谷 好通コラム

2006年07月14日(金曜日)

1435.ここで最後の会議

明日、本社倉庫と事務所の引越しが始まる。
特に倉庫は、引越しがあっても機能を停止するわけには行かないので、
この三連休で、全員で一挙に引越しを完了させるのだ。
トレーニングセンターの引越しは、この後じっくりやればいい。

 

この倉庫には何年前に引っ越してきただろうか。
アイ・タックが出来て以来12年間で、引越しは、これで4回目だ。
引越しのたびに何倍かの規模の倉庫に来たが、
数年ですぐに狭くなって、引越しする羽目になって来た。

 

今度の新しい倉庫は今の約1.5倍の広さしかない。
立体の棚がいっぱいあるので、2倍以上のキャパシティはあるはずだが、
補助の外部の倉庫にある荷物の量も考えると、
在庫そのもののを減らす努力を真剣にやって行かなくては、
すぐにキャパシティオーバーになる。
新しい倉庫を探し始めた頃、そして見つかった時には、
今度の倉庫は十分なキャパシティがあるように思えたのだが、
新しい商品が出来てきて、
より以上の容量が必要になって来たのだ。
事業の拡大に、あらゆるものの拡大と充実が後手になっている焦りを感じる。

 

いずれにしても、明日はいよいよ引越しである。
全員で全力を尽くしての大移動である。
酷暑の中の引越しである。
事務所も倉庫も、いつもの業務をこなしながら、引越しの準備に追われていた。

 

私といえば?
何の準備もせず、二階の会議室で一日中「レイアウト会議」で会議漬け。
快洗隊直営店1軒と、フランチャイズ店4軒の、
店舗レイアウトをデザインし造る会議だ。
さすがに、一日いっぺんに5軒もの快洗隊の店舗レイアウトを作ることは初めてだ。
すべて今年中にオープンが予定されている快洗隊店舗である。

 

すでに、工事が始まっているか、
建設の手配が進んでいる店舗が現在3軒ある。
快洗隊は、今年の後半、
今までにないオープンラッシュなのです。

 

引越し前日であっても、何であっても、仕事は待っていてくれない。
営業諸君は、今日も全国で大活躍、
専務も、今日は、四国で大勢の経営者の皆さんを前に頑張っていたようだ。

 

引越しの準備で忙しい事務所を尻目に、
私とFC本部の諸君は、レイアウト図面を前に、集中する。

 

午前中に2軒のレイアウトが出来上がった。
それぞれ3案ずつ、
我ながら、いい出来だと納得する。
昼ごはんはサンドイッチを買ってきてもらって、食べながら仕事を続ける。

 

夕方までに5軒のレイアウトをすべて検討した。
しかし、どうしても1軒だけが満足いくデザインが出来ない。
セルフスタンドと、コンビニショップと、快洗隊、
この三つの要素がうまくリンクするデザインを考えなければならないのだが、難しい。
初めての経験なので、なかなかうまく行かないのだ。
一旦ペンディングし、頭を一度クリアにしてからもう一度考え直す事にした。

 

初めての一度に5軒もの快洗隊レイアウトを作る会議。
現倉庫と本社事務所での最後の会議となった。

 

約10時間連続の検討会議は、目眩がするほど疲れる。
しかし、その一軒一軒が、大切な仲間達が頑張る舞台になるのだ。
決して手を抜くことは出来ない。
全精力、全力を尽くす。

 

会議の後、
今日使った図面を机の上に広げてみた。

 

この会議室で、何百時間、ひょっとしたら何千時間もの議論を行なっただろう。

 

ここでの最後の会議である。

 

 

時代はすさまじいペースで進んでいく。
一昨日の福岡、昨日の広島トレーニングセンターでの提案会は、
これらのトレセンが随分前からあったように、
この会社の活動にあって当たり前であったように思えた。

 

 

昨日、大阪の読売テレビが「快洗Wing」の取材をしてくれた。
7月30日午後10時より放映の「ほんわかテレビ(?)」という番組の中で、
「洗車機特集」という企画で、4社中の1社に選んでいただいた。
ありがたいことである。

 

まず、快洗Wingが設置された滋賀石油さんでの取材。

 

 

そして、夜からアイ・タック技研の大阪トレーニングセンターで、
研修の様子を取材。
鴨居所長、迫真のトレーニングである。

 

 

山戸Mgの模範演技か。

 

 

うれしいインタビュー。果たして使われるか。

 

 

夕方までの仕事が終わったからの移動。
夕方のラッシュの向こうに、夕焼けに赤くなった入道雲がきれいであった。
夏本番である。
天気予報よ。早く梅雨明け宣言を!

 

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
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