谷好通コラム

2007年10月18日(木曜日)

1755.実はとても危険な人

すっかり涼しくなった。
もう10月も半ばを過ぎて、
12月の準備をする声までが聞こえてくるようになった。
一年がとても早く感じるが、
一年前のことを思い出すと、逆に、とても昔のことのように思える。

考えてみると、
去年の9月から10月にかけてアイ・タックはとても大変であった。
今はもういないある人間が、
入社してから辞めるまでの半年間にメチャクチャな情報を出してきて、
すっかり判断を間違えたことがあったのだ。
(間違った情報を出し続けただけで、犯罪的なことではない。)
それに気が着いたのが去年の9月、
一時は深刻に思えたことも数ヶ月後には正常に戻り、今はその気配も無くなっているが、
その間の時間の流れは、とても長く感じた。

その人は、事が発覚した後、すぐに退社したが、
あれから約1年後の今日、
その人が面接に行ったのであろう会社から電話が入った。
「お宅の会社を一年前に辞めたあと2社に勤めて、その2社も辞め、
今私の会社に面接に来ています。お宅の会社はなぜ辞めたのですか?」
そう聞かれても、個人情報もあるので本当の事はなかなか言えるものではない。
電話を受けた常務は、
「いや、え～っと、うちの会社に合わなかったようで辞めました。」
と、言葉を濁したそうだ。

その人は能力はありそうなのだったのが、
根本的な社会性が無かったのだろう、
自分しか見えず、幼い自我の持ち主であったのかもしれない。
半年ごとに3社も辞めた後にも、何の反省も持たなかったのだろうと思う。

そういう人っているのですね。

一見、能力がありそうで、
あるいは一見、気が利いているようで、
自分の視線からしか物を見ることが出来ない幼い自我のままである人。
あるいは、自分がどんなに大変なことをしても、
それが自分のやったことに原因があることに全く気が付かない人。
だから、全く反省しないし、大変なことになっていること自体を理解できない人。

一見普通の人なのだが、
実はとても危険な人っているものなんです。
歳をとって影響力を持つようになると、その危険の大きさが増して来るようです。

私も過去、そんな人に何人か会っています。
一見、普通の有能な人なので一回の面接だけでは絶対に見分けられません。
こんな人には、従業員満足も顧客満足もまったく無関係で、
関わりにならないことが一番です。

くわばら、くわばら。

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2007年10月18日(木曜日)

1754.予定詰め込みすぎ

私は今月の16日より、
快洗隊運営部と営業企画課を包括する経営企画本部の本部長を、
代表取締役としての職務と共に兼務することになった。
元経営企画本部本部長の畠中常務取締役は、
管理本部の本部長とキーパープロショップの事務局を兼務し、
キーパープロショップをより推進すると共に管理部門のスキルを身につける。
また彼の持っているコンピューター能力を活かし管理部門のよりスリム化を図る。
そして、元管理本部本部長の池本常務取締役は、
アイ・タック技研?の主体である営業本部の本部長を務めることになった。
リーダーシップの強さと強烈なまでの個性を買っての抜擢だ。
さらに四人の取締役が、それぞれ強化すべき営業所に貼り付いた。
他にもかなり大胆に、間接部門から直接部門・最前線への移動を行った。

それぞれの人のスキルアップが一番の目的であり、
企業としての戦闘力アップを目指す。

昨年の7月から今年の6月にかけて、
すべての関連会社が合併し会社の内部体制強化を図り、
ほぼ一年、快洗隊も直営店を造らずに体質強化を目指したが、
会社の体裁が出来ただけで、かえって全体の戦闘力が弱くなったように感じている。
やはり、会社は成長に向けての力を全力で出していないといけない。
快洗隊も新しい店が出来ることによって活性化するものであって、
じっとしていては、何もかもが沈滞するような感じがする。

体制が変わった16日には早速、池本営業本部長が早朝ミーティングで、
全国の所長達に“檄”を飛ばしていた。
畠中管理本部長は、飄々と仕事を引き継ぎながら、
第二巡目のキーパープロショップ北陸ブロックミーティングを盛り上げていた。
各取締役達もすでに担当地区での活動を始めている。

とりあえず快洗隊は、
今年中に札幌に快洗隊をオープンさせる。
12月1日には刈谷店を新しいコンセプトで新装オープンさせる。
しかしこれは以前から進んでいたことで、
私自身はまだ何も快洗隊について手を付けられずにいる。
スケジュールをかなり先の方まで入れてしまっていて、ちょっと身動きが取れない。

9年前に私と仲間たちが作った快洗隊を、
時代の変化に適応すべく、また時代の最先端を行くべく、
多くの快洗隊の仲間達と共に、
自らの手と心を直接、快洗隊に向けねばならないと決心したのだが、
当面はスケジュールを詰められるだけ詰めて、身を空けることが先決だ。

来週には、
朝、東京に行って午前中の仕事をして、午後からも入れれば入れて、
夕方には長野に着き、長野ブロック・プロショップミーティングに出席して、夜飲む。
翌朝、長野から松本に走って松本空港から札幌に飛んで、午後は快洗隊札幌店の仕事をし、
夕方から北海道ブロック・プロショップミーティングに出席して、夜飲む。
翌朝、朝一で千歳空港から仙台に飛び、午後仙台で講演の仕事をして、
夜、スーパー耐久の田中さんたちと会い、飲む。
翌朝から、スーパー耐久SUGO戦にたくさんのお客様を迎え、決勝を見る。
夜、最終便で名古屋に帰る。(ひょっとしたら、そのまま東京に行く?)
名古屋に帰れば、翌朝一番で東京に行くことになる。

こんなペースが3週間も続き、今月の終わりごろには身が空くはずだ。
本当はそれまでに、今週の土日月と何軒かの快洗隊にお客として来店し
じっくりと見るつもりであったが、それも一日半が精一杯になっている。
私は先週、土日とSUGOに自分のレースに行ったきりで、
今月はもう休みは無い。
休みが無いのは平気だが、
やる!と決めた快洗隊の仕事がなかなか出来ないのか、歯がゆい。

スケジュールは先手先手で入れていくものだが、
詰め込みすぎは、身動きが取れなくなることがあって、困ることもある。
月末からの予定は快洗隊の仕事で、先に埋めていかなくてはいけない。
そうしないと営業所君がどんどん埋めていってしまうのだ。(無断ではないが)
サイボウズは便利でもあり、困ったものでもある。

刈谷店、改装後の配置図。