谷 好通コラム

2005年10月16日(日曜日)

1267.つい自分の事だけ

つい、自分のことばかり考えがちなのは、私も一緒である。

 

昨日のこのコラムで、
自分が激しく生きていて、
でもいつかは静かに生きたい。というようなことを書いたが、
こんなことばっかり書いていてはイカンなぁと思った。

 

みんな、私の知らぬところで、
誰が見ているわけでもないのに、
自分のためだけではなく、仕事のために、
一生懸命努力していることを、私は忘れがちになっている。

 

6月から9月にかけて、
かなり濃密である2日間の“総合洗車スクール”の内容の研修を、
全スタッフが全国の研修所において約3,000名に対して行なった。
約400回の実施であり、
ほとんどのインストラクタースタッフが、
一週間に2回ずつ実施した事になる。
一週間に2回とは、月火・水木とか、月火・木金の研修で、
すでに自分の持っている仕事をこなしながらという事を考えると、
休みもなかった日程もずいぶん有ったであろう。

 

中には、「4ヶ月で三十四回やりました。」という者もいて、
その毎回が、
妥協をしない「やれるようになるまでやる。」というシビアな物であることを思うと、
受ける研修生も大変な事ながら、
毎回同じ緊張を持って続けるスタッフ諸君の気力も、賞賛に値する物である。
約400回の研修の一回一回に、
多くのドラマがあってあろう事を想像する。

 

それは快洗隊の現場で、
毎日、多くの人に接し、多くの車一台一台に対して、
決して妥協しない作業を施してくれているスタッフ諸君にも同じことが言える。

 

北海道・札幌のM,sさんのお世話になって、
超細密研磨を習得してきた岡崎店の村藤マネージャー、開発部の増田君、
両君が、研修から帰って来てから、
トレセンで夜12時を過ぎても研磨の練習をしていたことを、
私は知らなかった。

 

本社営業部(旧第一営業部)の諸君が、
私たちが事務所から帰ってから、
夜遅く帰社し、
一度灯が消された事務所にもう一度灯を着けて、その日の報告を、
いつも最後まで待っている部長にしていることを、
私は忘れがちであった。

 

たぶん、他の拠点においても同様なことが行なわれている。
それは事務所のスタッフにおいても同じことである。
そんな事を私は忘れがちである。

 

「経営者は孤独である。」というが、
どんな経営者も、自分の目に見えないところで、
スタッフたちが会社と自分を支えてくれていることを忘れがちである。
経営者こそ、本当は、
たくさんの人に支えてもらっている幸せ者である事も忘れてはいけない。

 

自分を戒める。

 

昨日、写真を載せられなかった二人。
まず、岡崎店のチーフである“杉浦君”
彼は相模原店で柴田マネージャーを支えてきた。
杉浦君が相模原においての役割が大きかった分、
その彼を取られた柴田君のご苦労によって、岡崎店が支えられることも忘れてはいけない。

 

杉浦君は相模原店から可愛い彼女を連れての凱旋である。

 

 

村藤Mgと、増田君に研磨技術と最高品質のコーティング技術を教えてくれ、
また、新しい最高品質・超長寿命の「ダイヤモンドキーパー」の完成に、
大きな力を貸してくれた北海道・札幌のM,sファクトリーの西岡社長。
13日から4日間、岡崎店のオープンを手助けしていただいた。
西岡社長が留守の間、M,sを支えてくれていただいたスタッフの方にも、
深く感謝したい。

 

 

本社営業部の鈴置部長が、東京に転勤したため。
部長代行として、今後大きな役割を担う事になった石川誠君とこの家族。
夕方、本社に寄ったら、
明日の仕事の用意を、日曜日にもかかわらず前もってやっていた。
たまたま見たから分ったことだが、
こんなことは、日常的に行なわれているのだろう。

 

子供は2歳半になった「美空(みく)ちゃん」
びっくりするほど表情の豊かな子で、愛されて育った証拠である。

 

 

今日は夕焼けがきれいであった。
明日も晴れるのかな?

 

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2005年10月16日(日曜日)

1266.願いが叶うならば

いつまでも闘いを続けることが出来るわけではない。
いつかは静かな暮らしが欲しいと思うこともある。
しかし考えてみると、
10年前よりも5年前の方が、
5年前よりも今の方が、ずっと激しい生活になっている。

 

 

昔、私は、物事が自分の思い通りに行かないと、
すぐに冷静さを失って、あたり構わず大声を出していたような気がする。
短気であることが強さのひとつの表現であるような錯覚を持っていた。
しかし大声を出して叱責は一種の暴力であって、
人は、それを受ける事によって動機付けを持つものではなく、
その時だけ屈服としての服従を示し、
それ以後、むしろ根深い不信を抱き、そして、いずれは去る事になる。

 

その仕組みに気が着いたのは、
もう、かなり前のことであったが、
少しは自分をコントロールできるようになったのは、そんなに前のことではない。

 

何があっても、
どんなに自分の意に反するようなことがあっても、
それをキチンと言葉にして相手に伝え、
何故なのか、どうしてなのかを、
相手に理解してもらった上で物事を進めた方が、
面倒ではあるが、結果的に早く物事が進んで、かえって効率がいい。
これはかなりの確率でその方が効率が良く、早い。

 

何でこんなことまで、
またキチンと話さねばならないのかと、
気が滅入ってしまいそうになることもある。
しかし、物事とは、そのものを見る角度と、見る側の経験暦の違いによって、
見え方がまったく違うので、
自分から見ると当たり前のことでも、
相手にとってはまったく違った見方になっていることも多い。
だから、「何でこんなことまで」と思えるようなことでも、
キチンと話をすれば、
何故相手が解ってくれなかったのかが解るものであり、
場合によっては、こちらが間違っていることが判明することもある。
もちろんそんな時は、
躊躇することなく自説を撤回し自分の非を認める。

 

怒鳴る前に、
何故なのか、どうしてなのかをキチンと話す。
そんな当たり前のことがある程度出来るようになると、
一つの仕事に対して、
みんなが一つの共通した認識の下に考え、行動する事になり、
つまらない行き違いが減ってくる。
そうすると、自然、仕事をみんなに任せることが出来るようになるから不思議だ。

 

これは、最初は面倒でも、
結果的には大変楽ちんになることであり、仕事の効率もすばらしく上がる。

 

仕事の効率が上がると、
結果も良くなり、仕事の量も種類も、自然、増えてくる事になる。
仕事が増えると、会社の実績も良くなる事にはなり、
会社の仕事が増え、動きが広く活発になってくると、
競合も多くなってくる。
闘いの相手も自然に増えてくるというものだ。

 

しかし、“闘う”と言っても、競合と喧嘩をする訳ではない。
それまで以上に、
新しい商品の開発もペースを上げ、
洗車事業を成功させるためのノウハウの研鑽もより必要となってくる。
やらなければならない事が多くなり、よりスピードアップしなければならない。
そういう意味の“闘い”だ。
言ってみれば内なる闘いが激しくなるという意味だ。

 

そういう意味で、
10年前よりも5年前の方が、
5年前よりも、今の方が、ずっと激しい闘いになっている。

 

これは結構大変だ。
今ある製品を如何に販売していくかということなら、
あの手この手と、手を打っていくことが出来るが、
洗車事業を成功させるためのノウハウは、実際に自らが実行して、
実際に成功して、初めて活きたノウハウとなる訳だから、
常に実践と、進化が必要となってくるのだ。

 

これは一つの闘いとも言える。
常に前に向かって全力で進み続けるのは、
向上心というより、むしろ闘争心といえるものが必要となる。

 

そういう意味では、
闘うことは楽しいし、やりがいがある。
しかし、闘い続けて、スピードを緩めず、むしろ加速し続けるのは、
大変な気力が必要であり、苦痛に感じることもたびたびある。

 

願いが叶うならば、
いつかは闘いを終えて、スピードを緩め、
自然の摂理の中に身を委ねるような、そんな体験をしたい。
会社をいくら大きくしても、世の中に自分の理想をいかに実現したとしても、
いつまで経っても、どこまで行っても、まだ先があって、
自分自身の中が決して満たされることはないだろうことを予感すると、
きっと、満たされた気持ちとは、
自然の中に自分を委ねることが、きっと、そうなのであろうと夢想する。

 

 

 

ロスのコンドミニアムの街並み
3階建て、5階建てと色々あるが、
信じられない事に、これがすべて、木造であることを知った。

 

 

三日前、東京で一仕事したあと、
みんなで晩御飯を食べた。
久しぶりに蓮ちゃんが来てくれて、楽しかった。

 

 

もう、帰って来たかな?

 

次の日、
午後まで横浜で仕事をして、
酒部部長、大野君と一緒に、自動車で東名高速を走って名古屋まで帰った。
空は抜けるように青い。
これは富士山が見えるかもしれない。

 

期待通り、大井松田を過ぎたころ、
あざやかに富士山が姿を現す。
今まで見たことがないような薄いピンクの空にグレーの富士。
車を運転しているので、写真が撮れない。
しかし、どんどん日が暮れていくので、えいやっと片手運転でカメラのメクラ撮り。
かろうじて撮れたのが、御殿場付近での何枚かの富士山。
実際に目で見たのとは、かなり迫力が違う。

 

 

その辺のパーキングに入って、
撮ればいいのに、欲張って“富士川S.A”まで走ったら、
雲がかかって、しかも、ほとんど暗くなって、
富士山の頭がかろうじて撮れただけだった。
欲張ってはイカンのです。

 

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2005年10月16日(日曜日)

二人の写真がない!

オープンした岡崎店を見てきた。
しかし初日の15日はあいにくの雨。
それも夕方からはかなりの土砂降り。

 

それでも、
企画課に新任の山迫課長の言葉を借りれば、
「来店台数7台、コーティング予約1件、フィルム予約1件と
今後に期待の持てる感触を得る事ができました。」
ということ。

 

雨が降っても、みんな元気いっぱいです。

 

ところが、肝心の新チーフ「杉浦君」と、
岡崎店のイチオシ「ダイヤモンドキーパー」の基礎、
超高級研磨の師匠である「西岡さん」の写真データを受け取るのを忘れてしまった。
せっかく北海道から駆けつけてくれたのに・・
明日データを受け取り、何とかして載せたいと思っています。

 

マネージャーの村藤君
彼のダイヤモンドキーパーはかなり本物です。

 

 

応援に駆けつけた開発部の増田君。
Mgの村藤君とは、
北海道・M,s西岡さんの同級の弟子です。

 

 

FC本部から?快洗隊に復帰の半田君。

 

 

今月より快洗隊企画課の課長として、
大活躍を期待されています
山迫課長。

 

 

相変わらずカメラを向けると、すぐにこのポーズを取るちょっとおバカさんの、
?快洗隊社長、H.オサム

 

 

雨、雨、雨、雨。あめ、あめ、あめ、土砂降りの雨。

 

 

住所・電話
愛知県岡崎市井田新町2-10
TEL 0564-65-5590

 

NAVIに目標設定して、ぜひ見に来てください。

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    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
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