谷 好通コラム

2009年01月08日(木曜日)

2106.立ち直ってしまったのだ

昨夜寝たのは、日付けが変わって2時間半も経ったころ、
この間買ってきたスティーブン・ホーキンスと娘さんが書いた童話のような宇宙の本で
300ページほどある大作だが、面白くて、あっという間に読んでしまった。
一気読みをしてしまったのは久しぶりだ。
そのあと、ぐっすりと寝た。
朝起きたのは午前7時前。
睡眠時間4時間半。
やっと正常な睡眠生活に戻った。

 

最近、自分の睡眠がおかしいのだ。
私はほとんどの日を深夜1時過ぎまで起きていて、朝は遅くても7時に目が覚める。
平均すれば多分1日5時間ぐらいの睡眠時間で十分で、
どんなに睡眠不足の時でも夜12時前に眠ることはないのだが、
お正月から何かが狂ったようで、
夜8時とかとんでもなく早い時間に寝てしまい、
それなのに朝7時までぐっすり寝てしまう。
(睡眠11時間)
あるいは、夜は普通に12時過ぎに寝ても、
朝、なんと午前9時半まで起きなかったりした。
普段の二倍ほどの睡眠を何度も取れてしまった。
(睡眠9時間)

 

長い睡眠時間で気分爽快かといえば、そうでもない。
考えがまとまらず頭が冴えないのだ。

 

その原因が今日の午後やっと分かった。

 

会社の正月の仕事始めは1月5日であったり、7日であったり色々だが、
今日ぐらいからやっと仕事の話がまともに出来るようになって、
1月の仕事の予定がやっとすべて立てられたのだ。

 

いつもは、三週間先ぐらい先までのスケジュールは入っていて
その仕事を淡々とこなして行けば、自分としての仕事の目的が果たされていくのだが、
年末になると、年を越しての1月の仕事の約束はほとんど取れなくなって、
ずっと1月のスケジュール表に空白が目立っていた。

 

それがやっと今日になって、
相手先の予定が取れるようになって、
スケジュールが、やっと、月末までびっしりと入った。
二月にもかなり入れた。
まだ土日の予定を作ることはあまり出来ないでいるが、
デスクワークがそのうち溜まって来るし、
快洗隊を巡る楽しみもある。
あちらこちらに連絡をしながら、夕方、スケジュールがほぼ埋まると、
何か、ウキウキするではないか。
ごきげんなのだ。

 

今月から来月にかけて、
やるべき事が決まって、その約束をし終わった時点で、
今月から来月にかけて実現できる事が決まったのだ。
自分が精一杯行動して、その結果、どんなことが実現できるかが決定した。
仕事はギャンブルではない。
「・・・たら、」も「・・・れば、」もなく、
立てた目標を実現するために必要な行動を自らが作る予定として立て、
それを確実に行動していくことによって、目標が本当に実現していくのが仕事だ。

 

だから極論すれば、
自分のスケジュール表を埋め尽くした時点で、
目的とした仕事が、全部、実現してしまうのだ。
逆を言えば、
自分の予定もまともに立てられない人は、
何も実現することは出来ず、なぜ実現できなかったのかも理解できない。
何か実現したいことがあれば、
実現のための行動を予定に入れてしまえばいいだけなのに。

 

 

年末からお正月にかけて
予定が立てられない時期があって、
1月の予定の空白を埋められないでいる期間、
何かを着実にやっているという充実感がなくなって、
何か、心が不安定になってしまっていたのかもしれない。
それで頭が支離滅裂になって、空中分解していたのかもしれない。

 

だから、スケジュールを久しぶりに詰め込んだら、ウキウキして
楽しくなったのかもしれない。

 

自転車だってスピードさえ出てしまえば、
しっかりと安定するのに
スピードがなくなってしまうとふらふらっと不安定になる。
そんなものか。
だから緊張感が失せて、いつもの二倍ほどの睡眠を何度も取ったのかも知れない。

 

そんな屁理屈をつけるまでもなく、
早い話が仕事中毒なのかな、私は。
どっちでもいいが、やっと、いつものペースに戻ることが出来た。
・・・・・・
しかし、今年は何ヶ月も休みなしで働くことは自粛しようと思っている。
自分をコントロールできないほど仕事をするのは、
やはり病的なのか、と自分でも思うのだ。
今年は、一週間に一度は必ず何もしない日を作って・・・・
なんて、こんな決心は何度もしたが、実行したことはほとんどない。

 

自分でもイカンと思うのだが、
ぎっしりスケジュールが詰まったスケジュールソフト・サイボウズの画面を見ると、
ニヤニヤしてしまう。

 

私はどうやら立ち直ってしまったらしい。

 

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
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