谷 好通コラム

2004年11月08日(月曜日)

1055.Internet power!!

今、上海に向けて飛行機に乗っている。
「中国東方航空」のA320である。

 

現在、日本時間で午後3時40分、小牧空港を飛び立ったばかり、
これは定刻午後1時00分出発の便である。
本来ならもう上海浦東空港に到着している時間だが、まだ飛び立ったばかりだ。
約2時間半の遅れである。

 

 

搭乗したのは、定刻から少し遅れて1時過ぎ。
席に座ってから、窓の外を見ると、左エンジンのカバーが開かれたままである。
整備士がエンジンの下にもぐり込んで、何やら一生懸命にやっている。
二人の整備士が、整備?か修理?をしている。
私が座った位置から、それがよく見える。

 

 

その内、パイロットらしき人がコックピットから出てきて、
下へ降りて行き、エンジンの下の方を覗き込みながら、
整備をしている人としきりに議論している。

 

エンジンの故障であるようだ。

 

機内アナウンスでは、
「機体のチェックをしているので20分ぐらい遅れます。」と言うが、
20分経っても、30分経っても、
窓の下では、みんなが交代で下のもぐり込んで、
またみんなで話をして、
その表情からしても、
首を振ったり、手を横に振ったりの動作を見ても、
「こりゃだめだよっ」という感じだ。

 

1時間ほど経ってから、
「エンジンの整備をすることになりましたので、全員一度降りてください」となった。
しかも、荷物を全部持って降りろと言うのだ。
午後2時ぐらいのこと。

 

みんなゾロゾロと降りていく。
誰も文句を言うような雰囲気ではなく、
「このまま、この飛行機をキャンセルして、別の飛行機に乗せてほしいなぁ」って感じ。

 

 

飛ぶ直前にその場で修理をした飛行機に乗るのは、実に気持ちが悪い。
正直言って“怖い”。

 

アナウンスが「次の搭乗予定時刻は3時から3時半です。」と言うが、
出来れば、このままキャンセルになって欲しい。

 

私は荻野に、
「こりゃ絶対に直りゃせんて。
キャンセルになったら、中国にだけ連絡しておいて、
日本のみんなには内緒にしておいてさぁ~、
お互いに家族連れて遊びに行っちゃおうよ。ぜったい分りゃせんよ。
ギャッヒャッヒャッヒャッ」
と、経営者としてあるまじきことを口走りながら、真剣に怖がっていた。

 

しかし、非情にも修理は終わったらしく、
3時過ぎには、「お待たせしました。再搭乗してください。」とアナウンス。
・・・・
そんな訳で、
しぶしぶ乗った飛行機で、今飛んでいる。

 

今のところ故障していたエンジンは止まる様子はないし、
飛行機も落ちる様子はない。
ひょっとしたら、無事、上海に到着することが出来るかもしれない。(^_^;)

 

 

少々ヒビリながら、昨日の報告。

 

きのうは朝二番目ぐらいの「のぞみ」に乗って、東京へ。

 

全国五箇所で開いた拠点会議のラストが東京である。
東京営業所は先月、錦糸町から新小岩に移転した。
格も東京営業所から関東営業本部となり、建物もぐっと広く整備されたものになった。
責任者の鶴見部長も取締役として経営者の一員となった。
が、しかし、
その鶴見部長が体調を崩して、療養生活に入ることを余儀なくされ、
主のいない営業本部のスタートとなった。
残念だが致し方ない。
鶴見部長が早く全快して、また活躍してくれることを祈るばかりである。

 

東京スタッフは4名。
石原所長と、新任の岩崎君(期待の星である)
快洗隊安城店のマネージャーであった藤村君、
そして、新入の川端君。

 

 

鶴見部長がいない間、谷常務が関東営業部部長を兼任するが、
常駐と言うわけには行かない。
みんなで何とか関東を盛り立てて行かねばと、決意を固める。

 

 

今回の拠点会議は、東京営業所の4名と
仙台営業所、中所長、石川君の2名を加え、6名の参加である。

 

 

全体会議では、すべての拠点の実績をみんなの前で検討していくので、
その分、時間は相当掛かるが、
それぞれの活動の実態の報告があって、お互いの参考になって勉強になる。
拠点会議ではそれがない分、時間的にもそれほど掛からない。
だから、じっくりとその拠点についてだけを話し合うことが出来る。
東京も、東北もそれなりに問題を抱えていて、
じっくりと話し合いをした。
問題点を浮き彫りにして、これからの活動の指針にしていくのだ。

 

午後3時半、関東営業部をあとにした。
4時半から、東京駅からほんの近くのホテルで、楽しみな会があるのだ。

 

 

神垣石油さんのホームページ「St31」に集まる人たちのオフラインミーティング
東京オフミに参加させていただいたのだ。
このサイトには主に石油に関わる業界の、
しかし、さまざまな立場の方が、立場を超えて、自由な発言をBBSに寄せている。
石油業界では超有名なサイトである。
http://www.kure-city.net/st31/

 

このサイトで、快洗隊を何度か取り上げていただき、
私も広島県呉市にある神垣石油さんのお店に2度ほどお邪魔したことがある。
この会社は、いろいろな意味で素晴らしい経営をしていらっしゃる。
計量器の検定は計量器メーカーの寡占であったものを、
独立した検定会社を立ち上げ、
寡占による不当な高コストから、適正なコストに下げた会社としても有名である。

 

※ここで、「上海浦東空港に着陸します。」とのアナウンス。
どうやら無事に、上海に到着できそうである。
この続きは上海のホテルの中で。

 

 

このサイトに集まり、
オフミに集まった顔ぶれが物凄く、また面白い。

 

日本各地において、自分の考えを持って、
しっかりと自立した会社を経営していらっしゃる人ばかりで、
その多くはガソリンスタンドを経営して見える。
大会社の社長もいれば、一軒のお店で素晴らしい経営をしていらっしゃる人もいる。
いずれにしても、自分の意見と考え方を独自に持って
自分自身の足で立ち、経営をしている方たちだ。

 

あるいは、石油元売りの社員の方もしっかり溶け込んでいたりしてビックリ。
石油製品の相場をいち早く察知して、
業界に情報を提供している会社の総編集長もいらっしゃった。

 

自分の業界を愛し、
自分の仕事を愛し、
すべての人がポジティブシンキングの持ち主であるようで,
発言を聞いていても、こちらにその元気が伝わってくるようだ。

 

このオフミは、お互いの親睦を図るためだけの単なる飲み会ではない。
実質、勉強会なのだ。
それも、かなり異色の人を講師に迎え、
系列の中でおとなしくしているだけでは決して聞けない
裏も表も分った上での、
ある意味では、危ない勉強会である。

 

内容については、私自身がよく分らなかったこともあり、
ここでは、軽率には書けない事も含んでいたようである。
と言っても、法に触れるようなことでは決してない、
知るべき情報としての範疇である。
「大人の会」と言えばいいのか。

 

勉強会が二つ終わって、やっと飲み会。

 

 

参加者はなんと34名。
そうそうたるメンバーが、なんと34名とはすごいことだ。

 

一人一人が、順番にメッセージを送る。

 

印象的な話がたくさんあった。
いずれも業界にいろいろな形で関わる、それも飛び切り元気な人たちのメッセージ。
聞き応えのある話が多かった。

 

その中でインターネットの力を改めて感じさせてくれた話。

 

新潟地震のあった新潟からお見えになった萱場さん。
(このコラムの1034話「本当をやれる人達」に掲載。)
萱場さんのお店は新潟市内に有って、地震による被害はほとんど無かったそうだが、
そのことを、心配してくださっているだろう仲間たちに知らせたかった。
そこで、萱場さんは当たり前のようにインターネットを使って、
全国の仲間にメールを打った。
当然のようにメールは全国に飛び、萱場さんの無事は、瞬時に伝えられた。
しかし電話は、携帯電話も固定電話も、
全国からの身内の安否をたずねる通話が殺到して、
しばらくの間、まったく使えなかったそうだ。

 

だから、インターネットを使っていない人たちとの連絡は、
数日経ってからであったそうだ。

 

※新潟の萱場さん

 

 

もう一つ、
各務原(かがみはら)石油さんの酒井さんという社長。
「私は谷さんのコラムのファンで、
そのコラムの中で神垣さんのことを知った。
そして、St31のホームページを読むようになって、このオフミにも参加しています。」
各務原石油さんは、キーパーのユーザーでもあり、
快洗ジュニア、そして名古屋市で最初に快洗Bossを採用した人でもあった。
その各務原石油さんが、神垣さんのオフミに参加していることも含めて、
恥ずかしながら、私はそれを知らなかった。

 

そして酒井さんは、グリットのファンでもあり、
名古屋のオフミには、グリットの吉田君も誘って参加したのだそうだ。
私は、グリットの吉田君が神垣さんのオフミに参加したことは知っていたが、
それがどういう繋がりであったのかは知らなかった。

 

しかし、私は吉田君がオフミに出て、なぜ私がオフミのことを知らなかったのか、
神垣さん、冷たい人だとひがんだ事があったのに、
こんな繋がりがあったとは、びっくりした。
谷⇒プレコラ⇒酒井さん⇒プレコラ⇒神垣さん⇒酒井さん⇒吉田君⇒名古屋オフミ⇒谷のひがみ⇒東京オフミ

 

傑作である。
吉田君がこのオフミに参加したのも、私が東京オフミに参加したのも
元をたどれば私だったのだ。

 

※真ん中が酒井さん

 

 

インターネットを介してなんとも自在に伸びる“縁”。
その縁が作り上げる、あらゆる壁を乗り越えた情報。

 

そう言えば、何年か前、韓国のチェジュ島(済州島)行った時、
インターネットで見つけたSINさんという島のガイドさんに案内して貰った事がある。
SINさんは一級建築士でありながら、
そして、インターネットを通じて日本の人に愛するチェジュ島のことを案内したくて、
バイトとしてガイドをしている面白い、かつ素晴らしい人なのだ。

 

そのSINさんから聞いた話。
インターネットの発達が、
独裁者による情報の遮断を不可能にして、
国民のみんながあらゆる情報を手に入れるようになり、
実質的に、独裁から韓国は開放された。

 

このコラムでもその話を、ずいぶん昔に取り上げたことがあるが、
(何話であったか探せなかった。)
インターネットによって、
あらゆる情報を
あらゆる人が、
手に入れることが出来るようになったことは、
実は、あらゆる人の、あらゆる束縛からの解放を意味する。

 

そんなことを改めて実感したインターネットが作り上げた34人もの会、東京オフミ。

 

 

もう一つ驚いたのは、
先の情報誌の総編集長も、私のこのコラムを読んでいらっしゃるとのこと。
そして、総編集長も、
チェジュ島でSINさんにガイドをしてもらった事があると、おっしゃっていたこと。

 

本当にInternet powerは、とにかくものすごいのです。

 

(この会の主人公、神垣さんの写真をうっかり撮り忘れてしまった。m(__)m)

 

 

東京からの帰り、
各務原石油の酒井さんと、親友である名古屋の満油商事の橋本社長と、
この日最後の「のぞみ」に乗って帰ることになった。
酔っていたので、グリーン車に乗り、
シートを1つひっくり返し、ボックス席にして、
名古屋まで、ずっ~と喋り続けた。
その1時間40分の短かったこと。

 

楽しいと時間はあっという間に過ぎてしまうのです。
エキサイティングで、ハッピーな一日だったのでした。

 

 

上海のホテルの中で飛行機の続きを書いていたら、
また、日付が変わってしまいました。
この話は、11月7日に書いたものです。

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    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
    読めば読むほど元気になること間違いなし。・・・の、はず。

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