谷 好通コラム

2008年08月25日(月曜日)

2001.書き終わって、息が止まる?

おととい、ひとつの区切りを過ぎて、
自分自身の中にあった気負いが消えた。

 

1000の時もそうであったが、
2000を超えるまでは
そこを越えると何かがあるような気がしていて、
たとえば2000を書き終わってWebにupしたと同時に、
「うっ、」なんて息が止まるとか、
今までの強運が尽きるとか、目が見えなくなるとか、
何かが終わるような気がして、
そんなことがある訳がないことは解っていても
怖く感じることもあったし
2000が近づくにつれて自然に肩に力が入っていた。

 

越してみれば、もちろん何もない。
何気なく2000が通過して、
「おめでとう」と何通かのメールを送ってもらって、終わった。
それでは寂しいので飲み会をやろうと思い、今、スタッフが企画してくれている。
ありがたいことである。

 

人間、何かの区切りをひとつの目標として設定して頑張ると、
何もないまま頑張り続けるよりもずっと楽になる。
この場合、とりあえず2000までは書こうと目標にしていたので、
それが実現できたのだろうとは思うが、
この目標は、私自身のための目標であるだけであって、
たとえその目標が達成できても、
それは私自身の問題なので、
私以外においては何気なく過ぎていくのは当然なのだ。

 

 

昨日までの「北京オリンピック」も中国にとっては、
ひとつの区切りになるものだろう。
とりあえず「北京オリンピック」が終わるまでは、無理があろうと、
非難されようと、
その先に負荷がかかってこようと、
まずいことが起きそうであっても
とりあえず、北京オリンピックが予定通り終わるまでは
理不尽なことでも無理して棚上げして、
国威発揚のための北京オリンピックだけは成功させようと、
大多数の国民(中国の場合は人民か)が団結した。
そんな気負いが、私の個人的な2000話の気負いに似ていると感じたのだ。
「とりあえず、そこまで行こう。」
そして、北京オリンピックさえ無事に終われば、
あとは何とかなるだろうと。

 

しかし、たいていの場合、
こういうやり方は、あとに大きなひずみが残って
取り返しのつかない事態になることがある。

 

ちょうど地球の地殻プレートが押し合って
エネルギーが発散されないまま歪みとなって溜まり、
その歪が一定の大きさになった時、突然、爆発的にプレートがずれて
恐るべき巨大なエネルギーとなって発散し、大地を大きく揺らす。
そんな地震のメカニズムのように
「とりかくオリンピックが終わるまでは」と”溜め込んだツケ”が、
大きな鬱憤や不平不満、歪み、無理となって、
巨大なエネルギーとなって一度に放出される瞬間がどこかであるはずだ。

 

それが1年後の上海万博のあとなのか、もうすぐなのか。

 

 

自分という個としての一区切りを越えたのと、
国家、民族としての一区切りを越えた中国から感じたことから、
妙に符合する部分と反対の部分を同時に感じ、
考えさせられた。

 

 

とここまでは、飛行機の中で書いた。

 

続いて、博多のホテルの中で。

 

 

今、福岡にいる。
明日、福岡に出来る新しい快洗隊の打ち合わせをするために来た。
2000回を祝して、仲間の畠中君と田中君が餃子をおごってくれた。
過去三年間、福岡に泊まる時、必ず行く旭軒の餃子である。
今日は三人、途中から四人で20人前の餃子を食べた。

 

 

一緒に餃子を食べ、
餃子を2000話のお祝いとしておごってくれた我が社の常務の
H.オサム語録。

 

まず「ナース。」

 

 

続いて「保母さん」

 

 

「う~~ん・・・・・若い・・・の子と、合コン。」

 

 

愛する奥さん。

 

 

「キャバクラっ!!」

 

 

「いい~~~~~~」

 

 

「中州っ! 行きましょう。」

 

 

日本は平和で、いいなぁ。

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
    読めば読むほど元気になること間違いなし。・・・の、はず。

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