これが怖い)
観念して書き始めるが
今回の原稿量は大変多いので、別途コラムまではとても書けそうにない
だから、原稿をそのままこのコラムに載せてしまうことにした。
あくまでも原稿なので
実際にタイムスに載る時には、かなりの修正と写真が入るが
とりあえず、読んでみてください。

 

以下原稿

 

今、アクアキーパーという製品を世に出そうとしている。

 

まず最初に言っておかなければならないことは、
水を特殊な無機のセラミックに通し、
酸化ケイ素とホウ酸が溶け込んだ水を、ボディに強く掛けて、コーティング被膜を造るという
この摩訶不思議なコーティングを
私たちは、
自分たちの車で、
自分たち独自の方法で
何台も何台も何台も、自分たちで施工して
実際に、その被膜が出来ることと、
その被膜の存在を
自分たちの“目”と“手”で、はっきりと見極めて
このアクアキーパーをデビューさせることにしました。

 

「効いていると言われれば、なんとなく効いている気がする」
などといういい加減なレベルではなく
その被膜の存在がはっきりと見分けがつき、
所定の効果を、きちんと発揮することを確認したうえで
デビューさせることにしたのです。
加えて、アクアキーパーが、KeePreと同じく
“塗装面改善の方向性”を備えているものであることも重要な要素でした。

 

アクアキーパーは、ケミカルの名前ではなく
特殊な機械で施工するコーティングの名前です。

 

 

アクアキーパーとは“親水性”のコーティングで、
水を弾かないことを一つの特徴としている。

 

現在、多くの皆さんに利用いただいている撥水性のKeePreとは、
水を弾く、弾かないという面においてまったく逆の性質を持っているのだが、
では、アクアキーパーとは、KeePreを否定するものなのか?
そうではないと考えている。
人の気持ちというものは幅が大きいので、撥水が好きな人もいれば
親水が好きな人もいると思う。
親水性のコーティングはまだ一般的ではないので
その嗜好がまだ潜在的である分を差し引けば
今の時点での顧客意識以上に親水に対する嗜好は有ると考える。

 

つまりKeePreとアクアキーパーは共存するもの
敵対するものではない。

 

 

車をキレイすること、
つまり広い意味での洗車は、
車が綺麗にすることで人の気持ちを満足させるサービス商品。
サービス商品とは人の気持ちが相手のものであって、
形のある物販の商品のように規格とか、スペックが
はっきりした形であるわけではないので、難しくもあり、逆に楽しみもあるものだ。

 

そして肝心なことは、人の気持ちとは人の数だけ幅があるということ
たとえば、洗車をするということだけでも
その好みは千差万別。

 

ある人は、
「早くて、安くて、ホコリが落ちる程度の洗車を何度も数多くやりたい」
こんな人には、セルフの連洗がぴったりであるであろう。

 

またある人は、
「それなりに任せられるガソリンスタンドの洗車が良い」
と言う人もいる。

 

そして、ある人は
「今までのガソリンスタンドの洗車では満足できない。
だから自分で、自分が満足できるまで洗ったり磨いたりしてキレイにしている。
だけど、洗うこと自体が好きであるわけではないので、
自分の気に入ったレベルにまできちんとキレイにしてくれるところがあれば、
多少高くでも、時間がかかっても、やって貰えたらうれしい。
つまり買ってもいい。」
そんな需要、多分全体の20%程度の、その人達の需要を掘り起こしたのが
キーパーであり、極上手洗いであり
その需要に特化した店舗が快洗隊である。
そして、そこにあった需要が、
単価と数において想像以上に大きく、
その掛け算、つまりマーケットは、今のところ潜在している事ということもあって、
未曾有のスケールを持っている可能性があるとも考えられるのだ。
そこがキーパーとか快洗隊の面白いところ。

 

洗車の需要の種類に大きな幅があることは
人の気持ちに大きな幅があることに起因している

 

売る側の論理で考えると、なかなか発想できない事なのだが
買う側の視点に立ってみれば、それは当たり前のこと。
お客様に
たくさんのものを買っていただこうと思うのならば、
買う側の視点に立って商品を考えるべきなのだ。

 

たとえば
「味噌ラーメン」が好きな人もいれば、「とんこつラーメン」が好きな人もいる。

 

味噌ラーメンが、大好きな人から見れば
「とんこつラーメンは脂っこくって、あのにおいがなんとも気持ち悪い」
なんて言うかもしれない。

 

とんこつラーメンを、こよなく愛している人からすれば
「味噌ラーメンなんて、味噌汁にやたらぶっといラーメン入れてるようなもので、
あんなものはラーメンじゃない。邪道だ。」
なんて思っているかもしれない。

 

あるいは、両方とも好きな人からすると
「とんこつが嫌い人は味噌の良さが分からないだけで、
味噌が嫌いな人は、とんこつの良さが分からないだけ。両方ともウマいよ。」

 

逆に、両方とも嫌いな人からすると
「ラーメンなんて、どっちにしたってウマくない。嫌いなものは嫌いだ。」
で済ませてしまうだろう。

 

四者四様
それどころか、
「なに言ってんだ、ラーメンは、なんと言っても“しょうゆ味”が王道。
味噌もとんこつもしょせん亜流だよ。」
と言う人もいたり、
四者四様どころか、まさに千者万別

 

誰が正しい訳でも、レベルが高い訳でも低い訳でも何でもない
ただ単に“好みが違うだけ”

 

好みはそれぞれ違うが
共通しているのは
“ウマいラーメンを食べたい”という点
その一点だけは間違いなく共通している。
と同時に
“健康を害するものでないこと”も
当たり前の話ではあるが共通している
食べたら必ず下痢を起したり、病気になるものなどは
味に対する好みを超越して誰も食べようとはしない。

 

洗車とか、コーティングなど車をキレイにする商品に対する嗜好も
千者万別であることは言うまでもない。
しかしラーメンが、“ウマいものを食べたい”に共通の意識があるように
車をキレイにする商品に共通する点がある

 

“車をキレイにしていたい”ということ

 

と同時に
“車のためになることをしたい”という点
これも非常に重要な要素だ
車の塗装の健康は、

 

だから、
KeePreは
有機物である高分子共重合体の連続した被膜(KeePre被膜)を、
塗装上に綺麗にかぶせるコーティングであって
そして、定期的に
その被膜の上に留まっている汚れを取り除くと同時に、
新しいKeePre被膜を補給して
塗装の保護と、塗装の綺麗な状態を続ける。
しかも、そのケア作業が被膜上で行われることと、水を使うことによって
塗装そのものに対する直接的な摩擦を避け、ケア作業そのものによる塗装劣化を
避けている。
塗装の健康に害を加えないと言うこと。

 

その上、そのケアを繰り返すことで
塗装上の被膜の平滑を促進して、より新車の塗装に近い状態になって行く。
KeePreのその仕組み全体が
“塗装面改善の方向性の理論”として、特許にもなっているのだ。

 

KeePreを「ボディーチューンナップコーティング」と称している由縁であり、
塗装の健康を促進するという意味である。

 

そして、KeePreは有機物である高分子共重合体を使って
“塗装面改善の方向性の理論”を実現しているので

 

“結果的”に、“撥水する”。
それも結構よく撥水する。
しかし、KeePreの目的は、“綺麗が続くこと”と“塗装を良くすること”。
撥水が目的ならば
もっと撥水するケミカルが幾らでもある。

 

代表的なものは“マイクロエマルジョンのアミノシリコン”で
いわゆる超撥水コーティング○○○○などと称されている数多くの商品たちだ。

 

撥水が好みの人には、これは良い商品であり
確かに塗装保護の効果もある。

 

KeePreを販売し始めて約10年。
その後、5年目ぐらいにこの類の商品が出現したときには、
私たちも危機感を持った時期があった。
これは、それなりにいい商品であり、しかも非常に短時間で施工できる。
施工価格も相対的に安い。

 

しかし、結果的にはKeePreの施工数はまったく減らなかった。
それどころか、その後5年で3倍以上のKeePre施工数に増えている。

 

KeePreには施工の都度、汚れを取り去る効果があり、
施工後、透き通った感じの綺麗さになる。
そして、もちろん塗装面の改善方向がある。
撥水ケミカルを掛ける超撥水系のコーティングにはそれがない。
これはKeePreの大きなメリットである。

 

しかし、
KeePreは、超撥水コーティングよりも機械化されておらず、
施工に時間がかかり、施工の値段も高い。
これは、KeePreのデメリットである。
両方の商品には、直接比較すればメリット、デメリットの両方がお互いにある。

 

しかし肝心なことは
買う側からすれば、これは“別の商品”であること。

 

「味噌ラーメン」と「とんこつラーメン」が別のものであって
どちらが優れているか劣っているかと、論じることなど出来ないのと同じように
超撥水系コーティングとKeePreとは別のものなのである

 

どちらを選ぶのかは、その人の好みであり、
超撥水系コーティングの特徴を好みとする人と、KeePreを好む人とは
大まかに言えば、“別の人”であったと言える。

 

 

同じ意味で
KeePreとアクアキーパーは、敵対するものではなく、
別のものであって
お客様の好みの傾向によって
それぞれが選ばれるものであると言える。

 

撥水が好きな人がたくさんいるように
親水の特性が持つ数々のメリットが好きな人もいる。

 

親水と言えば、超親水性のハイドロテクトボディーコートがある
残念ながら
施工の技術の難しさと施工の労力の大きさ
とりわけディコートの作業が大変であったことで、
ハイドロテクトボディコートは、大きな普及を果たすことが出来なかった。
しかし、
快洗隊刈谷店では、いまだに毎月10台ぐらいの
ハイドロテクトのお客様が、自分からやってきて
6カ月ごとのハイドロテクト再施工を受けていかれる。

 

車が汚れにくくなる“親水性”の嗜好は、間違いなくある。
それを、私たちはハイドロの経験によって
間違いなく実感している。

 

 

では、アクアキーパーはどんなものであろうか。

 

アクアキーパーは、どんな特徴を持っていて
どんな人に嗜好されるのであろう。

 

一言で言えば
「ツヤのいい車に乗り続けたい」
そして
「出来るだけ洗いたくない人」
あるいは「楽に洗いたい人」

 

なぜなのか、一つ一つ述べていって見よう

 

KeePreは、有機物である高分子共重合体を、2~10ミクロンの被膜として使う。
アクアキーパーは、
無機物である酸化ケイ素、つまりガラスの元を、10~30ナノの厚みで
塗装の上に結晶化する。

 

KeePreが撥水性であるのに対して、酸化ケイ素は水を弾かない。
親水性だ。

 

KeePreがスプレー缶に入ったケミカルを
スポンジを使って、塗装の上に塗っていくのに対して、
アクアキーパーは、分子レベルで水の中に溶かし込んだ酸化ケイ素を
塗装上に圧力を掛けてぶつけ、ホウ酸を経由して塗装上に結晶化させる。

 

化学的に見れば、まったく共通点のないKeePreとアクアキーパーであるが
共通していることは
“車を、塗装をキレイなままで乗ってもらえること”
と同時に
“車の塗装のためになること”

 

お客様が共通して望んでいるこの2点が
KeePreとアクアキーパーの共通点である

 

もう一つの大切な共通点は
施工が非常に簡単で
技術の差による、施工の優劣の差が非常に出にくいことだ
このことについては、明日以降の話で具体的に書いていきたい

 

アクアキーパーの初回は、4回のコーティングで1セットである。
塗装の上にナノのレベルで結晶を造って行くので
1回のコーティングでは不完全なのだ。

 

2ヶ月の間に4回、施工店に来てもらってコーティングをする。
4回の、その一番最初のコーティング施工時だけ、塗装の状態によって
「アクアポリッシュ」とダブルアクションポリッシャーによって
塗装を軽く磨く。
特殊な技術は要らない。
後の3回は、洗車してアクアキーパーの水を掛けるだけ
これはいたって簡単である。

 

初回の4回分のアクアキーパーを施工すると、
塗装はかなりいいツヤになる。
新車状態に戻ると言っても過言ではない。
しかし研磨作業ではないので、目で見てはっきり分かる傷消しはほとんど出来ない。

 

そして、塗装表面をさわると
ガラスをさわっているような感じに変わる。
塗装を水に濡らすとその感じが、余計にはっきりする。
つまり
塗装が乾いている時、
ワックスの場合はツルツルと滑るが、
アクアキーパーの場合はあまり手が滑らない。キュッキュッキュッて感じ。
逆に塗装に水を掛けてみると
ワックスの場合は手が滑らなくなる。
アクアキーパーの場合はガラスのようにツルツルと言うか
ヌルヌルと言うか、よく滑る。
乾いた時と濡れたときと、すべり具合がワックスとアクアキーパーは逆になるのだ。

 

雨が降っても水玉が出来なくなり、
塗装の上にベタッとした感じで水が広がるようになる。

 

しかし、塗装上にあまりホコリが乗っていなければ
水が塗装の上から、切れていくように水がはけていく。

 

 

晴れているとき
ボディがガラスで覆われている性質になっているので
静電気がボディに溜まらない。帯電しないということ。
だから、静電気によってホコリをボディに吸い付ける事がないので
ホコリのつき方が少ない。

 

だから、副産物として
空気が乾燥しているときに、
車に乗ろうと思ってボディをさわったときパチっ!と来るあの不快な放電がなくなる。
車が帯電していないからだ。
ただし、これは車からの放電がなくなると言うことで、
人間の体の方に静電気が溜まっている場合は
やはりパチッとくる。
だから、「アクアコートをすると、静電気でのバチッがなくなる」と
そう言い切っとしまうことは危険で
どうしようかと悩んでいる。

 

 

雨が降ると
ボディーが親水性なので
ホコリとか泥とかが、かなり流れ落ちてしまい、
結構きれいになってしまう。

 

これは結構すごい。
「洗車をするのが面倒な人」向きである由縁だ。

 

それでも、まったく汚れないわけではない。
だから洗車をしなければ、ズバッとはきれいにならないのだが
ものすごく洗いやすいのだ。
ツルツルッと洗えば、すっかりきれいになってしまう。
もちろんいいツヤは保たれたままだ。
ワックスを掛けたいとはまったく思わない。

 

“洗いやすさ”については、モニターの人たちが口を揃えて言うことで
かなり洗車が楽になる。

 

?“ツヤがいいまま”
?“ホコリなどの汚れの付からが少なくて”
?“雨が降ったりすると結構きれいになってしまう。”
それでも
完全にきれいになるわけではないので
洗車はするが
?“ものすごく楽に洗車が出来る”

 

大雑把に言えば、こんなところ

 

 

では、初回の4回のアクアキーパーをやれば、半永久的にOKなのか。
答えは“否”

 

アクアキーパーの酸化ケイ素の結晶は
無機質なので、ほぼ劣化することはないが
ナノレベルのあまりにも薄い結晶なので、強い接触なとで傷んでしまう。
だから
初回施工後、6カ月に1回ずつメンテナンスの意味で
アクアシャンプーでの洗車+アクアキーパーを施工する。

 

こんなカーライフ
色々な人が、色々な好みを持っている中で
これが良いと思う人も、いっぱいいると思ったのです。

 

どうでしょうか?
みなさん、どうでしょうか?

 

 

・・・・・
・・・・・・・・・
文章がメチャクチャ長くなってしまった。
朝から書き始めて、もう夜10時
途中で、長い昼飯時間があったが、かなりの時間書いた
近藤編集長!
こんな所で、とりあえず、どうでしょうか?

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2003年10月05日(日曜日)

808話 獲らぬ狸の皮?

何が楽しいって
“獲らぬ狸の皮算用”
こんなに楽しい事はない

 

たとえば何か商品を企画しているときに

 

「う~~ん、これは受けそうだ
これなら誰でも欲しがる
こりゃ売れるぞ!
ひょっとしたら、一つ2万円ぐらい儲かって
それが、ひょっとしたら一万個ぐらい売れてしまうかもしれない
そんなことになったら
この商品だけで2億円も儲かってしまうぞ
オイオイ
2億円も儲かったら、まいっちゃうな~
何に使う? 2億円も何買えば使いきれるんだろう
まず、フェラ~リでも一台買っとくか
まいったな~
フェラ~リか、そうか~ !(^^)! 」

 

なんてやるのが
獲らぬ狸の皮算用
話の上だけなのだから罪がない

 

たいていこんな話しをするときは、いっぱい飲んでいるとき

 

で、いざ、その商品を作って
販売し始めると
1個2,000円ぐらいの利益で
がんばって売って1000個ぐらいで打ち止めってことの方が多い
結局200万円の粗利で終わる
利益単価も、個数も一桁少ない
大体がそんなパターン

 

開発費とか、パンフレット作りとかに百数十万円も使っていて
営業経費なども考えると
せいぜい10万円の利益しか残らない、下手すると、バリバリの赤字

 

そんなことの繰り返しだ

 

それでも、利益単価か個数か
そのどちらかの桁が合っていたりすると
しっかりビジネスになったりすることもあるかもしれない
それにしても
両方の桁が合っていて
馬鹿みたいに儲かるなんてことは絶対にない・・に等しい

 

“獲らぬ狸の皮算用”って、そんなもの
無邪気なものなのだ

 

だから
決して本気でフェラ~リを買おうなんて思ってはいない
だから
酒の肴として面白いのだ

 

話の上なのだから
その結果がどんなに大きくてもかまわない
話の上なのだから、2億円なんていう金額どころか
日本全体を牛耳るような話だってかまわないのだ
“取らぬ狸の皮算用”は、でかければでっかいほど楽しい

 

そんな楽しい“獲らぬ狸の皮算用”を、今まで何回やっただろう
もちろん!
皮算用どおりに行ったことなど一度もない
でも
それで懲りたりしたことも、一度もない
それでいいのだ

 

しかし
“獲らぬ狸の皮算用”は
我欲の、欲の皮が突っ張った銭儲けの動機から出たものだと
その結果が悲劇に終わる事がある
欲に目がくらんで、しては成らない事までやってしまう事があるからだ

 

しかしその逆に
“獲らぬ狸の皮算用”が
そのまま、あるいはそれ以上に実現してしまうこともある

 

その動機が
みんなの幸せを望んだものである場合である

 

みんなとは
もちろん一般消費者であり
会社のスタッフとかブレーンであり
取引関係者であり、関連業者などなどなど
いわゆる“みんな”である
その中でもとりわけ一般消費者

 

その動機が
それらの利益、満足、そして幸せを願うものであれば
すべての人からの応援をもらえる
その応援が、小さな力を何百倍もの力に押し上げる
そして、ひょっとして“獲らぬ狸の皮算用”以上の結果を作り出してしまう
そんなこともある
ひょっとしたら、そんなこともある

 

逆に、その動機が自らの利益だけを求めるものであれば
その事業の最初は良くても、いずれはみんな敵に回り
その事業はいつか挫折する
当たり前のことだ

 

“取らぬ狸の皮算用”とは
色々な意味で、事業に着手する前に必ずやる
楽しい行事のようなもの

 

ほとんどの場合、そんな皮算用など実現するわけがないのだが
ひょっとして、それが、みんなが望むものであったとき
ひょっとして実現するものなのかもしれない

 

だからこそ“獲らぬ狸の皮算用”は
でっかいほど楽しいし
そのでっかさが
みんなを巻き込んで、みんなが創り出したいと思うほどでっかいと
実現してしまうこともある

 

そんな気がする

 

今日の全体会議
メチャクチャ忙しかった今週の最後の仕事であっただけに
終わったとき、頭がボーっとして気持ち良かった

 

研修が終わって
自分の貰った社用車に乗って福岡まで帰る“西田君”188cmと
西東京営業所の新所長“平井君” 185cmぐらい
この二人が並ぶと、まるで壁のよう
その壁の前で谷専務と、出荷のがんばり屋“鈴木君”

 

 

これが、秘密のアクアキーパー(プロトタイプ)

 

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    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
    読めば読むほど元気になること間違いなし。・・・の、はず。

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