谷 好通コラム

2009年08月02日(日曜日)

2272.気力で200年生きるか

足腰が立たなくなると、その人から気力がなくなると何かで読んだ事がある。

 

老人が寝たきりになるとどんどん弱っていくのに似ている。
だから、骨粗しょう症などで骨折し一度ベッドに臥せっても、
そのままにならないように、何とかもう一度立ち上がらせる努力が必要なんだそうだ。

 

五月の初めに膝を痛めて、
徐々に良くなってきたつもりであったのに
二三日前にちょっと長く立ち続けすぎて、また元に戻ってしまった。
それでも今日の予定を、半分だけ昨日のうちに済ませるなどして、
何とかスケジュールをこなしてきたが、
残った今日の予定を一つキャンセルしたら、次の一つもキャンセルして、
とうとう今日は何もしなかった。
一度自分をマイナス方向に許してしまうと、ずるずると自分に甘く許してしまう。
悪いパターンである。

 

何年か前、レンちゃんという予知能力を持った女の子から
「谷さんは気力で生きています。だから気力さえ続けば二百歳まで生きますよ。」
と言われたことがある。

 

私はこの言葉がすごく気に入っていて、
ひょっとすると私は世界一の長寿記録を持った人間になるのか。なんて思っていた。
自分のポジティブシンキングには相当な自信があったからだ。

 

しかし、今まで片足の不自由には不便をまったく感じなかったのに、
一時的にしろ、両足がダメになってほとんど歩けない状態になってみると、
やりたい事、やらねばならない事があっても、
それをやらなくてもいい理由にして、やらない自分を許してしまうのは、
これは気力が失せていると言えるのではないか。
と、すると、私はいつ死んでもおかしくない事になる。
私は気力で生きているのだそうだから。

 

これはまずい。
何とかせねばならないのだ。

 

そこで考えたのが、助手を作ること。
自分の不足している部分を補ってくれる助手を作ること。

 

私には欠点や不足がいくつもあって、
忘れ物が非常に多いだけでなく、言ったことを忘れることも多い。
人が言ったことを忘れることも多い。
それを記録する人がいればずいぶん助かる。

 

パワーポイントも苦手だ。
今の時代、企画書はパワーポイントで書くことが多いが、
マニュアルをまったく読まない私はパワーポイントを単純にしか使えず、
書くのがものすごく遅い。

 

荷物を持ってもらうだけでもすごく助かる。
荷物を持つのを助けてもらえれば、
一眼レフのカメラや交換レンズを持って行ける。

 

それから・・・

 

一人では出来ない事が、
助けてくれる人がいればいっぱい出来るかもしれない。
それはそれでいいのかもしれない。
それで今まで出来なかった事まで出来るようになったら、
気力満々で、もっと、バリバリと仕事が出来るようになったら、
本当に200歳まで生きてしまうかもしれない。

 

 

 

先日の岡山国際サーキットでのレースの後、
元気の素をたっぷり仕込んだ顔。

 

 

8月15日には富士スピードウェーでまたレースがある。どうするか。

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    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
    読めば読むほど元気になること間違いなし。・・・の、はず。

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