谷 好通コラム

2010年07月15日(木曜日)

2553.やってもらった方が早いし、間違いない

実は、昨日、新幹線で東京から名古屋に帰ってくる時、
新幹線の網棚にスーツの着替えを入れたバックを置き忘れてきてしまった。
新幹線を降りて車に乗ってから気がついた。
せっかく東京と札幌の出張を終え「はぁ~~帰ってきた。」とホッとしたのに、
またもや大きな忘れ物をした自分のバカさ加減に、がっくりと来た。

 

金額としては大きなものではないが、
こんな時の腹立たしさはたまらない。

 

帰ってからJRの忘れ物係に電話をしようと思っていた、が、
家でビールを飲んだら、今度は電話をするのを忘れてしまった。
お話にならないのだ。
次の朝、会社に出てきてからそれを思い出したのだが、
会社に出てきたらもう仕事が待っている。
わずかな時間に自分で電話をするのがバカバカしくなってきて、
事務所のオオノさんに問合せを頼んでしまった。

 

そうしたら、
五分もしないうちに
「大阪駅にありました。送ってもらうように手配しましたから。」と言う。
「えっ・・・・ありがとう。。。」

 

おやまあ、あっけない。
「これは、頼んじゃったほうが早いな。」と思った。
それで午後から特許事務所に行く用事にも大野さんを連れて行くことにした。

 

 

この会社は少なからず特許、実用新案、意匠登録、商標登録などを持っている。
ケミカルや機械の新しいアイデアは、私が思いついて、
ケミカルならば社内の研究所が具体的にしてから、
機械ならば、原理をとりあえず特許申請し、
機械メーカーと秘密保持契約を結んで具体的な形にしていく。

 

この会社、本当に独自性の固まりみたいな会社なのです。

 

特許などに関わる書類は、
2つのダンボールにぎっしりたまっている。
一応、紙のファイルに整理らしくはされているのだが、
ファイル中の書類を調べたりすると、
元のファイルに入れずに適当に戻してしまうことが多く、
(犯人は私である)かなり入り乱れている。

 

特許などは、申請、公開、審査請求、登録とステップがあり、
それぞれに期限があって、うっかりしていると無効になってしまう。
しかし期限などについては契約している大手の特許事務所が管理しているので、
それほど心配ではないが、
問題は、どの特許が登録されているのか、まだ申請中なのか、
あるいは審査の結果、不本意ながら拒絶されているものもあるので、
どれが有効なのか、効力が確定しているのか、よく分からなくなってしまっている。

 

今回も、ある特許の製品が注目されて、
その登録番号を提出しなければならないのに、解らなくなり、
その上、研究所のスタッフが
「あの特許、拒絶されたと思いますよ。」と言うので、びっくり。
大慌てで調べたら、
勘違いでちゃんと登録されていて、効力が確定していた。
(私もそんな大事なことを憶えていない)
一応、ホッとしたのだが、
このままではイカンな。と思って、
特許事務所に、どのように整理をしたらいいか相談に行くことにしたのだ。

 

そこで思いついたのが大野さんを連れて行くこと。

 

特許事務所の人に特許のことについて徹底的に教えてもらって、
関係の書類の整理と管理をやってもらうことにした。
その上で、特許の状況をすぐに把握できるようにしてもらうことにした。

 

特許の書類は、その原稿を自分で書くことが多いので、
どれが何の特許なのかは自分が一番解っている。
だから、これに関わる仕事は自分でやるものとしていたが、
私は書類の整理整頓が大の苦手。
自分でやるべきと思っても、結局、出来ないのだから、
ここは、やってもらうが一番と、決めてしまったのだ。

 

今後の自分の方向が決まったような気がする。
「やってもらう」が、キーワードなのだ。

 

これはいい。

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
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