谷 好通コラム

2005年08月23日(火曜日)

1237.チカシとマミチャン

昨日、8月21日
アイ・タック技研?本社営業部の最高責任者である“鈴置力親君”と、
同じく弊社の事務所で広報などの仕事をしていてくれていた“林真弥さん”が、
結婚式を挙げた。

 

場所は名古屋駅の上、
ツインタワーのマリオットホテルである。
そう、その前日にアイ・タック20周年の謝恩会が開かれたそのホテルである。
何の作為があるわけではない。
本当に偶然に、両方が一緒の場所に、一日違いで予約をしたのだ。
仕事人間の鈴置部長らしい偶然のエピソードである。

 

二人ともむずかしい名前の読みで、
新郎の「力親」とは「チカシ」と読み、新婦の「真弥」とは「マミ」と読む。
だから、「チカシとマミチャン」なのだ。

 

2年ぐらい前からマミチャンはチカシが大好きで、
それに気づかぬ鈍いチカシも、ようやく半年前に、
自分もマミチャンが好きであると気づいて、プロポーズをしたのだという。
知らぬはトコトン鈍い私だけであったそうだ。

 

 

挙式前。
ここで新郎は、ビジュアルとしては新婦のただのオマケである事に気づく。

 

 

挙式は厳粛であった。すばらしかった。

 

その厳粛な式の中で、
チカシの「よっしゃア、お前の面倒一生見たるぞっ。」という気迫と、
マミチャンの「うれしい・・・・。」という全身を震わせる感動が、
その後姿からオーラのように発散されていた。

 

挙式が終わって、めでたく夫婦になった二人を祝う席は、
何とマリオットホテルの最上階にあと一階の51階!
ここからの景色は、その前日の20周年の17階とは、
ずいぶんスケールが違うものであった。
絶景!絶景!

 

 

新婦新郎入場あと、早速、新郎の主賓の挨拶。
一応、両者の共通の会社の責任者であり、必然的に私がスピーチをするのだが、
昨日の20周年で緊張が解けており、しかも二人ともよく知っているので、
何とも緊張感に欠けたスピーチをしてしまった。(反省)

 

次は、新婦側の主賓として、
マミチャンの直接の上司であった管理部取締役の池本部長がスピーチ。
彼のスピーチも、私に負けるとも劣らぬくだけたスピーチであり、
一挙に会場の緊張感がほぐれる。

 

そんな、いい加減な二人のスピーチに負けずと、
キチンと乾杯が行なわれ、披露宴は進む。

 

披露宴前半のクライマックス、
ウェディングケーキへ入刀である。
マミチャンの可愛らしさにみんなの視線が集中する。

 

 

ここでいったん新婦新郎はお色直しで退場。
会場では、素晴らしく美しい人がバイオリンを奏でながら、席の間を歩く。
洒落た演出である。

 

 

新郎新婦の再入場までの時間がずいぶんかかっている。
これは多分、和服へのお色直しであろう。
たのしみである。

 

その間、招待客たちは話に華が咲き、
花嫁花婿の御両親たちがビールを持って席を回る。

 

ホッとしたひとときである。

 

 

谷「いけもと部長、あんたもエライくだけたスピーチやるねぇ、ま~ちょっとビシッとせにゃイカンがね。」
池本「何をいっとりゃ~す社長。おみゃあさんこそ、けっこうええかげんだったですよ」
池本「それより、今、私の肉とったでしょう。とったたんだで、返してちょ~~」
谷「何をいっとるの、肉なんかとっとらへんてっ、あんたが自分で食ったの忘れとるんだわ。」

 

 

誰がこの写真撮ったのであろう。
あまりにも面白いショットであったので、思わずフィクションを書いてしまった。(^・^)

 

 

ちょっと長めの中座のあと、
いよいよ新郎新婦の入場である。やはり予想通りの和服である。
ますますビジュアルとして新郎よりも新婦が映えている。
たくさんの人たちに、次から次へと祝福されて、
二人とも楽しそう。

 

 

二度目のお色直しは、当然、ドレスであろう。
赤か? それともシックに濃いブルーか?

 

ピンクであった!
マミチャンが選びに選んだであろうふっくらとしたピンクであった。

 

 

式も進んで、とうとう最後。
御両親へのマミチャンのお礼の手紙と、お互いの御両親への花束。
感極まる瞬間である。
自分の娘の時を思い出してしまうから、私はこの場面を見るのが苦手である。
この時、両親は胸にずしっと来るのだ。

 

 

外は、時が進んでもう夜。

 

 

その夜、新郎新婦は二次会で、
親しい友人たちからまた祝福を受けて、そのままこのホテルに泊まったのだそうだ。

 

 

次の日、
マミチャンが友達に言った。
「朝起きたら、もう仕事に出て行っちゃって、いないのよ。」

 

そう、チカシは次の日、つまり今日の朝、
もう仕事を始めてしまったのだ。

 

彼の本社営業部は、今期、痛恨の予算達成率99.8%であった。
予算を達成する事にあれほど燃えていたのに、
最後の最後の月で痛恨の予算割れをして、年間予算にわずか30万円足らず届かなかった。

 

それでも、彼のポジションは会社の利益の4分の1以上を稼ぎ出している。
彼、鈴置力親が会社のもっとも重要なポジションについているのは、
若い年齢にもかかわらず、目標に対する達成意欲が会社一強いから。
使命感を真剣に持てる男であり、
それを実現するだけの力を持った強い男です。

 

明日のアイ・タック技研?を間違いなく背負っていき、
トップを担う男の一人であることは間違いない。

 

結婚式の翌日、
花嫁をそっと寝かしたまま、仕事に飛び出して行ってしまうのは、
マミチャンにはホントに申し訳ないが、
チカシは絶対に大物になれる男であるし、マミチャンはそれを信じている。
マミチャンはその大物を育て上げるだけの
きめこまやかな気配りと愛情の深さを持っているんですよね。
最高のカップルです。

 

いい夫婦ですよ。この夫婦は。

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
    読めば読むほど元気になること間違いなし。・・・の、はず。

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