谷好通コラム

2007年05月23日(水曜日)

1639.半年ぶりのＬ．Ａ．

ロサンジェルスのホテルからこれを書いている。
ロスはほぼ半年ぶりである。

ロスに「Ｉ－ＴＡＣＵＳＡＩＮＣ」という現地法人を作って
アメリカでの活動を本格的にしてからもうすぐ八ヶ月になる。
社長のトニーが孤軍奮闘してラスベガスの洗車トレードショーに出品して、
アメリカ各地のカーディテイラーや
ディストリビュター（代理店）希望社からのオファーがあり活動が活発になっている
それを受けて、アイ・タック技研本社から森開発部長が応援にロスに来て、
ちょうど一ヶ月の滞在になる。

今回の私の訪米の目的は、
彼らの活動の結果で、何軒かの代理店候補社とお会いしてご挨拶をすることと、
活動の方向性を確認する事である。

アメリカの車社会は極限にまで発達しており、
そのマーケットの規模は日本の数倍、ひょっとしたら１０倍以上はある。
特に、洗車とかカーディテイルが大きなマーケットを形成しており、
日本の数十倍の規模はあろう。

しかし、その品質においてはかなり低く、
日本の十年前、二十年前を思い出す場面がいくつもある。
そんなマーケットで、私達が持っているビジネスをどのように普及させるのかは、
まさに暗中模索で、かなり本気でかからねばならないと思うと同時に、
私達の製品と技術を見せた時のアメリカの業者の驚きに、
ビジネスの可能性の大きさをまざまざと感じる。

我々が日本において大切な時期を迎えていることは十分に承知ではあるが、
この可能性の大きさを見た上で、放置しておくべきではないと考えた。

私に与えられたのは明日から賞味たった二日の時間ではあるが、
たくさんの色々な人とたっぷりと話し、その活路を見出したい。

※ロスの空港に着く約一時間前、
飛行機の右側の窓からサンフランシスコの街が見える。
私は、この時、コールデンブリッジを見るのが楽しみになっている。