谷 好通コラム

2004年02月15日(日曜日)

892話 繋がった縁の輪

アイ・タックの社員は
どういういきさつで社員になったのか、よく分からない人が多い
募集広告とかハローワークの募集を見て面接に来た人は少数派で
なんか不思議な縁で、なぜか入社した人の方が多いのだ

 

社員だけではなく
お客様になっている人でも、あるいは仕入れの関係の方でも
一人一人考えると不思議な縁がそこにある

 

広報の責任者Kさん
彼女は、ある大手の調査会社の機関紙に
その時話題の企業を取り上げるページがあって
その取材でアイ・タック技研を訪れ、記事を書いた
普通ならそれだけの縁なのだが
なぜか、Kさんはアイ・タック技研が面白かったのか、メールを何度か送ってくれて
メールでの“文通”となった
その内に「キーパータイムスの編集手伝ってください」と私が頼んで
関係が深くなり
今では、弊社の広報室の責任者になっている
※まず一人目

 

そのKさんが
今年の3月に出展する展示会IAAE(幕張メッセ)のための
広告代理店を選定するのに
昔、縁があった大会社の重役に、良い広告代理店さんを紹介してくださいと頼んだ

 

そこで紹介されたのが
日本デンソーの子会社である「電広」さん
電広さんは世界のデンソーの広告を一手に引き受けている会社
その実力は言うまでもない

 

この場合、電広さんはデンソーさんのハウスエージェント
デンソーの仕事は、間違いなく入ってくる
だからデンソーさんのことだけやっていれば
楽で良さそうなのだが
日本デンソーさんは世界的に見ても、すさまじい利益を上げている超優良会社
そんなに甘くはないのだ
プロパーの仕事も貪欲に取る
私共のような小さな会社の、しかも低予算展示の企画でも
一生懸命やってくれて
決して“ついで仕事”をやっている態度とは思えない
お願いして良かったと思っている

 

その電広さんの幹部にKOさんという方がいる
※二人目

 

話は、いったん別の方向に行く
3年ほど前、快洗Bossのプロモーションビデオを撮ることにしたのだが
それまでGRITを通じて使っていたビデオ製作会社が倒産していて
やってもらう所が無くなってしまった
困り果てて、ふと思いついたのが
「VRS」さん
私たちが、まだ洗車への関わりが浅い頃
というより
私が独立してガソリンスタンドを運営していた時
ガソリンを入れに来てくれていたお客様
たしか、ビデオのスタジオを持って、大活躍している会社であると覚えていた
社長はIさん
精悍な感じで、どこかピリピリしている人であったことを覚えている
あの頃はBMWの5シリーズのワゴンタイプに乗っていた
上客である
ご自宅も知っている

 

そこで何のアポもなく、ご自宅を訪ねた
ピンポーンと呼び鈴を鳴らして
インターホンで奥さんに説明する(昼間なのでご主人はいないだろう)
「すいませーん。私は谷と言いましてですね、
昔、タニ石油で、ご主人にガソリンを入れていただいていました。
今はですね、洗車をやっていますが、あれも私の店でして、じつは・・・・・」

 

この話は、このコラムがスタートした頃、一度書いている

 

いずれにしても、Iさんは喜んでビデオの製作をやってくれた
(私が洗車の仕事で会社をやっていることをIさんは知っていたと、私は昨日知った)

 

それから、なぜか、気が合ってしまったのか
何度か、会社にもお越しいただいて、いっぱいお話をしたし
中国のこともたくさん教えていただいた
Kさんと一緒にベトナム料理をご馳走になったこともある

 

Iさんは、現役としてビデオカメラを撮っている頃
(今は経営者として、もうカメラは回さない)
モータースポーツの取材が多くて
ル・マン24時間とか、いつも世界中を飛び回っていたそうだ
その話は、いつまで聞いても全く飽きない
メチャクチャ面白いのだ

 

ビデオ製作のIさん
※これで三人目

 

今度のIAAE展示会にも使おうと
アクアキーパーのビデオ製作をお願いした

 

Iさんと会議室で話をしていて
IAAEの展示を「電広」さんにお願いしていることを話した

 

「え~ッ、電広?」
Iさんはびっくりしたように声を出した
「まずかったですか?」と私

 

実は、Iさんと電広のKOさんとは同級生で
それこそ中学校の頃からの親友であったというのだ

 

これでグルッと縁の輪が出来てしまった
昨日、アイ・タック広報のKさんと、電広のKOさんと、VRSのIさんと、私
グルッとつながった縁の4人で晩御飯を食べた
名古屋・丸の内の「胡豆昆」
テレビクッキングで先生で出演している「加藤敏彦」さんが1年前開いた店
私はテレビをつけていても、あまり見ないので
名前を言われても分からなかったが
お顔を拝見したら、たしかに見たことがある方であった
料理はうまい!
ヘルシーな胡麻と豆と昆布の料理が中心である(だから胡豆昆)
しかし、脂っこいものが好きな私をも満足させられる不思議な料理であった

 

後列左から加藤さん、VRSのIさん、前列左がKOさん、広報Kさん
グルッとつながった縁の輪である

 

 

ちょっとした事がなければ
私は誰とも付き合いはあり得なかった
いや、チョッとした事があっても、その気がなければやはりなかった縁である

 

もう1つの縁
このサイトのBBSに突然
中国の大連で洗車のビジネスをしたいと書いてきて
昨日、岡山からやってきた「励 天洋」さん夫婦

 

二人とも岡山商科大学の留学生で
ご主人が大学院1年生、奥さんが大学2年生である
大連の近く瀋陽の大学を卒業後
大連での日本の企業に就職したが、どうしても大連で商売がしたくて
あらためて日本に留学をしに来た
彼らは大連で結婚をして、
大連には4歳の子供さんがいる
男の子だそうだ

 

まだ、お付き合いを始めて少ししか経っていないが
もう仲間のような気がする
また不思議な縁がやってきた
左から「励さん奥さん」、「励さん」、これまた不思議な縁で社員になった「李さん」

 

 

励さんは34歳
奥さんは26歳、八つ年下の奥さんである
顔も、しぐさもアグネス・チァンにそっくりでかわいい
励さんいわく
「これは犯罪だ、とよく言われます。」
・・・・・
「くそ~うらやましい」とは、私の言葉ではない

 

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    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
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