谷 好通コラム

2005年02月12日(土曜日)

1117.風邪を引きそうだ

最近、出張にコートを持っていかなくなった。

 

コートを持っていっても、
ほとんどの時間が車か電車に乗っているか、あるいはホテル、
訪問先の会社、講演の会場にいて、
コートを着る時間がほとんどない。

 

95%以上の時間、ずっと左手にコートを持っている。
それが面倒で、コートを持っていくのをやめてしまったのだ。
その代わり、カバンの中に、かさ張らない薄手のウィンドブレーカーを入れておいて、
いざという時には、それを羽織るという作戦だ。

 

これで移動がかなり楽になった。
コートを持っていると両手が塞がってしまうので、色々と不便であったのだ。
片手が空いていれば、タバコも吸いやすい。
(本当はこれが目的か?)

 

最初はこの作戦はうまく行っていた。
暑いところではワイシャツだけになって、もっと暑ければ腕まくり。
ちょっとゾクっとすれば薄いウィンドブレーカーを着る。
外に行く時は背広の上着とウィンドブレーカーを羽織れば短時間なら大丈夫。
快調、快調。

 

ところが昨日の朝一番、
代理店さんに案内されてお客さんの所へ行ったのだが、
ずいぶん早く到着してしまい、
外で、ちょっとの間待った。
そういえば、この日は三連休の一日目、
それで道が空いていて早く着き過ぎてしまったのだ。
気がつかなかった。

 

昨日の朝は冷え込んでいて、水溜りが完全に凍っている。
背広と薄手のウィンドブレーカーではさすがに寒くて、
急にゾクゾクっとし、
目の前の風景が異常に明るく見えて、
少しフラっとした。
「あれっ脳みその血管が詰まったのかな」と一瞬思った。
そして、「はやく遺書書かなきゃ」なんて思ったのだが、
車の中に入って少し休んだら、
だんだん楽になって、すぐに景色も元の明るさに戻った。
あれは一体なんだったのだろう。
テレビで、こんなことが危険な知らせの前兆であることもあると知っていたので、
ドキッとしたが、

 

どうも風邪を引いたらしい。

 

上着と薄手のウィンドブレーカーで済ます、コート無し作戦は失敗である。

 

 

昨日は福岡県飯塚から直方に回って、
意外と早く福岡での仕事が終わったので、午後1時過ぎの飛行機に乗って、
名古屋に帰る。
名古屋空港には池本部長に迎えに来てもらってのだが、
池本部長が怒っている。

 

名古屋空港の駐車場が満車では入れなかったというのだ。
中部国際空港が17日にオープンするのに伴って、
名古屋空港の一部が閉鎖になるのだが、
それを理由に、空港の駐車場の一部を早々に閉めてしまっているのだ。
17日に閉鎖になるといっても、
今はすべての飛行機が飛んでいて、この三連休の旅客は
今までと変わらぬ車でやってきているのに、
早々と駐車場の閉鎖を始めてしまっているので、
空港の通路は入れない車で溢れている。
全く馬鹿馬鹿しい。

 

名古屋空港の運営は以前から自分勝手で、
利用客のことなど全く考えていないような施策ばかりで、頭に何度も来ていた。
官僚主義の一番悪い例である。

 

ぶつぶつと、私と池本部長で空港の悪口に大いに盛り上がりながら、
事務所に帰る。
官の悪口は、いくらでも出てくるし、いやに盛り上がるものだ。

 

早く仕事にかかりたいのだが、
予定のメンバーが集まらず、なかなかスタートしないので、
無視して始める。
それから午後8時過ぎまで仕事、

 

さすがに年取ったのか、疲労が蓄積しているのか、
ストレスが溜まっているのか、
家に帰ってから、猛烈な“食欲”に襲われる。
ビールを2カン、ウィスキーのお湯割を4杯飲んで、
それに見合うツマミを食べ散らして、その上でご飯を2杯食う。
三日分のダイエットを帳消しにする勢いである。

 

次の朝、つまり今日の朝、
ちょっと喉が痛い。
昨日の夜の会議で、畠中君が風邪がいまいち治りきれていなかったようだったが、
それがうつったのだろうか、
いや、風邪がうつっても、半日後に発症することは絶対にない。
これは昨日の朝、ゾクゾクっとした時にひいた物だろう。

 

今日はちょっとゆっくり目に起きて、出社。
朝10時からキーパータイムスの編集会議、
午後2時から幕張でのショー出展の打ち合わせと、かなり集中する。
午後5時にはとりあえずの用件が終わったので、とっとと帰ることにする。

 

家に帰ってから、
早速、体温計をくわえる。

 

私は体温計を脇の下に入れるのは信用していない。
体温計は口にくわえるものだと、
かたくなに信じている。
常備の体温計をくわえるとしばらく、デジタルの数字が上がって行く。
百分の一度が10秒ぐらいかかって上がって行くので、
キチンと上がるまでには時間がかかる。

 

20分ほどくわえていたら、37.09度まで上がった。
「ホ~~微熱があるな。やっぱり風邪だな、これは。」
しかし、
家の者が言う。
「この体温計は5分計だから、20分もくわえていちゃだめだよ。
5分経った時の温度が正解なんだよ。
20分もくわえていて37度ぐらいじゃ、熱なんて無いよ。」

 

それはおかしい、
5分計だろうが、何だろうが、
その37度までに、実際に体温計は上がったのだから、37度あるはずなのだ。
ナンチャッテ、

 

まぁ、どっちでもいいが、
喉に少し違和感があるし、
タバコがうまくないので、今日はほとんどタバコを吸っていない。
それに、
「まっ、いいかっ」と
無気力な言葉が何度も口から出る。
風邪のホンの初期症状には違いない。

 

私はもう10年とか、7年とか、よく憶えていないが
とにかく本格的には風邪を引かない。

 

出張の多い生活であり、
特に講演などで人がたくさん集まってこられると、
絶対に休むわけには行かないのだ。

 

インフルエンザの予防注射は絶対に受けるし、
暑い寒いに過剰なくらい反応して服を脱いだり、着たりする。

 

講演などでは、代役はあり得ないので、
「風邪をひいちゃったので、休ませてください。」とは、口が裂けても言えない。
だから、
風邪を引くことにはものすごい恐怖心と警戒心を持っている。

 

このまま、風邪が引っ込んでしまえばいいのだが、
明日は、千葉の松戸に二つの要件で出かけていく。
そのまま東京に泊まって、あさってには二回目の東京セミナーがある。
今回は90名ほどの方が集まってくださるそうだ。
その夜も、次の日も東京で仕事がある。

 

風邪を引いていては、絶対続かない。
今日の夜、絶対に直してしまわなければならないのだ。

 

なんか・・・
腕の関節が痛くなってきたような気がする・・・
パソコンのやりすぎか?
風邪の症状か?

 

再び体温計をくわえてみるが、
やはり熱はまだ無いようだ。

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    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
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