谷 好通コラム

2005年06月27日(月曜日)

1201.私が一番嫌いな物

私は、ありとあらゆる「香水」「香料」が大嫌いである。
もちろん、お化粧の匂いも大嫌い。

 

トイレの香料入りの消臭剤は目に染みるぐらい臭いし、
部屋に撒く消臭剤で「臭いが消える」ことを売り文句にしながら、
実はある種の香料を撒き散らして、
元々の匂いを解らなくしてしまうだけの物が多い。
マスキングという技法らしいが、
香料が大嫌いな私には、
この手の消臭剤を撒くと、
かえって香料の匂いが臭くって、臭くって、たまらなく苦しい。

 

香水、香料は臭いだけでなく、
喉が痛くなるのだ。
それもすごく嫌な痛みで、
鼻と喉が繋がっている付近がジクッと痛くなる。

 

香水は、どんなに素敵な女性が着けていても、
絶対に許せない。
ただただ臭いだけ。

 

ましてや、男のくせに香水をつけている奴って、
私には、なぜあの臭いものを、
わざわざお金を出してまで身に付けるのかまったく理解できない。

 

良いとか悪いとかではなく、私は、香水が嫌いという意味。
好きか嫌いかという意味だけ。

 

 

我が社の本社事務所が、今、禁煙になっている。
ある時、女性社員が、
「タバコの煙が充満してくると、臭くて、本当に息が苦しくなるんです。」
と言ってきた。
私はタバコを吸うほうなので、
その苦しみを本当の意味では理解できないが、
それが香水とか香料であったとすると、よく理解できる。
嫌いな匂いがあると、たしかに息をするのが苦しくなるのだ。

 

その女性社員さんの切実な訴えで、
即座に事務所を禁煙にした。

 

人間が感じる五感の中でも、臭いは、まったく始末が悪い。

 

「視覚」
見たくないものがあれば目をそらせばいいし、眼をつむってもいい。
光を遮るためのアイマスクなんて便利なものも売っている。

 

「聴覚」
聞きたくないものがあれば、レースに使う性能のいい耳栓もあるし、
ヘッドホンで他の音楽を聴く手もある。

 

「味覚」
まずい物があれば、食べなければいい。

 

「触覚」
触りたくない物があれば、触らなければいい。

 

「臭覚」
匂いだけは、どうしても逃れられない。
人間は息をしなければ死んでしまうので、
そこに匂いがあれば、どうしても嗅ぐ事になってしまうのだ。
ずっと鼻をつまんでいる訳にはいかない。

 

そういう意味で、
タバコが嫌いな人にとっては、
臭いタバコの煙ほど迷惑で無神経なものはない。
私のように香水の類が大嫌いな者にとって
無神経な香水ほど「迷惑」であり、「無神経」なものはない。

 

ついでに事務所を「禁香水」「禁オーデコロン」にもすれば良かった。
今度、提案してみよう。

 

昨日の夜、事件があった。
私の部屋に香料が撒き散らされたのだ。
それも便所の香水のように極めて刺激の強い奴だ。

 

梅雨時なので、部屋の消臭を思い立ったカミサンが、
ホームセンターに売っていた「強力○×△消臭」なるものを買ってきた。
その「強力○×△消臭」は、
液体が入った容器をコンセントに直接差し込んで、
中の液体を強制的に揮発させるタイプのものらしい。
何らかの液体を揮発させるものならば、それは、いずれにしても香料であって、
香料の強い匂いで、元々の匂いをマスキングしてしまうものだ。
その香料の匂いが好きならば、
元々の臭いが消えて、香料のいい香りがするようになる。
しかし、
私のように、香水・香料の類が大嫌いな物にとっては、
とんでもなく臭い匂いが充満した、息が出来ない悪魔の部屋となってしまうのだ。

 

カミサンは決して悪くはない。
うっとうしい梅雨時に、
私の部屋を、さわやかに「消臭」してあげようとして、
買ってきた「消臭剤」をコンセントに差し込んで、
その地・獄・の・匂・いを、部屋中に撒き散らしてしまったのだけなのだ。

 

しかし、とても寝られるような状態ではない。
部屋を換気したり、
「トイレその後に」という「消臭剤」を撒いて、もっと部屋が臭くなったり、
結局、部屋を替わってみたり、
なんだかんだで
やっと眠りに入れたのが、午前2時半。

 

次の朝は7時半の飛行機に乗って札幌行き。
5時半には起きなくてはならない、

 

3時間後の起床に向けて、それでも深い眠りに着いた。

 

私の世の中でもっとも嫌いな物
?香水・香料の類の匂い
?言い訳
そして、
三番目に「シシャモ」であったが、
去年の末、名古屋の酒井さん達と一緒に飲んだ時、
うっかりシシャモを食べて以来、
何となく食べられるようになってしまった。
今日も、札幌で、
Msさんの西岡さんと、青木君と晩御飯を一緒に食べて、
シシャモを食べてしまった。

 

意外とおいしかった。

 

嫌いな物は、食べず嫌いと言うこともあるが、
香水とか、香料の類だけは、私は、一生、好きになることはないと断言できる。

 

夕方まで一緒であった開発の増田君の頭。
極めてまっすぐな直毛で、
もう少し伸ばしたら、髪が寝てくれるのではと本人は言うが、
とても、柔らかく寝るような気配はない。

 

 

堂々とシシャモを頼んでくれた西岡さん。

 

 

今度のKeePreカタログです。

 

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    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
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