谷 好通コラム

2008年11月04日(火曜日)

2054.人の意見は面白い

今日は朝から快洗隊の店長会議。
愛知県から直営店9軒とFC店の1軒、
東京から直営店5軒とFC店の1軒、
関西から2軒。北海道から1軒、合計19軒の参加。

 

全員が本社のトレセンに集まって話し合いをする。
検討して決めることがいっぱいあるが、本社から一方的に指示を出すことは何もない。
もちろん連絡事項はいくつかあるが、
何らかの行動を起こすための決定事項はみんなで話し合う。

 

こういう会議が出来るようになったことが大変嬉しい。
今まで説教をするような感じで一方的に話していても、
それがみんなの気持ちにきちんと伝わったかどうか確かめようもなかったが、
みんなの意見を聞いて一つ一つ決めていくと、
自分の意見がその事項について決定要素の一つになり、
決定要素になるという事実が、みんながたくさんの意見を出してくれる動機になる。
こんな簡単な循環になぜ今まで気が着かなかったのか。

 

みんなが意見を出しても、それが決定につながる要素にはならず
それまでの話し合いには関係なく誰かが決定するものならば、
それは話し合いではないので、
意見を出しても仕方がないことになる。
みんながなかなか意見を出さない状況で、
つい一方的に話をして、
「これでいいなっ!」的な指示になってしまっていたのは、
みんなが意見を出さないからではなく、
こちらがみんなの意見を
物事を決定していく要素として聞こうとしていなかったからだった。
簡単なことだった。

 

たくさん出てくるみんなの意見を聞いて、
「なるほどな~」と思わされることがいっぱいあって、
出席のみんなもそれぞれから出される意見を聞き、自分の意見を出すうちに
自分の考えを変えたり、考えを深めたりで、
より良い決定が引き出せただけでなく、
それぞれのみんなが、納得してその決定を受け入れることが出来たような気がする。

 

上司は「部下は上司の意見の通りにしていれば良い」的な発想をしがちであるが、
それは、部下の意見を聞くのが面倒であるだけであって、
自分の意見がすべて正しいとは思っていないはずだ。
あるいは自分がすべてにおいて一番正しいと思っている人がいたとすれば、
それは自分の事を分かっていないだけであって、本当にそうであるわけがない。

 

みんなの意見を聞いてみると、なかなか面白い意見があって、
自分が言い出した方針を変更することが多い。
専制君主的に一方的な指示を出しているより、
よっぽど良い方向が見えてくるものだ。

 

そんなことを感じた今日一回目の会議、快洗隊店長会議であった。
議論が伯仲して午後3時終了予定が午後5時半。
午後6時からは営業所長会議の分会が始まる。
なんとそれが終わった夜10時から、
キーパーPROSHOPのCM連動チラシの打ち合わせをやると言う。
いったい今日は何時に終わるんだろうか。

 

明日は地元でPROSHOP研修会と、
明後日に仙台と、その翌日は静岡でセミナーと研修会がある。
移動も含めるとかなりのハードスケジュールなので、
今日は早く帰りたいが、
帰れない。
腹が減った。
カメラをどこかへ置いてきてしまった。
・・・・
めげそうである。

 

夜書かないでいいように午後5時半から6時までの30分でこれを書いた。
カメラがないので写真はない。

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
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