谷 好通コラム

2006年02月15日(水曜日)

1347.多分5千円の朝食

KeePreプロショップを造るべき背景

 

[KeePreはケミカルと施工技術が一体のシステム]

 

KeePreコーティングが世に出てからすでに10年の月日が流れた。
今では全国のガソリンスタンドを中心に一万軒を越す施工店さんがあって、
たくさんの車がKeePreコーティングの施工を受けていただいている。

 

KeePreとは、塗装面改善の理論に裏付けられた車をきれいにするサービスの総称で、
初期の頃はKeePreコーティングのみであったが、
ポリッシャーで施工するクリスタルKeePre、
汚れなくなる親水のアクアKeePre、
そして、超耐久性と深い艶、超持続性の撥水を備えたダイヤモンドKeePreと、
そのレパートリーを増やし、
車のありとあらゆる“きれい”を実現するアラカルト商品にまで幅を広げてきた。

 

KeePreシステムは、目的に応じた適切なオリジナルケミカルと、
何よりもそれらを正しく使用する施工技術の両輪によって成り立っており、
そのいずれが欠けても、KeePre本来の性能は得られない。

 

だから、KeePreシステムの導入に際しては、
現地での初期導入研修が、インストラクターの手で行なわれ、
KeePreの施工技術の習熟に努め、
その後も各地のトレーニングセンターにおけるスクールを通じて、
その技術の維持に努めてきた。

 

 

[大多数の施工店さんは充分に施工技術を持っている。]

 

しかし、10年以上の年月を経るうちに、
研修を受けたSSも人が移動したりして、
必ずしもKeePreの研修を受けたスタッフが残っているとは限らず、
新しいスタッフの方への技術の伝承がきちんと行なわれているとも限らない。
それを補うためのスクールであり、インストラクターの巡回があるのだが、
すべてに行き届いているとも言いがたい。
また、アイ・タックとSSの間に入って研修を手伝い、
きめ細かいフォローを行なってくれる代理店さんも、
長い年月の間に時代も変わり、スタッフも変わり、
当初の熱が醒めつつあるところもある。

 

それでも、大半の施工店さんは、
スクールを活用したり、
熱心な代理店さんやインストラクターを活用したり、
あるいは社内の技術の伝承を確実に行なって、
素晴らしいKeePreの技術を備えている。
全国でのKeePreの施工台数がいまだに増え続けてるのは、
正しい技術でのKeePreが、たくさん施工店さんによって、
たくさんののユーザーに提供され、喜ばれているからであり、
良い技術を持った施工店さんが多い何よりの証拠である。

 

 

[不十分なKeePreが存在しているのも事実]

 

しかし現実には、KeePreのケミカルはあるが、
その施工技術などはスタッフの誰も解らず、適当にワックスのように塗って、
KeePreコーティングと称して売っている所が、
少数ではあるが、存在していることも事実である。

 

間違った施工技術で施工してもKeePreの性能はまったく出ないもので、
ただ単にKeePreのケミカルを使っても、
KeePreコーティングが出来たことにはならない。
そんなKeePreもどきのエセKeePreの施工を受けたお客様は、
「な~んだ、KeePreなんてぜんぜんダメじゃん。」となって、
KeePreの評判を落としてしまい、
きちんとKeePreを施工している施工店さんに要らぬ迷惑をかける事になる。
我々にとっても、施工店さんにとっても、それが一番怖いことだ。
いい加減に1台のKeePreを施工すれば、
たった一台の悪い評判が
きちんと施工されたKeePre10台が築き上げた良い評判を、
一瞬のうちにふっ飛ばしてしまうものなのだろう。
私たちはそのようなエセKeePreを何とかせねばと考えてきた。

 

そういう不十分な施工店さんから、KeePreのケミカルを取り上げてしまうか?
そういうわけには行かない。
10年以上流通しているKeePreのケミカル群は、
その流通が複雑になり一人歩きし始めているのも現状で、
それを無理やりに統制しようとしても、法律的に難しい問題がある。

 

 

[KeePre施工技術の資格制度]

 

そこで考え出されたのが、KeePre施工技術認定資格制度。
KeePreの施工に携わるSSスタッフの方々をはじめ、全国のKeePre施工者に、
KeePre施工技術の認定資格を発行しようというものだ。
しかも、その技術レベルにランクを設けて資格を作る。
これは、KeePreのユーザーでもあり、
アイ・タック技研のご意見番でもある各務原石油さんの酒井社長の発案だ。

 

彼の話によると、
洗車収益を上げること、KeePreの施工台数を上げるには、
SSスタッフの意識が上がるかどうかが一番の要素であり、
そのためには、スタッフの自信とやる気を持たせるように
KeePreの施工技術の段位制を設け意識の高揚を図ったらどうだろうか。ということ。

 

私も、この提案をもらってから何ヶ月もたくさんのことを考えた。
そして、エセKeePreが現実に存在していて、
これを何とかしなければならないと考えていたことと融合して、
「KeePreプロショップ」の構想が出来上がった。

 

 

[施工技術者のいるKeePreプロショップ]

 

「KeePreプロショップ」とは、
一言で言うと
「KeePreを安心して施工してもらえる店」。
「KeePre施工技術認定資格を持ったスタッフがおり、
KeePreの施工に適した環境と、接客がなされている店舗。」と言うことも出来る。
対象はKeePreを施工する店舗のすべてである。
その多くはSSさんであり、また整備業であり、カーディテイリング屋さんである。

 

 

[KeePreプロショップを世間に知っていただく。]

 

施工技術認定資格制度を作って、
スタッフの方に資格を持ってもらうことは、
一人一人のモチベーションアップに一定の効果は出るだろうし、
KeePreの施工レベルも上がることは間違いない。
しかし、その技術をもっと役に立てるためには、
世間に対してそのことを知っていただく必要がある。

 

しかし個人の資格を宣伝するわけには行かない。
そこで前出の「KeePre施工技術認定資格を持ったスタッフがおり、
KeePreの施工に適した環境と、接客がなされている店舗。」を、
“KeePreプロショップ”として、
一定の看板などを出していただき、
それがある軒数に達した時、マスなどを使って世間に広く伝えれば、
正しく施工されたKeePreの良さを広く知っていただくことが出来、
施工技術資格を取ったスタッフの方々も、
その技術を活かす場が多くなり、より高いモチベーションが得られるのではと考えた。

 

 

[インフラであるトレーニングセンターの整備]

 

このような構想を実現していくためには、
そのインフラとなるトレーニングセンターの充実が必要となってくる。
正しい技術をより多くの方に身につけていただくための“場”が必要なのだ。
もちろん、すでにその技術を身につけていらっしゃるスタッフの方も数多くいて、
それを認定させていただく「検定会」の開催の“場”も必要になる。

 

まず、札幌市に約80坪の倉庫を借り、
北海道初のトレーニングセンターがスタートする事になっている。
続いて仙台、広島、神戸、福岡に3月いっぱいを目途に、
東京・札幌と同規模の新しいトレーニングセンターが出来上がる。
アイ・タックの本拠地である愛知県には、
宿泊設備を備えた本格的なトレーニングセンターが5月末頃に完成予定である。

 

酒井さんの「KeePreの技術に“段取り制”があったらいいよ。」の言葉から、
ここまでの大きな規模の構想になってしまうとは思いも依らなかったが、
言いだしっぺの酒井さんには、
KeePreプロショップの実行委員会に参加してもらうことによって、
最後まで付き合ってもらう事にした。

 

 

KeePreプロショップの概要原案

 

[全施工店をKeePreプロショップに、が目標]
この構想は、一部の施工店をピックアップして特別扱いをしようというものではない。
あくまでも、全KeePre施工店にKeePreプロショップになっていただきたいことを、
現実的な目標として進めていく。

 

[KeePre施工技術“3級”]
(一番基本となるKeePreコーティングの施工技術をマスターした人。)
・前処理の洗車・鉄粉取り・水垢取り・ベースアップなどの作業が、
一定の水準で出来ること。
・KeePreファイナル1でのコーティング作業が一定の水準で出来ること。
・作業の方法と出来上がりのきれいさが資格の基準となる。作業時間は基準外とする。
・基本的な接客を実行できること。

 

[KeePre施工技術“2級”]
(KeePreシステムのすべての技術をマスターし、時間内にクリアした人。)
・前洗車を洗車の基本である“手洗い洗車”と室内清掃を、一定レベルの内容で、
規定の時間内にクリアすること。
※洗車は必ずしも快洗隊式洗車を必須とせず、
その仕上がりがKeePreの前洗車として充分なレベルにあることを優先する。
・3級のKeePreコーティング作業レベルを、規定の時間内にクリアすること。
・すべてのアラカルト商品を一定のレベルでマスターすること。
・KeePreシステムを展開する店舗作りを一定の水準で実行できること。

 

[KeePre施工技術“1級”]
・2級の基準をすべて上回ること。
・シングルポリッシャーを使用して、“クリスタルKeePre”をマスターすること。
・ギヤアクションポリッシャーを使用して、一定の鏡面研磨をマスターすること。
・最新のガラス系のコーティング技術をマスターすること。

 

[KeePre施工技術トレーナー資格]
・1級資格を有し、かつそのすべての技術・ノウハウを、
スタッフにトレーニングする能力を持つこと。
・個別にその人が所属する店舗、会社において指導実践を検定し、
その店舗でのKeePreシステムの実践実績で判断する。

 

[資格取得方法]
それぞれの資格は、
・各地のトレーニングセンターで毎月開催される各資格に対応したスクールに出席し、
スクール後の検定を受ける。
・別途設定される各資格の検定会で、日頃の技術で受験する方法を作る。
(それぞれのスクール、検定会は、実費負担程度の費用とする。)

 

[資格を取得すると]
・資格を証明する個人のIDカードが発行される。
・資格を現すアクリル製の盾が発行される。
・それぞれの発行に際して実費を費用とする。

 

[資格の期限]
・3級と2級の資格の期限を5年とし、資格の更新に際して規定の研修を受ける。
・1級とトレーナー資格は終身資格とする。

 

[KeePreプロショップの資格]
・店舗にKeePre施工資格2級取得者が1名以上、
3級資格者を含め全スタッフの内、30%以上がKeePre施工資格者であること。
・一定の水準の店舗環境と作業環境があること。
・一定水準以上の接客能力があること。

 

[KeePreプロショップになると。]
・KeePreプロショップの内照式ロゴ看板が貸与される。
・KeePreプロショップの認定盾が発行される。
・KeePreプロショップのロゴを使った店頭宣伝の権利がある。
・KeePreプロショップを名乗った広告宣伝が出来る。
・KeePreプロショップクラブに登録され、各種のイベントに参加できる。

 

[KeePreプロショップの宣伝広告]
・毎月発行の自動車雑誌に掲載のKeePreプロショップ広告に新加入店として紹介される。
・Web上でのKeePreプロショップリストに掲載される。
・マスメディアを使った宣伝広告が実施される。

 

[KeePreプロショップの費用]
・プロショップ認定に際しては実費が費用となる。
・毎月の費用は、KeePreプロショップクラブの会費のみとし、
すべてをクラブ運営とイベントの費用として使われ、
アイ・タックの会計とは分離される。

 

[快洗隊との関わり]
・快洗隊は、自動的にKeePreプロショップとして登録される。
・快洗隊はKeePreプロショップの象徴的存在として位置し、
常に最高峰の技術と、サービスを提供する。
・KeePre施工技術資格2級以上の資格者は、?快洗隊およびオートパラダイス?の直営快洗隊店舗に体験入店が出来る。

 

以上あくまでもざっくりとした原案であるが、
トレーニングセンターの設置が進むと同時に、
新しいスクールのカリキュラム作り、KeePreプロショップのマニュアル作り、
各項目についての検討が煮詰まり、実施に向けて着実に進んでいる。
内照式の看板については、
デザインが決まり次第、コストダウンのために中国での生産を開始する。
またそれぞれのツールについても、続々とデザインが決まりつつある。

 

あえて、すべてのことが正式に決定する前に、
ここに原案を公表して、広く皆さんのご意見を承りたいと思います。

 

 

今日は、四国であった。
朝8時半の飛行機に乗って松山に飛び、
松山で一軒、新居浜で一軒の快洗隊候補の店舗を拝見した。
当然日帰りである。

 

松山行きの飛行機は、初めて乗った“DHC8-Q400”というプロペラ機。
えらく細長い機体であった。
フォッカー製なのか、デハビランド製なのか、
よく分からないが、なかなか乗り心地のいい機体であった。

 

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