谷 好通コラム

2006年11月02日(木曜日)

1504.なぜタバコを吸う

何日か前に風邪を引いて、あれ以来、咳がなかなか止まらない。
咳が出ても苦しいわけでも何でもないが、
やはり気になる。

 

風邪はすっかり治っているのだが、喉が痛んだのか
喉がムズムズして、咳き込まないといられない。

 

私だって、近くに座っている人がゲホンゴホンと咳き込んでいれば、
風邪がうつるのではないか、人がいっぱいいるところでそんなに咳き込むなんて、
非常識だと思うに違いない。
ましてや、
咳をしながら、なおもタバコを吸っている。
ゲホンゲホンといいながらもタバコに火をつける姿は、
自分をコントロールできない情けない人間であることを世にさらしているようで、
実に情けなく、みっともない話である。

 

こんなミジメな姿をさらしながらも、なぜ、まだタバコが吸いたいのか、
自分でも良く解らない。
ニコチンという依存性のある物質に
自分が虜になっているのか、
あるいは、口が寂しく習慣で吸っているだけなのか、
よく解らないが、たぶん、その両方なのであろう。

 

タバコの煙は別に美味いものではない。
特に人が吸っているタバコの煙は私も煙くて不快である。
しかし、何か精神的に参ったときとか緊張している時は、
たまらなくタバコが吸いたくなることも事実だ。

 

例えば歯医者さんで治療した後などは、
極度の緊張感から開放されて、一刻も早くタバコを吸いたいと思う。

 

原稿などを書いている時なども、
頭を思いっきり集中しているので、
タバコを手から離せず、チェーンスモーカーとなる時だ。
同じような理由で、
サーキットでレース走行をする時、
コースに出る直前も、タバコを猛烈に吸いたくなる。

 

逆に、緊張感が緩む時も、タバコを吸いたくなる時。
会社の仲間たちと酒を酌み交わす時などは、
特にタバコを吸っていた方が間が取れて話しやすいし、楽しい。

 

どうもタバコは肉体的な欲求で吸いたいのではなく、
精神的な理由によっている習慣的な行為のようだ。
とすると、私は精神的にタバコがやめられないだけなのか。

 

今朝、専務に電話をした。
「お早うございます。・・ところで、まだタバコ吸っていないか?」
「ええ、吸ってませんよ。」
「あっそう。」
まだ、禁煙は続いていた。
まだ彼は、タバコを吸わない人のままであった。

 

彼が本当にタバコをやめたら、私もやめようかな。
私もタバコを吸わない人になろうかな。
無理かな。

 

 

一昨日の夜、東京から博多に飛んで始まった地域ミーティング。
福岡営業所を皮切りに、広島営業所、そして今日の午前中の大阪営業所と続いた。
初めての試みであった地域ミーティングは、
これまでなぜやらなかったのか、
これからもずっと続けようと思った。
彼らとの距離を近くしての話し合いは、彼らのことと彼らの行動がよく解ったし、
それぞれ持っている地域の状況もよく解った。

 

これから会社として何をすべきなのかも、
そのシルエットがよく見えてきたと感じた。

 

しかし、それぞれの地域のスタッフと食事をする事になるので、
つい食べ過ぎになるのは、ちょっと困ったことだ。

 

まず博多でのギョウザ三昧。
今度は営業所のある“久留米”まで行ってからみんなと一緒に飲もう。
食べ過ぎて博多のギョウザはしばらく食べなくても良さそうだし、
久留米に住んでいるスタッフが多いので、
やっぱり久留米まで行かなくては一緒に飲めない。

 

広島では、
山本所長、三俣君、門田君の3人が、
素晴らしいコンビネーションで、今のいい実績を上げてくれていることが良く解った。
彼にとはミーティング後、
いわゆるフランチャイズの焼き鳥屋で飲んだ。
皆でいっぱい焼き鳥を食べて満腹のあとの鮭の雑炊が余分であった。
完全にカロリーオーバーである。
実感として0.5kgは太ったような気がする。

 

 

最後の大阪では、午前中のミーティングだったので、
昼ごはんを一緒に食べようと思っていた。
昼ごはんならば、晩の様に食べ過ぎることもなかろうと思っていたのだが、
鴨井所長があらかじめ、行こうと企んでいた回転寿司の「長兵衛」
“西川きよし”の大邸宅の横にその回転寿司屋はあって、
寿司は確かに皿に乗って回転しているのだが、
そのネタは立派なもので、
おいしくって、やっぱり食べ過ぎてしまった。
そして、支払いでまたびっくり。
お勘定の金額もまた立派なものであった。

 

私は社員の人たちと食事をする時、決して領収書はもらわない。
会社の福利厚生なんかではなく、あくまでも私の付き合いとして飲んだのだから、
ポケットマネーで飲む事にしているが、
地域ミーティングで行った先々で皆と飲んだり食べたりするとなると、
カロリーオーバーもこたえるが、
私の懐具合にもかなりこたえる。

 

特に、大阪営業所は“要注意”である。
私が来れば必ず美味いものを食わなくてはならないと、
(鴨居が)てぐすねを轢いているようなのだ。

 

「おいっ、トロが行く。取って、取って」とは鴨居所長。

 

 

安い皿ばかりを山ほど積み上げて御満悦の中園君。

 

 

広島のホテルでは何故か最上階に近い部屋をあてがわれた。
インターネットで安い部屋を頼んだはずなのだが、
サメちゃんが何か仕掛けでもしたのであろうか。
早い時間に大阪に発つので、夜明けに起きたホテルの最上階(に近い)部屋から。

 

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    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
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