谷 好通コラム

2004年05月18日(火曜日)

959話 若い娘にドキッ!

スーパー耐久参戦記のつづきは今日一日だけお休みしたい。
プロカメラマンの中村さんが撮ってくれた写真が、
明日木曜日に到着するはずであり、
次はレース中の話になるので、
中村さんの素晴らしい写真を使いながら書きたいと思ったからです。
(私の駄文でもいい写真で少しはマシになるはずだ。)

 

 

さて、今日の本文、
「若さ」について

 

レースにはキャンギャルがいっぱい出ているが、
いずれもぴちぴちの若い子たち。
私なんざぁ、海千山千で、
憎たらしいぐらい図々しいと、自分でも思うぐらいであるが、
若い娘っ子にニコッと笑いかけられたりなんかすると、
ドキッとして、少し顔が赤くなるのが自分でも分かる。
情けない・・・・

 

これを冷ややかに科学的に考察すると、こうなる。

 

人間は、もちろん生物であり動物であって、
何億年かの生物としての進化の歴史を経て
百万年前からは“人”という種としての繁殖を続けてきた。

 

種としての繁殖は、
種として優性な因子の選択で、
よりすぐれた強い種が作り上げられていく。

 

そして、優れた因子をより正常に、健康に実現するためには、
若い母体が、生物的に理想的である。
種としての繁殖の選択肢として、若いという事が優位であり、
オスとしての私は、生物として、“本能的に”若い娘を美しく魅力的と感じるのだろう。

 

“老い”とは、細胞の自殺に拠るものだそうだ。
種として、より強い存在となり淘汰に勝っていくためには“進化”が必要であり、
進化するためには、世代がドンドン変わっていき
その過程において淘汰が働き、
よりすぐれた因子に洗練されていく必要がある。

 

そして、世代が変わるということは、
つまり死と誕生の繰り返されるということである。
誕生した者は、いずれは死なないと世代交代にはならず、
進化してきたことによって存在している“人”は、
他の生物もそうであるように、
その存在根拠において必ず死ななければならない。

 

進化のためには、世代として絶対に死ぬ事が必要なので、
死の原因は、事故とか病気という偶発的なものだけでは済まされない。
生物としては、死んでいく仕組みを体の中に持っていなければならないのだ。
それが老化である。
人は老化が進むことによって、必ず死ぬことになる。

 

老化とは、細胞の自殺へのステップであると聞いた。
人間の細胞は常に生まれ変わっていて、
(たしか)2年で体中すべての細胞が生まれ変わり、まったく新しい細胞になるらしい。
そして、その細胞が生まれ変わる時に、少しずつ細胞が変化するというのだ。

 

もしも、以前の細胞とまったく同じ細胞に生まれ変わるのならば、
ただ単に細胞が入れ替わるだけで、体には何の変化も無い。
つまり、老化も無いことになるのだが、
残念ながら、細胞は生まれ変わるごとに徐々に劣化の方向で変化する。
そして、いずれは細胞レベルで“死ぬ”。

 

人を含めた生物の細胞は、細胞が生まれ変わるごとに
劣化し、いずれは死ぬことをプログラムされている。
そうプログラムされていることによって、
動物は必ず死ぬことになり、
必ず世代交代が実現し、
世代が変わる過程で淘汰が発生し、
進化出来ることになる。

 

その進化の結果として、人間は在るのだから、
人間は死ぬことによって人間になることが出来たということも言える。

 

人間を含めた生物は、
年を経ることによって、生物的に劣化し続けなければならない。

 

若い固体とは、劣化し始める前の状態であり、
生物的に優れた状態であると言える。
それは繁殖に適しているということでもある。
だから、オスである私は、若い、つまり生物的に優れた状態である若い女性を、
魅力的に感じたのであろう。

 

私のDNAがそのようにプログラムされ、セットされているのだら。

 

 

しかし、人間は生物としての物理的な一面と、
もう一つ、人間ならではの精神的な一面を持っている。

 

人間は生物として年を経ること、
つまり細胞の生まれ変わりを重ねることによって、確実に劣化するが、

 

精神的な一面においては、
年を経るごとに洗練され、成長し続けることも出来る。
あるいは、若返ることも出来る。

 

これは人間だけの特権である。

 

若い子は、若いという次元において
本来的に魅力的であり、
若さは、それだけで素晴らしい存在である。
しかし、それは劣化に向けて一方向的な進行を持ったものであり、
ある意味では無常なものだ。

 

私たちは人間なのだから、
問題は精神的に健康であるかどうかなのだろう。

 

先日の鈴鹿戦に、京都の大学に行っている“姪っ子”が応援に来てくれた。
姪っ子は二十歳になったばかりで、
福岡で大学に行っている同級生(十九歳)の友達と一緒に来た。

 

二人とも礼儀正しく、明るく、素直で、初々しい、
素晴らしい子達である。

 

会社にも若い子はいるが、
仕事を離れて、
若い娘と同席で食事をしたり、話をしたりなんてことは、
滅多あるものではない。
というより、私の1.5m以内に若い娘がいるなんてこと自体が、ほぼない。

 

だから、何というか、
姪っ子たちを見ていると“まぶしい”のである。
肌のみずみずしさや、表情の豊かさ、初々しさがまぶしく感じ、
3秒以上は目線を合わせていられない。
それは、私が“男”であるからなのだろう。

 

 

しかし、たまに心無い子がいて
年上の人に対して、
「フンッ、オバンのくせに、私が若いからヤキモチやいてんだよ。
私は絶対にオバンになりたくないね。年取るぐらいなら死んだ方がマシだ。」
なんて言ってるのを聞いた事がある。

 

心配しなくても、この子も、一秒一秒確実に老いていくのであり、
死んだ方がマシだと思っても、
年取ったからといって、それを悲観して死ぬ人などいないのである。

 

ただ、
この心無いこの場合、
体もいずれ老いるが、心はすでに荒んでいるので、
すでに人間としては死んだも同然かもしれないが。

 

私だって、どう抵抗しても歳をとっていく。
生物的には確実に劣化していくのだ。
しかし、精神的に老いることにだけは最後まで抵抗しよう。

 

気持は、最期まで若々しくありたい。
今年の8月、十勝24時間耐久レースに挑戦する。
そのために、
体力づくりをしなくてはならない。
だらけた体を少しでもリフレッシュしなければならない。
体の細胞の生まれ変わりによって、かなり劣化の進んだ体ではあるが、
生活の習慣を変え、
コントロールし、
少し鍛えることによって、
24時間耐久レースに耐えられるコンディションを作らなくてはならない。

 

福井の今井さんが作ってくれた
スペシャルプログラム
「24時間耐久レースに耐えるカラダづくりとダイエット」
私の体のことを思って真剣に作ってくれた分、
私も本気で真剣に取り組んでいる。

 

 

さぁ、今回は “谷専務!”が、ぴちぴちギャルを撮ってくれた。

 

では、“谷専務!”が撮った キャンギャルをどうぞ!

 

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    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
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