谷 好通コラム

2008年07月13日(日曜日)

1967.家族っていいなぁ~~

今日は日曜日。
福岡に日帰りの出張で、飛行機に乗っている。
福岡に馬場さんと快洗隊を造る計画を進めるためだ。

 

朝の飛行機は、福岡便がガラガラであったのに
札幌行きの飛行機が満員の混雑であったのは、
北海道が一番いいシーズンであることと、
サミットが終わって、観光を控えていた人が待ち構えていたのだろう。
本当はサミット中の方が北海道中が空いていて観光しやすかったのに。

 

日曜日の飛行機出張は、回りが観光客の人ばかりなのでちょっと寂しい感じがする。
一人だけ場違いなようでバツが悪いのだ。

 

 

飛行機に搭乗するため飛行機の前に並んでいた時、
すでに乗っていた一人の女性客が乗務員の手を振り切るようにして外へ出てきた。
「息が苦しい」という。
きっと閉所恐怖症なのであろうか、
たまに飛行機のように閉鎖された空間がたまらなく怖く感じる人がいる。
お化粧をしていたので顔色は分からなかったが、
きっと真っ青だったのではないか。
本人は必死である。
お気の毒に。

 

私が搭乗し、しばらくして、
その女性の夫と思われる男性が「えっどうしたの?」と前に出てきた。
乗務員さんが、
「息が苦しい。とおっしゃって、降りていかれました。」と言うと、
「おーーーー。」と驚いた様子で自分も飛行機を降り、
搭乗口の方に走っていった。
そして、そのあとすぐに、
2歳と4歳ぐらいの子供、女の子二人が、
お父さんと同じような驚いた表情をして、パタパタパタと走って外へ出て行った。
「お母さーん、お父さーん、置いてかんといてや~。」って感じ。
乗務員さんが慌てて子供のあとを追うが、
子供二人とも一目散である。

 

「あーっ、家族っていいなぁ~~」

 

子供が小さいころ、
お父さん、お母さん、ちっちゃな子供たち、
それぞれが一生懸命で、みんなで固まっていて、
誰かの一大事には、みんな、人の目なんかまったく気にならない。
みんなで一緒にがんばっているって感じがして、
「いいなぁ~~~」と思った。

 

「閉所恐怖症」で息が苦しくなったって絶対に死にはしない。
精神的なことだけなので大したことないのだが、
あの家族のみんな、びっくりしただろうな。

 

でも、あのお父さんの驚いた表情と
子供たちのパタパタ走っていく後姿がなんとも良くて
飛行機に乗ったばかりなのに、
自分も家に帰りたくなってしまったのは、ご愛嬌である。

 

 

昨日は午後過ぎまで営業電話TV会議と役員会に出席した。
2008年6月度は苦しい場面もあったが、何とか決算で増収増益は確保できた。
しかし、その伸び率は低く、厳しい一年であったことには違いない。
4月から6月にかけての土日がらみの雨が続いたこと。
ガソリンなどの値段が高騰してお客様が車にかけるお金が渋ったこと。
2008年度後半が厳しかった理由はいろいろあるが、
言い訳をし始めたらきりがない。

 

7月に入ったらスカッと晴れ上がったお天気のように、
六月のまでの反動のように、一挙に上がった温度のように、
今期のスタートダッシュは熱が入っている。
快洗隊も絶好調だ。
7月12日現在の前年同月同日で200%を越す店舗が続出している。
去年の7月は前半に雨にたたられているので、
今年が特に調子がいいとはまだ言えないが、
毎年7月は終盤にダッシュがあるので、
7月が終わってどんな結果が出てくるかゾクゾクする。
今日、日曜日もちょっと何件かに電話をしたら、昨日に勝るすごい数字が聞こえてくる。

 

しかし、雨が多かった六月は涼しくもあったが、
7月に入って急に夏の温度になった今年は、
みんな体が暑さについていけず、バテテいるのでないか心配である。

 

 

昨日行った快洗隊大須店の三浦チーフ。
彼は今、自分のヘアースタイルを変わったカットにすることに凝っているようで、
今回も「ねぇ社長、このヘアースタイル撮ってくださいよ。」と、
彼から迫ってきた。
ヘアースタイルにまったく興味のない私から見ると、
正直言ってあまりよく分からない。(^.^) しかし眉毛は剃らん方がいいなあ。・・・ん。

 

 

自分と同じような頭になった三浦君をさして「どんぐりの兄弟。」と二人を笑った土井店長。

 

 

初めて気が着いたのだが、大須店の建物はなんと立派なツタの壁であった。

 

 

甚目寺店に行く。
チーフの伊東君に子供が生まれたのである。
初めての子で、今や常識となった立会い分娩はなんと12時間ぶっ通しであったという。
今や父親になるのも大変である。
「お父さん」になった、甚目寺の伊藤チーフ。

 

 

チーフに差をつけられた堀店長。
こいつは絶対いい嫁さんもらいそうなんだけど。

 

 

余裕をかますのは、光り輝くイケメン白井。
あとの二人は逆光でただ真っ黒に写ってしまった。

 

 

三軒目に寄った鳴海店は、時間が悪かったからなのかちょっと暇であった。
だから自店のスタッフを他の店に派遣したりしたが、
それはそれで悔しかったに違いない。
しかしそれでも、この日17万円の売り上げは鳴海店の力が上がっている証拠だ。

 

 

 

今日の福岡、この風景でどこに新しい快洗隊を造るか、分かりますか?

 

 

福岡でしっかりと話をしたあと、そのままとんぼ返りで名古屋に帰る。
上空に上がった飛行機の中から夏の空が見える。
九州の空、もう夏の象徴である入道雲、積乱雲がしっかりと立っていた。

 

 

愛知の上空も夏である。

 

 

午後6時半過ぎに中部空港に戻る。
こんなに早く帰ることは滅多にない。今日は私も休日なのである。

 

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    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
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